
DAC/BECの実用化はどこまで来ているか
開催日時 2025年03月18日(火) 13:30 - 16:00
セミナー趣旨
DACCSに代表されるネガティブエミッション技術(NETs)は、排出が避けられないGHG(ハードツーアベード)分を相殺するCDR(CO2除去)として2050年カーボンニュートラル達成には必須である。現在、世界では多くのNETs技術開発プロジェクトが立ち上がり、その中で欧米では100万t/年規模のDACがCDRクレジット等を背景に実装されつつある。
本講演では、NETs(とりわけDAC/BEC)の脱炭素におけるポジションを確認し、その要素技術および事業サプライチェーンの最新動向を俯瞰する。また安定供給、経済性、環境性を確保するための持続可能性(Sustainability)のポテンシャルと課題についても詳しく述べる。
セミナープログラム
1. 脱炭素社会に向けたCDRの潮流
(1) DAC/BECなどのNETsが要求される背景
(2) NETsによる脱炭素シナリオとポテンシャル
(3) 政策・制度・規格
2. CDR/NETsの開発・実用化動向
(1) CDR/NETs技術の内容
(2) DAC技術の詳細と動向
(3) BEC他NETs技術の概要
3. CDR事業サプライチェーンの持続可能性
(1) 炭素強度と持続可能性
(2) NETsによるCDR事業の経済性
4. 国内外のDACCS/BECCS等プロジェクト
5. 今後の展開
セミナー講師
千代田化工建設株式会社
フロンティアビジネス本部
テクニカルアドバイザー
細野 恭生 氏
1978年 東京工業大学化学環境工学専攻修士課程修了
1978年 千代田化工建設株式会社入社
1982年~1984年 社費留学(Stanford大学大学院Chem. Eng. Dept. )
1981年~1999年 各種プロセス開発/設計プロジェクト実務遂行
2012年~2015年 プロジェクト開発事業本部 執行役員
2015年~2019年 プロジェクト開発事業本部 参与
2019年~現在 フロンティアビジネス本部 テクニカルアドバイザー
セミナー受講料
1名:35,380円(税込)2名以降:30,380円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。
<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。
受講料
35,380円(税込)/人
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