
粉体プロセスにおけるトラブル事例とその対策のポイント
〜付着、固結・凝集、滞留蓄熱・発火・粉塵爆発、閉塞、リーク、フラッシング、腐食・摩耗、品種切替・自動洗浄〜
☆粉体プロセスで起こるトラブルを、豊富な実例と写真・動画でわかりやすく解説。
現場経験に基づく具体的な対策を紹介し、設備改善やトラブル予防に直結する実践知識を習得できます。
【アーカイブ配信受講:11/14~11/21】での受講もお選びいただけます。
セミナー趣旨
粉体プロセスは粉砕、乾燥、混合、造粒、集塵、輸送、貯蔵など多岐にわたり、そこでは様々なトラブルが発生します。粉体プロセス固有のトラブルについて乾燥設備をメインに発生事例と具体的な解決策について実施例を紹介しながら解説します。基本的には私の所属している会社でのプロセス設計として経験した実例をもとにしており、より解かりやすくするために実験や実装置などの写真や粉体挙動が良くわかる動画、図解を中心に解説します。粉体工学の基礎理論は他講にゆずり、本講では、実際に現場で発生している現象を解説し実際に施工した対策を紹介します。
現在、貴工場、研究所で困られている具体的なトラブルがあれば、その解決のヒントを提供します。
受講対象・レベル
粉体製造プロセスの工場、研究所で製造・技術管理・開発業務にたずさわっている方
必要な予備知識
特に予備知識は必要ありません。基礎から解説いたします。
習得できる知識
・粉体プロセスにおける具体的なトラブル事例を紹介し、それぞれのトラブル事例に対する実際の解決方法を紹介します
・現在、お困りの事象に対して解決のヒントが得られます
セミナープログラム
1.粉体プロセスの基礎
1-1 単位操作
1-2 トラブルの種類
2.付着のトラブルと対策
2-1 乾燥機伝熱面への付着による伝熱阻害
(1) フィードバックシステム
(2) 減圧乾燥の効果
(3) 表面処理は有効か?
2-2 湿粉の分散・供給
(1) 旋回気流の応用
(2) スクリューフィーダー・エアースライダー・電磁フィーダー
2-3 付着異物の製品混入汚染防止
2-4 集塵装置(バグフィルター・ウエットスクラバー)の付着
3.固結・凝集のトラブルと対策
3-1 乾燥・充填・保管工程での固結
3-2 固結解消のポイント
3-3 乾燥機の機種選定(直接加熱型と間接加熱型)
3-4 微粒子スラリー乾燥における凝集
(1) スプレードライヤーVS 媒体流動乾燥機
4.滞留蓄熱・発火・粉塵爆発のトラブルと対策
4-1 異常滞留蓄熱による発火
4-2 粉塵爆発の事故例
4-3 粉塵爆発事故の防止対策
(1) 本質安全設計
(2) アクティブ・パッシブ防爆対策
5.閉塞のトラブルと対策
5-1 ホッパーでの閉塞
5-2 ディスクドライヤー内の閉塞
5-3 流動層乾燥機の閉塞
5-4 空気輸送配管での閉塞
5-5 ロータリーバルブの閉塞
6.リークのトラブルと対策
6-1 回転機器のシャフトシールからの粉漏れ
6-2 最新シャフトシール構造
7.フラッシングのトラブルと対策
7-1 貯蔵サイロにおけるマスフローとファンネルフロー
(1) ホッパードライヤー
7-2 供給機のフラッシングによる不安定供給
7-3 装置内からの粉の飛散
8.腐食・摩耗のトラブルと対策
8-1 耐腐食対策
(1) 耐食材料・耐食コーティング
(2) チムニーデッキ流動層乾燥機
8-2 耐摩耗対策
(1) ディスクドライヤーのハードフェイシング
(2) 表面改質装置のエロージョン摩耗対策
(3) ピンミル衝撃柱の超硬処理
9.品種切替・自動洗浄のトラブルと対策
9-1 FA化とは
9-2 ディスクドライヤーの品種切替と自動洗浄(CIP)
9-3 流動層乾燥機の品種切替と自動洗浄(CIP)
10.まとめ
10-1 乾燥機選定のチェックポイント
10-2 粉の世界
【質疑応答】
キーワード:
粉体,付着,固結,滞留,閉塞,リーク,ハンドリング,対策,セミナー
セミナー講師
(株)奈良機械製作所 執行役員 経営戦略室 高島 久継 氏
(一社)日本粉体工業技術協会 環境エネルギー・流動化分科会 技術アドバイザー
【ご専門】粉体工学、環境エネルギー
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
■ 会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名55,000円(税込)から
・1名49,500円(税込)に割引になります。
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受講料
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