タッチパネル・ディスプレイに求められる防眩・反射防止フィルムの開発動向・評価と各種応用・今後の展望

表示装置の視認性向上を図るための表面反射と
内面反射防止技術の動向について紹介!


ディスプレイの部材の中でも数多く使用される
表面向けフィルムに必要とされる機能について紹介!


講師


第1部 技術コンサルタント 岡田 豊和 氏
【著作】
「偏光板と友達になろう」(自費出版、完売)

第2部 (株)ダイセル 研究開発本部 コーポレート研究センター
 主席研究員 博士(工学) 林 正樹 氏


第3部 ダイキン工業(株) 化学事業部 表面機能材推進部 荒木 孝之 氏


受講料


【1名の場合】43,200円(税込、テキスト費用を含む)
【2名の場合】54,000円(税込、テキスト費用を含む)
【3名以上の場合は一名につき、10,800円加算】(税込、テキスト費用を含む)


プログラム


第1部 反射防止用途を中心とした光学フィルムの技術動向
【12:30-13:45】
講師: 技術コンサルタント 岡田 豊和 氏


【講演主旨】
 表示装置の視認性向上を図るための表面反射と内面反射防止技術の動向と、それを達成するためのナノ技術から得られる光学フィルムの例と屋外表示装置としての反射型LCDへの可能性を紹介する。

【キーワード】
 1. 表面反射と内面反射防止技術
 2. モスアイ構造、ナノ技術、ナノインプリント技術
 3. 広帯域 円偏光板、反射型LCD

【プログラム】
1.反射と反射防止に関わる光の特性
 1-1 光のさまざまな特性
 1-2 反射光の種類とその防止技術
 1-3 表示装置の視認性向上としての反射防止

2.表面反射防止技術
 2-1 光の散乱による防止技術
 2-2 光の干渉による防止技術
 2-3 光の散乱と干渉の複合化による防止技術
 2-4 自然に学ぶ新技術「モスアイ構造」

3.モスアイ構造を形成するナノ技術から派生する新しい光学フィルムの例

4.内面反射光防止技術
 4-1 円偏光板による反射防止の原理
 4-2 内面反射対策が必須の表示装置
 4-3 円偏光の種類とその特性
 4-4 広帯域円偏光板
 4-5 1/4λ板の性能向上
 4-6 1/4λ板の製造方法の進展

5.屋外表示装置としての反射型表示装置
 5-1 反射型LCDにおける光の損失
 5-2 円偏光板を用いた反射型カラーLCD
 5-3 反射型カラーLCDに必須の材料
 5-4 新しい反射型表示装置の可能性

6.まとめ

【質疑応答 名刺交換】



第2部 タッチパネル・ディスプレイに要求される表面フィルムの特徴と適用事例
【13:55-15:10】
講師: (株)ダイセル 林 正樹 氏


【講演趣旨】
 液晶テレビの登場に始まる表示機器の高性能化は、近年ではスマートフォンに代表されるモバイル機器の隆盛と共に、過熱の一途をたどっている。一例を挙げると、画質の向上は、精細感に限って言えば、既に人の認識を超えたレベルに至っている。人に寄り添い、使い勝手を高めてきたタッチパネル機器においては、認識可能かどうかはさておき、精細度が端末の高級感を誇示する象徴であったり、デザイン性の向上や、使用場所の拡充による新たな使用感の提案であったりなど、次世代に向けた価値の創出が始まっており、必然的に使用部材にも革新性が求められている。
 本講演では、特に部材の中でも数多く使用される、表面向けフィルムに必要とされる機能について紹介する。

【キーワード】
 1.防眩
 2.ぎらつき
 3.ペン入力
 4.指すべり
 5.フレキシブル
 6.有機EL
 7.micro LED

【プログラム】
1.ディスプレイの高機能化と拡大するディスプレイ市場

2.ディスプレイの視認性向上に貢献する表面フィルム
 2-1 防眩フィルム
  2-1-1 防眩フィルムの特徴
  2-1-2 ギラツキとは     
  2-1-3 ギラツキ発生のメカニズム
  2-1-4 ギラツキの定量化
  2-1-5 ギラツキの抑制手法
 2-2 反射防止フィルム
  2-2-1 低反射フィルムの特徴・原理
  2-2-2 車載市場への展開
  2-2-3 サイネージ市場への展開

3.タッチパネル・ディスプレイの使用感向上に貢献する表面フィルム
 3-1 指すべり性の向上
  3-1-1 指すべり性に貢献する表面構造設計
  3-1-2 アフター市場への展開
 3-2 タッチペン使用時の書き心地の改善
  3-2-1 鉛筆×紙の書き味再現に貢献する凹凸設計
  3-2-2 教育市場への展開

4.表面向け機能フィルムの高性能化と今後の展開
 4-1 ディスプレイの曲面化
  4-1-1 フレキシブルフィルム
  4-1-2 成形用フィルムへの要請
 4-2 市場が要求する機能フィルムへのアプローチ

【質疑応答 名刺交換】



第3部 フッ素材料を用いた反射防止フィルムの光学的優位性
【15:20-16:35】
講師: ダイキン工業(株) 荒木 孝之 氏


【講演趣旨】
 フッ素材料は透明性が高く、低屈折率といった、他材料にない光学的性質を持っており反射防止用途に有用です。その一方で従来のフッ素材料は「溶剤溶解性が低い」、「基材密着性が低い」「硬度が低い」といった反射防止フィルムとしては不利な性質も持っており課題になっています。反射防止フィルム用として、課題を改善したフッ素ポリマーの開発経緯と反射防止フィルムへの適応方法について説明する。さらに加えて、表面への防汚性(指紋付着防止)の付与手法について紹介する。

【キーワード】
 1. 低屈折率ポリマー
 2. 反射防止用フッ素ポリマー
 3. UV硬化型フッ素ポリマー

【プログラム】
1. はじめに
 1-1 フッ素化合物の特徴
 1-2 フッ素化学製品のご紹介

2.フッ素ポリマーの光学的性質
 2-1 光学的性質と用途例
 2-2 透明性
 2-3 低屈折率性

3.反射防止用フッ素ポリマーの開発
 3-1 反射防止用途の狙いとコンセプト
 3-2 反射防止用ポリマーの合成とその特性
 3-3 UV硬化性フッ素ポリマーの特性
 3-4 硬化特性と硬度

4.反射防止フィルムへの適用
 4-1 表面機能の目標、光学設計
 4-2 フォーミレーション手法例
 4-3 反射防止フィルム加工例

5.表面防汚性の付与
 5-1  指紋付着防止機能と防汚剤のご紹介
 5-2  ハードコート表面、反射防止表面への適用例

6.まとめ

【質疑応答 名刺交換】