
「事務総合職」育成プログラム2025
〜病院経営を支える事務職員が、激しい環境変化で的確な判断・俊敏な対応をとるための組織変革〜
セミナープログラム
Ⅰ.病院・職場の新しい課題解決に向き合える事務人材育成
中島 雄一(なかしま ゆういち) 氏 13:00~14:00
厳しい経営環境変化の中、新しい課題へ向き合うことが求められている。現場に近い医事は、現場コーディネーターとして、調整力やコラボレーション力など、人事は、「働き方改革」「労働人口減少による人手不足」といった厳しい環境への対応力が求められている。役割外行動(改善活動)によって、ジョブ・パフォーマンス向上につながる協調性、勤勉性、情緒安定性などを育成できるという考えに基づいて、事例を交え紹介する。
1.自己紹介:原価企画・QC的ものの考え方(企業)
2.人的資源管理・個性を活かしたジョブ・パフォーマンスへ(理論)
3.生産性・質向上のための改善活動(医事)
(1)質と効率を向上させるための新人教育体制
(2)「現場を管理する」マネジメント業務育成
4.人事改善活動(人事)
(1)人事パーソンの現状と改善活動
5.経営企画部立ち上げ(経営企画)
(1)経営重要課題への取り組み:アドミニストレータ
(2)経営戦略策定のための幹部研修会
6.質疑応答/名刺交換
Ⅱ.組織の業績向上に向けた目標管理と人材育成
東瀬 多美夫(とうせ たみお) 氏 14:10~15:10
DXによる効率化、省人化、自動化の取り組みは、従来の延長線上ではなく、大胆な取り組みを目標とすべきだ。そのためには、人間がやるべきことを見極める必要がある。限られたリソースにより、提供できる価値を最大化する行為を考えるのだが、各業務を少しずつ効率化し、その結果を積み上げることで、大きな成果を創り出すという考え方が大切といえる。DXをすすめて、いきなり大きな目標を達成するのは無理だからだ。DXを中長期にわたり、みんなで取り組み、未来を切り開いていくこととするには、ビジョンを明確にし、それを組織全員が理解し、浸透させる必要がある。そこには、DXを推進する経営トップの強い意志が必要だ。DXによる新たな価値の創造、新たなサービスの創出のため、高速な試行錯誤を実施し、高速にフィードバックし、高速にアップデートしていく繰り返しだ。pDcA。
1.人口減少、高齢化、少子化、生産年齢の減少
2.働き方を変えることで、人員数減に備えることに、どの職種のどの仕事を
「部分or全体代替化(タスクシフト・シェア、機械化、AIに)」、ICT化、又は組合せて、ガイドさせる、自動化する
3.DXで生産性アップ
4.AI活用の働き方に変える、高速な試行錯誤+高速フィードバック+高速アップデート、この繰り返し
5.DXによる効率化、省人化、自動化を推進、AIによる総合案内・診療案内
・様々な説明・ヘルプデスク等をチャットボットに、人間の仕事を代替化
6.自分の担当業務のDXをどうするか AIエージェントで入力支援、変化対応力の向上、アジリティ向上
7.生成AI活用に向けた課題
8.質疑応答/名刺交換
Ⅲ.事務職から経営マネジメント職へ -変化がもたらす成長の機会-
田﨑 年晃(たさき としあき) 氏 15:20~16:20
済生会熊本病院では、病院事務職を経営マネジメント職へと進化させる取り組みを進めている。医療情報の活用によるデータドリブン経営、DX人材育成プログラム、現場主導の改善活動などを通じて、職員が自ら課題を発見し、経営と医療の質向上に貢献する体制を構築。変化する医療環境に対応し、地域社会に高価値医療を提供するための組織改革と人材育成の重要性を説く。
1.病院事務職の役割変化と経営マネジメント職への進化
2.医療経営におけるデジタル化の戦略的意義
3.医療情報の活用とデータドリブン経営
4.DX人材育成とリスキリングの取り組み
5.現場主導の改善活動
6.組織の使命と人材の価値
7.質疑応答/名刺交換
セミナー講師
公益財団法人大原記念倉敷中央医療機構倉敷中央病院
経営企画部 部長
中島 雄一(なかしま ゆういち) 氏
1985年 九州大学経済学部経済工学科卒業。
同年、株式会社三菱自動車、水島製作所総務部原価管理課配属、
プロダクトコントロール部新商品プロジェクトプロジェクトマネージャー等を経て、
2003年 財団法人倉敷中央病院に入職、同病院 医事 保険総務課長、2004年 副部長を経て、
2006年 医事診療サービス部長、2012年より現職。
一般財団法人竹田健康財団
法人事務局長 兼 DX推進部長
東瀬 多美夫(とうせ たみお) 氏
1986年 入職、医事課配属。以降、人事、企画、病院建替え、経営改善を担当し、現在に至る。
1994年 厚労省国立医療病院管理研究所専攻科修了。現在、事務局長 兼 DX推進部長。
社会福祉法人恩賜財団済生会熊本病院 事務長
田﨑 年晃(たさき としあき) 氏
1997年 済生会熊本病院入職。医事企画室長、企画広報室長、人事室長、地域医療連携室長などを経て、
2020年 医療支援部長、購買部長、集学的がん診療センター事務部長、経営企画部長を兼任。
2021年より現職。公衆衛生学修士。
セミナー受講料
1名につき 33,660円(税込) 同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。
■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。
■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。
※会場又はライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
1名につき、追加料金11,000円(税込)で承ります。
ご希望の場合は備考欄に「アーカイブ配信追加受講希望」と記入ください。
複数名でお申込の際は、アーカイブ配信追加受講者様の各ご芳名を備考欄に
追記をお願い致します。
受講料
33,660円(税込)/人