動作原理や構成要素といった基礎から電池内部の構造・物質輸送特性の数値解析まで
受講可能な形式:【Live配信】のみ
日時
2025年11月21日(金) 13:00~16:30
セミナー趣旨
このような状況を踏まえ、本セミナーでは、燃料電池の中でも特に既に市場に展開されている固体高分子形燃料電池に論点を絞り、この基本原理や構成要素、現在の問題点や数値解析技術を紹介する。今後の家庭用燃料電池や燃料電池自動車に関連した研究開発に携わる技術者にとって、今後の設計や解析手法が理解できるセミナーにすることを目標としている。
受講対象・レベル
大学の講義で学ぶ流体力学・熱力学・電気化学の知識をある程度有する方
習得できる知識
・燃料電池(特に固体高分子形燃料電池)についての学術的基礎知識
・燃料電池の動作原理
・燃料電池の技術課題
・燃料電池の解析技術(分子シミュレーション技術)
セミナープログラム
1.1 燃料電池の概要
1.1.1 燃料電池とは
1.1.2 燃料電池の起電力発生原理
1.1.3 燃料電池の歴史
1.1.4 燃料電池の種類と応用
1.2 燃料電池の熱力学および電気化学
1.2.1 エンタルピーとGibbsの自由エネルギー
1.2.2 燃料電池の起電力および効率
1.2.3 触媒
1.2.4 電極反応
1.2.5 電極反応速度による損失要因と発電効率
1.3 固体高分子形燃料電池のシステム
1.3.1 固体高分子形燃料電池の特徴
1.3.2 固体高分子形燃料電池のセル構造
1.3.3 ガス拡散層・撥水層
1.3.4 触媒層
1.3.5 高分子電解質膜
1.3.6 水管理、シールおよび冷却
2.固体高分子形燃料電池の数値解析技術
2.1 分子動力学法の基礎
2.1.1 燃料電池におけるナノスケール数値解析の重要性
2.1.2 分子動力学法の考え方
2.1.3 分子間ポテンシャル
2.1.4 境界条件
2.1.5 分子動力学法から得られる物理量
2.2 燃料電池内部の構造・物質輸送特性の数値解析
2.2.1 構造特性と物質輸送特性の相関
2.2.2 高分子電解質膜
2.2.3 触媒層
2.2.4 触媒層形成プロセス
□ 質疑応答 □
セミナー講師
分子流体工学、特に固体高分子形燃料電池内部の流動現象解析
1998年3月、東京大学大学院工学系研究科機械工学専攻博士課程修了。1年の博士研究員を経て、1999年4月、東北大学流体科学研究所助手に就任。2003年4月、同研究所講師に昇任。2005年12月、同研究所助教授に昇任。2017年4月、同研究所教授に就任。主な研究テーマとして、燃料電池内部の反応物質輸送特性と材料特性の相関についてスーパーコンピュータを用いた大規模分子シミュレーションにより解析を行っている。これまで10年以上にわたり固体高分子形燃料電池開発のNEDOプロジェクトに従事。
セミナー受講料
49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 )
定価:本体45,000円+税4,500円
E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円
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1名申込み: 受講料 37,400円(E-Mail案内登録価格 37,840円)
定価:本体36,000円+税3,600円
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受講について
受講方法・接続確認はこちら(申込み前に必ずご確認ください)
<配布資料>
PDFテキスト(印刷可・複製不可)
※開催2日前を目安にマイページよりダウンロード可となります。
※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。
受講料
49,500円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
13:00 ~
受講料
49,500円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込
開催場所
全国
主催者
キーワード
電気化学 地球温暖化対策技術 CAE/シミュレーション
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キーワード
電気化学 地球温暖化対策技術 CAE/シミュレーション関連セミナー
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締切間近
2025/11/20(木)
13:30 ~ 15:30東芝エネルギーシステムズ(株):固体酸化物燃料電池・高温水蒸気電解セル技術の最前線
JPIカンファレンススクエア 東京都港区南麻布5-2-32 興和広尾ビル
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