
カーボンニュートラルに向けた脱炭素の取り組みとして注目されているバイオリファイナリー
微生物の代謝工学・合成生物学を用いて、CO2からエタノールなどの化学品を合成するバイオリファイナリーの基礎を解説!
さらに、水素・メタンといったバイオガス生成や代替タンパク質生産についてもわかりやすく紹介!
※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:12/8~12/22(何度でも受講可能)】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
バイオリファイナリーとは、いわゆる石油化学からなる「オイルリファイナリー」に対する対義語になります。すなわち、動植物などから生まれた再生可能資源であるバイオマスを原料として、石油由来の基幹化合物をバイオ変換によって製造するものであり、地球温暖化による影響が危惧される今日、持続可能な社会を実現するための技術として注目されています。現在、世界各国でカーボンニュートラルに向けた脱炭素の取り組みが急速に進展しており、地球環境への負荷がより少ないバイオリファイナリーへの転換が注目され、世界的に市場規模が拡大しています。
本セミナーでは、脱炭素社会の実現に向けたバイオ変換技術として、微生物の代謝工学や合成生物学を駆使することで、CO2から直接、エタノールを合成するなどのバイオリファイナリー研究の基礎について解説します。またこれらの化学品に加えて、水素やメタンなどのバイオガス生成や代替タンパク質生産などについて分かりやすく解説します。
受講対象・レベル
バイオリファイナリーに関心のある方々
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
最先端のバイオリファイナリー関連技術の基礎知識が習得できます。また、産業廃棄物処理業や農業法人など、未利用バイオマスからのバイオ燃料生産など高付加価値なグリーンケミカル製造技術が理解できます。
セミナープログラム
1.カーボンニュートラルとバイオマス原料について
1-1 カーボンニュートラルの基礎
(1)温室効果ガスの種類
(2)カーボンニュートラルと脱炭素
(3)各国におけるカーボンニュートラル取組みの現状
1-2 バイオマス原料とサプライチェーン
(1)動植物
(2)海藻類
(3)微生物
(4)産業廃棄物
2.バイオリファイナリー技術
2-1 エタノール生成
(1)伝統的酒造り
(2)エタノール発酵菌
(3)遺伝子組換えによるエタノール発酵
2-2 その他ガス・アルコール生成
(1)水素・メタン発酵
(2)ABE・IBE発酵菌
(3)アセトン・IPA生成
(4)SAF製造技術
3.バイオものづくり
3-1 F-REIプロジェクトの紹介
(1)F-REIとは
(2)ネガティブエミッションとLCA
(3)資源作物ソルガム
(4)グリーンケミカル製造
3-2 代替タンパク質の紹介
(1)畜産業・水産業の現状
(2)動物性タンパク質の環境負荷
(3)代替タンパク質の可能性
【質疑応答】
キーワード:
バイオリファイナリー,バイオマス,脱炭素,微生物,エタノール,セミナー,講演,研修
セミナー講師
東北大学 グリーン未来創造機構 グリーンクロステック研究センター 教授
三重大学 名誉教授 博士(学術) 田丸 浩 氏
【ご専門】
生物工学、生化学・分子生物学
セミナー受講料
49,500円(税込、資料付)
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受講について
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- 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。
受講料
49,500円(税込)/人
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2025/11/19(水)
12:30 ~ 16:30
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