
セミナー趣旨
カーボンニュートラル社会実現に向け、水素の占める役割は重要である。本講演では、水素を高効率に利用および製造する技術として、固体酸化物形の燃料電池および電解セルに関する、研究開発動向と社会実装に向けた動き、今後の展望について詳説する。
セミナープログラム
1. カーボンニュートラル社会と水素技術
(1) 日本における水素関連技術を取り巻く環境
(2) 世界の水素需要
(3) 国内外の市場動向
2. 固体酸化物燃料電池(SOFC)による高効率発電
(1) SOFCの作動原理と特徴
(2) SOFC社会実装
(3) 普及拡大に向けた動き
3. 高温水蒸気電解(SOEC)技術による水素の高効率製造
(1) SOECの作動原理
(2) 世界の研究開発状況
(3) 東芝における研究開発状況
(4) 技術展開
4. 今後の展望
5. 関連質疑応答
6. 名刺交換・交流会
セミナー講師
東芝エネルギーシステムズ株式会社
エネルギーシステム技術開発センター 化学技術開発部 カーボンキャプチャー&リサイクルグループ
エキスパート
長田 憲和 氏
2007年3月に山梨大学大学院博士課程を修了。博士論文のテーマは「固体酸化物電解セルを用いた水素の高効率製造」。専門は電気化学と無機材料化学。
2007年4月、株式会社東芝、研究開発センターに入社。固体酸化物燃料電池/固体酸化物電解セル用高性能電極材料、LIB用高容量電極、高感度センサーデバイスなどの研究開発に従事した。
2016年4月より、東芝の電力・社会システム技術開発センターに所属し、SOECの研究開発に従事。2018年、東芝グループの組織変更に伴い、東芝エネルギーシステム&ソリューションズ株式会社、エネルギーシステム技術開発センターに所属変更。その間、NEDOプロジェクトを含め、東芝のSOEC技術開発をリードし、現在に至る。
セミナー受講料
1名:37,670円(税込) 2名以降:32,670円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
※地方公共団体ご所属の方は、2名まで11,000円(税込)
但し、会場受講またはライブ配信受講限定。2名様の受講形態は同一でお願いいたします。
※システムの仕様上、お申込み画面では通常料金が表示されます。割引適用後の受講料は、ご請求書にてご確認ください。
受講について
【会場またはライブ配信受講】
ライブ配信受講の方は、お申し込み時にご登録いただいたメールアドレスへ、Zoomでの視聴用URLとID・パスワードを開催前日までにお送りいたします。
【アーカイブ配信受講】
<1>セミナー終了3営業日後から2週間何度でも、アーカイブをご視聴いただけます。
<2>収録動画配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りいたします。
<3>質疑応答は原則として収録録画からカットされますが、ご視聴後のご質問など、講師とのお取次ぎを
させていただきます。
受講料
37,670円(税込)/人
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
静電選別とは?リサイクルの切り札となる仕組み・原理を徹底解説
【目次】 現代社会が抱える深刻な課題の一つに、資源の枯渇と大量廃棄の問題があります。私たちの生活を豊かにする製品は、役目を終えると膨... -
地中熱とは?知られざる再生可能エネルギー「地中熱」の可能性を解説
【目次】 再生可能エネルギーと聞いて、太陽光や風力を思い浮かべる方は多いでしょう。しかし、私たちの足元、大地にもクリーンで安定したエ... -
アンモニア発電とは?CO2排出削減の切り札、次世代燃料の仕組みや課題を解説
【目次】 地球温暖化対策が喫緊の課題となる中、温室効果ガスの排出量削減は世界共通の目標です。特に発電分野におけるCO2排出量の多さは... -
グリーン水素とは?なぜグリーン水素が注目されるのか、知っておきたいグリーン水素のすべて
【目次】 地球温暖化の進行と化石燃料への依存からの脱却は、現代社会が直面する最も喫緊の課題の一つです。世界各国が持続可能な社会の実現...