
≪経営幹部と経営企画・経理財務スタッフの実践力向上を目指して≫コーポレートファイナンスの理解と「企業価値・資本コスト経営」への展開
~基礎的な概念整理から実務への活用まで~
セミナー趣旨
上場企業においては、コーポレートガバナンス改革が進展していることもあり、企業価値に対しての意識が高まりつつあります。実際に、投資家と企業の対話(エンゲージメント)においても、株価や時価総額の向上のために、自社の企業価値と、その構成要素である資本コストを含めた適切な認識と、今後の方針が重要なポイントとなっています。
投資家を中心としたステークホルダーとの対話において、実際の企業価値向上策を示す、また、その前段で企業価値の向上策を取締役会において社外取締役と議論するためにも、コーポレートファイナンスの理解は重要です。そして、企業価値の向上の施策を浸透させるためにコーポレートファイナンスは経理財務スタッフだけではなく、経営企画スタッフ、さらには経営幹部もその概念を包括的に理解する必要があります。
本セミナーでは、経営幹部や経営企画・経理財務スタッフに必要なコーポレートファイナンスの概念を整理するとともに、これらを活用した「企業価値・資本コスト経営」を実施するための近年のトピックスをケーススタディを交えて解説いたします。
受講対象・レベル
取締役・監査役および、コーポレートガバナンスを担当する経営企画・総務・取締役会事務局のご担当者
セミナープログラム
1.企業経営におけるコーポレートファイナンスの重要性
(1)日本におけるコーポレートガバナンスの動向
(2)コーポレートガバナンスが求める企業価値向上
(3)企業価値向上に不可欠なコーポレートファイナンス
2.企業価値経営におけるコーポレートファイナンス
(1)コーポレートファイナンスの基礎的な概念 ~資本コストとは何か~
(2)コーポレートファイナンスを活用した企業価値の算出方法
(3)コーポレートファイナンスの視点からの経営管理
3.企業価値・資本コスト経営の実践(ストラテジック・レビュー)
(1)ストラテジック・レビュー:自社の企業価値試算を踏まえた課題の整理
(2)ケーススタディ
4.企業価値・資本コスト経営の実践(企業価値起点の中期経営計画策定)
(1)時価総額・PBRを意識した中期経営計画の策定方法
(2)ケーススタディ
5.企業価値・資本コスト経営の実践(事業ポートフォリオマネジメント)
(1)企業価値向上における事業ポートフォリオマネジメントの重要性
(2)ケーススタディ
6.企業価値・資本コスト経営の実践(ROIC経営)
(1)ROIC経営とは何か:資本コストとROICの関係
(2)ケーススタディ
7.まとめ
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
株式会社日本総合研究所 リサーチ・コンサルティング部門 理事
山田英司 氏
早稲田大学法学部卒、英国国立ウェールズ大学経営大学院(MBA)、EU Business School(DBA)修了。大手インフラ企業の経営管理、グループ経営管理部門を経て、日本総合研究所に入社。グループ経営、M&Aに関する研究・情報発信活動、および企業へのコンサルティングに従事する 。
主な著書に、「グルーガバナンスの実践と強化」(税務経理協会)、「ボード・サクセッション」、「グループ経営力を高める本社マネジメン ト」(ともに中央経済社)、がある。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
受講料
41,800円(税込)/人