クレームと手戻りを繰返す,未熟なベテラン層に必須の 設計経験則の再修得講座

適切な設計経験則の再教育によって、手戻り時間と
クレーム対策費の節減に効果が期待出来ます。


講師


伊豫部技術士事務所 所長 伊豫部 将三 氏
技術士(機械部門)
設計力向上委員会代表

【講師紹介】
 富士重工業(株)生産技術部門へ17年間勤務後,1974年(昭和49年)伊豫部技術士事務所を開設,工場生産合理化・IE改善業務,技術開発・製品設計部門・生産技術部門改善等のコンサルタントとして海外企業の指導経験も豊富。現在まで機械・電機製品メーカをはじめ150社以上の技術部門で技術系社員教育や設計業務改善支援に従事し,現在も現役として活躍中。
 主な著書に「組立・ハンドリング自動化実例図集」,「品質機能展開(QFD)表事例集」(新技術開発センター刊),「設計の経験則101」,「設計者の心得と実務101」,「設計のマネジメント101」,「設計の基本仕様51」,「設計の故障解析51」,「設計の凡ミス退治101」,「設計のムダ退治101」など多数。これら著書をテキストとする社員教育とセミナー参加者は3万人を超える。


受講料


43,000円(消費税込)
(テキストおよび昼食を含みます。)


受講のおすすめ


 あなたの職場では,一定年数の経験を持っているにもかかわらず,ときおりクレームと手戻りを繰り返す「未熟なベテラン」に困っていませんか? 多くの企業で,このような未熟なベテランがベテラン層のおよそ30%を占め,クレームなどによる手戻りの53%がベテラン層に因るもので,そのうち60%以上は未熟なベテラン層に因って発生しています。
 手戻りの時間比率は,DRと検図による出図前の手戻りが24%,出図後の製造クレームによる手戻りが23%,出荷前立会い時のクレームによる手戻りが8%,出荷後の市場クレームによる手戻りが45%を占める現実と実態があります。市場・客先クレームによるクレーム対策費は,各社売上げの2%超,同時に出図後の製造仕損費用も売上げの1%を超え,原因はいずれも設計の不備に因るものが70%を占めています。機械・電機関連製品では,振動・衝撃劣化,疲労劣化,腐食劣化,摩擦・摩耗劣化,揺動・ねじり劣化,熱衝撃劣化の6項目が部品不具合原因の80%にのぼり,これらは着手時の達成すべき設計目標仕様数値(構成する使用部品の要求設計条件に対する目標寿命値と寿命経過後の目標信頼度値)の設定不備が原因です。また,検証実施による性能確認欠如が主な原因となっており,行うべき事がきちんと行われなかった結果として手戻りが発生していることになります。
 なぜ担当者として,本来行うべき事前検証が,キチンと行われなかったのか? 入社時の教育で受けた技術基礎知識の多くを,時間の経過と共に忘れてしまい,繰り返しの再教育も行なわれなかった結果です。未熟なベテラン層によって繰り返し発生するクレームと手戻りを確実に減らすには,技術基礎知識のオーバーホールとして,5年程度を目安に再教育の実施する必要があります。
 本セミナーで紹介する研修によって,仮に未熟なベテラン層のクレームと手戻りを30%以下にまで減少できれば(対象者が残業を含め年二千時間勤務の場合)1人当り年635時間(3・8ケ月分)相当の節約となり,手戻り時間の節減効果は,同時に管理者層,リーダー層,多くのベテラン層,新人層,協力者層にも影響し,そのままクレーム対策費と製造仕損費の節減にも繋がり,売上への波及効果も期待出来ます。 本セミナーでは,具体的な101のケーススタデイで未熟なベテラン層への技術基礎知識となる設計経験則の再教育について紹介します。
 担当設計者の経験則再修得・再教育が必要とお考えの方には,ご参加を強くおすすめいたします。

【セミナーのポイント】
・設計管理面から前向きのクレーム未然予防取組み法
・設計クレーム未然予防対策としての設計取組みのあり方・考え方
・クレーム未然予防に必要な技術基礎教育としての経験則知識の再修得法
・経験則再修得の上手な進め方・急所とポイント
・設計トラブル・クレーム事例と経験則による対処法
・設計経験則としての101のケーススダデイ 他


セミナープログラム


1・クレーム未然予防対策としての設計経験則再修得テーマ
 ※ 101事例の経験則をご紹介(下記は一部)
1 10度C温度上昇寿命半減則
2 嵌め合い隙間1/5000最適則
3 機械的性質向上調質有効則
4 硬さ向上C増加有効則
5 機械的性質焼き戻し温度支配則
6 硬さ対疲れの比18則
7 引っ張り対比45則
8 焼き入れ度合い対降伏比逆比則
9 疲れ強さ最大HRC45則
10 高温時機械的性質温度影響則
11 切り欠き0・5mm疲れ半減則
12 低温時引っ張り強さ増加則
13 切り欠き部材の焼き戻し温度と疲れ関連則
14 結晶粒対疲れ強さ(疲労限)逆比則
15 耐疲労表面仕上げ有効則
16 腐食下の疲れ無抵抗則
17 耐衝撃確保C0・7以上回避則
18 焼き入れ度対衝撃比例則
19 ―60度C耐衝撃無抵抗則
20 中圧・中速接触時の耐摩耗C0・9選択則
21 高圧・低速接触時の耐摩耗C0・9回避則
22 切り欠き靱性合金元素影響則
23 低温時の耐衝撃確保ステンレス有効則
24 耐食性確保ステンレス有効則
25 ステンレスの降伏比向上加工度有効則
26 Al材の疲れ強さ(疲労限)材種無関係則
27 黄銅の機械的性質加工率影響則
28 Al青銅の機械的性質Al%影響則
29 鋼板の限界絞り比2以下確保則
30 プレス打ち抜き剪断抗張力確保則
31 抜き穴・外形精度クリアランス影響則
32 箱曲げ角隅割止め穴必然則
33 板材曲げ加工時の反り必然則
34 抜き穴間隔最小2倍則
35 V曲げ時の精度確保コイニング選択則
36 V曲げ時の伸び代曲げ角度影響則
37 シャー剪断時の直角度シャー角支配則
38 打ち抜き品の穴抜きばり逆向き則
39 絞り品の表面積ブランク面積同一則
40 加工時硬化材種毎のn値(加工硬化係数)支配則
41 絞り品の置き割れ残留応力影響則
42 Al管の最小曲げ半径肉厚比例則
43 絞り型空気抜き必然則
44 プレス時の安全確保無人化必然則
45 十字隅肉溶接強度70%則
46 突き合わせ継ぎ手開先1/2確保則
47 溶接熱影響部衝撃低下則
48 溶接熱影響部引っ張り強さ向上則
49 溶接割れ防止予熱と応力除去焼鈍必然則
50 溶接熱影響回避則

2・質疑とコンサルテーション