<薬機法改正・PV担当者に求められる最新スキル>RMP(リスク管理計画)・リスク最小化活動の適時適切な検証・更新とRWD活用スキル
~RMPを適時適切に更新するための科学的アプローチの習得~
>> 薬機法にリスク管理計画(RMP)が明記され、より科学合理的なPV活動が求められる。
>> リスク最小化活動も“やりっぱなし”ではなく、常に検証を行い、
よりよい活動計画に更新していくことが必要となる。
▶PV担当者も時代に合わせたスキルのアップデイトが求められています。
▶RMPを適時適切に更新するためには、ますますRWDの活用スキルが求められます。
▶リスク最小化活動についても適時適切にアップデイトするにはRWDによる検証が欠かせません。
【ポイント】
・薬機法の改正:RMPの掲載、適時の情報更新、再審査後のPV
・電子添文へのRWD分析結果の掲載
・薬剤因果性に関する臨床推論スキル要求+疫学推論スキル要求
・リスク最小化活動の成果検証と時系列分析スキルの要求
・都度のRMP・添付文書アップデイトと双方向コミュニケーション要求
・過去と類似の事例がいま起きたら~最適なPV活動のケーススタディを考える
・短所・欠点・限界を踏まえたRWDの適切利用
開催日時
【Live配信受講】2025年12月18日(木) 10:30~16:30
【アーカイブ配信】2026年1月8日(木) まで受付(配信期間:1/8~1/22)
Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
オンライン講習特有の回線トラブルや聞き逃し、振り返り学習にぜひ活用ください。
セミナー趣旨
リスク最小化活動も“やりっぱなし”ではなく、常に検証を行い、よりよい活動計画に更新していかなければなりません。他方、生成AIの進歩はプログラムのスキルが無い人であってもRWDを利用できる環境を提供します。解析担当者に頼るだけではなくPV担当者も時代に合わせたスキルのアップデイトが求められています。
◆講習会のねらい◆
RMPを適時適切に更新するためには今後ますますRWDの活用スキルが求められることでしょう。旧来の個別副作用担当者の所有するスキルでは副作用のうち、発がん性や心毒性といったリスクの因果性を一例単位で正しく判定することは不可能だからです。加えてリスク最小化活動についても適時適切にアップデイトするにはRWDによる検証が欠かせません。
PV領域において発生する懸念は緊急性を要することが多く前向きの研究開始を待てないためRWDの利用が第一選択となります。本講演ではRMPの適切な適時の更新に際して過去の事例を参考に、もし類似の事案が発生した場合にはどういった対処が必要なのかを考えながらデータサイエンスのスキル獲得を目指します。
セミナープログラム
1) 薬機法の改正:RMPの掲載、適時の情報更新、再審査後のPV
2) 医療法の改正(予定):RMP活用促進
3) ICH M14のステップ更新:国際整合としてのRWD活用
4) “ディシジョンツリー”改訂:一律の使用成績調査発売同時開始の見直し
5) 電子添文へのRWD分析結果の掲載
6) 事務連絡としてのPV領域でのRWD活用
7) 「あり方検討会」と厚生労働省科学研究の結果報告
8) 薬害再発防止の最終提言
2. PV活動におけるスキル要求の変化を見据える
1) 一律の使用成績調査実施の終焉がもたらすもの
2) 薬剤因果性に関する臨床推論スキル要求+疫学推論スキル要求
3) リスク最小化活動の成果検証と時系列分析スキルの要求
4) 都度のRMP・添付文書アップデイトと双方向コミュニケーション要求
5) 責任所在の明確化と責任者に求められる研究デザインスキル要求
6) 非プログラマーに対する生成AIを使った分析活動要求
3. 過去と類似の事例がいま起きたら~最適なPV活動のケーススタディを考える~
1) 特異な患者群に対する投与禁忌レベルの懸念
2) ゲフィチニブと間質性肺炎:当初の想定よりもリスクが大きいという懸念
3) オセルタミビルと異常行動:発売当初には予期していなかった懸念
4) ソリブジンと5-FU:併用によるリスク増への懸念
5) ピオグリタゾンと発がん性:長期イベントに対する因果性判断の困難性
6) サリドマイドと催奇形性:産まれてくる子供へのリスク増と対処の困難性
7) キノホルムとスモン:医薬品が原因であるかすら不明なイベントの因果性
8) コロナワクチンと心筋炎:1万例に1人しか発生しない副作用のリスク判定
4. 短所・欠点・限界を踏まえたRWDの適切利用
1) 個人情報の保護と規制遵守
2) 目的不整合な利用がもたらす前処理の煩雑さ
3) レセプト病名の信頼性の低さ
4) 適応の交絡への対処
5) 観察バイアス
6) リードタイム・レングス・イモータルタイムのバイアス
7) 服薬コンプライアンス
8) 「担当製品のせいではない」と思いたい、日常性バイアス・確証バイアス
5. PV活動の理想郷を目指して
1) 発売当初のRMP策定とPV体制:調査責は研究デザインスキルが十分か
2) 直後調査の合理性:即時対応と行政とのコミュニケーションの重要性
3) 副作用報告対応:集積から生じるシグナルの対処と生成AIの活用
4) 因果性不明事案の対処:適切な薬剤疫学研究のデザイン策定スキル
5) リスク最小化活動:成果検証としてのRMP活用と活動のアップデイト
6) 患者ファーストの視点:医療者がとらえきれない副作用懸念への対処考
7) ウェアラブル・PHRが利用される未来のPV活動への基礎固め
8) 中立性・透明性・責任所在~どこまでを企業の責務・企業活動とするのか~
□質疑応答□
セミナー講師
【中外製薬(株) にて薬剤疫学 プロフェッショナルとして勤務】
<ご略歴>
1991.04.日本ロシュ株式会社(現:中外製薬) 入社
以降、一貫して安全性部門にて生物統計、データマネジメント業務に従事
2002.10. 戦略的アライアンスにより中外製薬株式会社勤務となる
2011.01. 疫学グループ新設に伴い異動
2017.04. 安全性リアルワールドデータサイエンス部の新設に伴い異動、現職
<ご専門>
薬剤疫学、生物統計学、データマネジメント、データサイエンス
<その他 所属・役職>
日本薬剤疫学会 理事・評議員
日本臨床疫学会 上席専門家(フェロー)
日薬連 安全対策ワーキンググループリーダー(薬剤疫学・医療DB活用促進)
製薬協 医薬品評価部会 医療情報DB活用促進タスクフォースリーダー
【Webページ】エピデンスベイスド ~エビデンスに疫学(エピデミオロジー)の英知を
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