《錠剤製造のポイントを凝縮》 造粒・打錠・コーティング技術の基礎とスケールアップ/トラブル対策

~製剤製造分類システム(MCS)を活用した適切な製造工程の進め方~
~粉砕からコーティング工程における単位操作の基礎とトラブルシューティング~

受講可能な形式:【会場受講】or【Live配信】or【アーカイブ配信】

日時

【会場受講】 2025年11月27日(木)  10:30~16:30
【Live配信受講】 2025年11月27日(木)  10:30~16:30
【アーカイブ配信】 2025年12月11日(木)まで受付 ■配信期間:12/11~12/24

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    セミナー趣旨

    錠剤製造において必要不可欠な、粉砕、ふるい分け、混合、造粒、乾燥、整粒、滑沢剤混合、打錠およびコーティング。
    各工程における製造の基礎知識、スケールアップの進め方、トラブル対策について一日で学べます!
      初めに、各種造粒法における顆粒特性の比較、粉砕の目的と粉砕例、混合粉体の偏析とその防止対策、成分の改質についてご解説致します。
    ・「造粒」について、撹拌造粒・流動層造粒・乾式造粒等、各メカニズムと造粒事例、撹拌造粒および流動層造粒のスケールアップについて説明します。
    ・「打錠」では、各種造粒法と錠剤物性、粉体の圧縮メカニズムと粉体の圧縮成形性評価、打錠障害を起こす各種原因とその改善法、滑沢剤の混合時間と展延状態、スケールアップにおける打錠条件を説明します。
    ・「コーティング」については、コーティングのメカニズム、糖衣コーティングとフィルムコーティングの相違、フィルムコーティングの事例、カプセル剤の概要とフィルムコーティングのスケールアップについてもご解説します。

     錠剤は携帯性に優れ、容易に一定量の薬物を服用できることから有用な剤形である。錠剤の製造は、一般に原料の粉砕、ふるい分け、混合、造粒、乾燥、整粒、滑沢剤混合、打錠およびコーティングの各工程からなる。
    最近、錠剤の製造方法を原薬の特性に基づいて、適切な製法を選択するための考え方に基づいた製造方法の分類システム(MCS)の活用が進められている。
     本講演では、錠剤製造における各工程の基礎とスケールアップ・トラブル対策について解説する。
    はじめに、各種造粒法における顆粒特性の比較、粉砕の目的と粉砕例、混合粉体の偏析とその防止対策、成分の改質(油状成分の改質、潮解性の高い成分の改質)。そして、「造粒」については撹拌造粒・流動層造粒・乾式造粒など、それぞれのメカニズムと造粒事例、撹拌造粒および流動層造粒のスケールアップについて説明する。「打錠」では、各種造粒法と錠剤物性、粉体の圧縮メカニズムと粉体の圧縮成形性評価、打錠障害を起こす各種原因とその改善法、滑沢剤の混合時間と展延状態、スケールアップにおける打錠条件(打錠機の回転数の設定)。「コーティング」については、コーティングのメカニズム、糖衣コーティングとフィルムコーティングのプロセスにおける相違、フィルムコーティングの事例、また、カプセル剤(ハード・ソフト)の概要とサプリメントへの応用(ソフト)、フィルムコーティングのスケールアップについても触れる。

    習得できる知識

     ・粉砕からコーティング工程における単位操作の基礎とトラブル対応に関する知識
    ・適正な打錠用顆粒の製造法に関する技術
    ・錠剤の打錠障害を克服する技術
    ・硬カプセル剤の製剤化のポイント
    ・造粒,打錠,コーティングに関する効率的なスケールアップの進め方に関する技術

    セミナープログラム

    1.造粒製造技術の基礎とスケールアップ・トラブル対策
    1-1  造粒の定義と代表的な造粒方法
    1-2  各造粒法とその顆粒特性(流動層造粒、高速撹拌造粒、乾式造粒など)
    1-3  粉砕工程(粉砕のメカニズム、被粉砕物の物性と粉砕方法、原料粉砕例など)
    1-4  ふる分け工程(ふるい分け装置の選定、効率的な操作条件など)
    1-5  混合工程(混合のメカニズム、混合の均一化と混合粉体の偏析など)
    1-6  潮解性の高い成分および油状成分の改質        
    1-7  湿式造粒における適正な結合液添加量(最適造粒液・固比とPL値)
    1-8  微粒子含量と安息角(44μm以下の微粒子含量と安息角)
    1-9  攪拌造粒、流動層造粒、それぞれのメカニズムと造粒事例
    1-10  複合型造粒装置(攪拌転動流動造粒):単位操作の可否(混合、造粒、乾燥、コーティングなど)と顆粒特性
    1-11  乾式造粒のメカニズムと事例(添加剤としてコメデンプン、結晶セルロースなどを用いた)
    1-12  乾燥工程(乾燥過程のメカニズムと乾燥むら防止)
    1-13  整粒工程[整粒条件(羽根回転数、スクリーン目開きなど)による顆粒特性への影響]
    1-14  攪拌造粒・流動層造粒におけるスケールアップとスケールアップでの問題点およびその改善策
     
    2.打錠製造技術の基礎とスケールアップ・トラブル対策
    2-1  医薬品として要望される品質(含量均一性、溶出性、安定性)
    2-2  製造プロセスと錠剤品質(賦形剤の選択、原薬と賦形剤の配合比率など) 
    2-3  医薬品の回収事例からみる品質異変(溶出性の承認規格不適合)とその対応策
    2-4   造粒法 (流動層造粒、多機能型造粒、加熱転動造粒、高速攪拌造粒、乾式造粒法) と錠剤物性
    2-5  直接打錠法のメリットと直接打錠法で最も重要な要因は?
    2-6  粉体の圧縮メカニズムと粉体の圧縮成形性評価
    2-7  打錠で要求される要素(充填性、結合性、離型性)と要因(粉体側および打錠機側)
    2-8  打錠条件の設定(予圧/本圧比、粉末供給量など)と錠剤の重量変動抑制
    2-9  打錠障害(キャッピング、スティッキングのそれぞれのメカニズムと定量的な評価法)および発生した場合の対応
    2-10 滑沢剤の混合時間と錠剤強度および滑沢剤の混合時間と展延状態は?
    2-11 各種混合機による滑沢剤混合その錠剤硬度
    2-12  内部滑沢と外部滑沢法の比較
    2-13  スケールアップにおける打錠条件(打錠機の回転数の設定)
        
    3.コーティング製造技術の基礎とスケールアップ・トラブル対策
    3-1  コーティングの役割
    3-2  錠剤コーティングにおけるポイント(素錠の特性、コーティングにおける濡れと乾燥の制御、コーティングの均一性)
    3-3  コーティングのメカニズム(粒子に働く力:付着力と分離力)
    3-4  フィルムコーティング基剤
    3-5  コーティング装置(通気乾燥型コーティング装置、攪拌流動層装置など)
    3-6  シュガーコーティング(糖衣錠の概要、トラブルとその改善法)
    3-7  糖衣コーティングとフィルムコーティングのプロセスにおける相違は?
    3-8  フィルムコーティングの事例
    3-9  フィルムコーティングのトラブルの解決策
    3-10  カプセル剤(ハード・ソフト)の概要とそれぞれの充填機について
    3-11  フィルムコーティングのスケールアップ

    ■ 質疑応答 ■
     

    セミナー講師

    秋山錠剤株式会社 品質保証部 製剤開発課 顧問 阪本 光男 氏

    【専門】口腔内速崩壊錠の開発研究
    【主なご経歴】
    エーザイ(株) 製剤研究室に入社、ジェネリックメーカー、一般薬メーカーの製剤研究室室長を経て、現職

    セミナー受講料

    55,000円 ( E-Mail案内登録価格 52,250円 )
     定価:本体50,000円+税5,000円
     E-Mail案内登録価格:本体47,500円+税4,750円
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    医薬品技術   生産工学   リスクマネジメント

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