
【共創が拓く新たな価値創出の地平】
〜産業データ連携がもたらす構造変革と競争力強化〜
開催日 2025年 7月 3日(木)
セミナー趣旨
近年、製造業の企業には、環境規制や人権保護、経済安全保障といったグローバルな課題への対応に加え、サプライチェーン全体の最適化、さらには製品ライフサイクル全体を通じた価値向上が求められている。こうした状況を打破するには、企業間のデータ連携が不可欠であり、業界を越えたデータ共有が競争力の源泉としてますます重要になってきている。
本講演では、データ連携に関する国内外の最新動向を踏まえつつ、データ連携がもたらす競争力や価値創出とは何か、その実現に向けて企業はどのような取り組みが必要かについて、日本企業に置かれている状況を踏まえ解説する。
セミナープログラム
1.加速する産業データ連携
データ連携はもはや前提に--産業構造に影響を与える潮流
・企業間データ連携を要する規制の影響
(ESPR(エコデザイン規則)、CBAM(炭素国境調整措置)、CRA(欧州サイバーレジリエンス法)など)
・Catena-XをはじめとするManufacturing-X傘下のデータスペースによる国際連携の加速
・官民一体のプロジェクトの活発化、データ連携のための技術的検討の深化
2.規制対応から価値創出へ
規制対応のその先へ--競争力強化とビジネスモデル革新
・データ連携による競争力強化の動向
・ユースケースから見える製造業の将来像と現在の到達点
・新たな価値とは?価値創出のためのビジネスモデル
3.企業に問われる次の一手
データとともに変わる製造業--企業はいかに進むべきか
・データ連携を前提とした企業の在り方
・日本企業の現状と課題の整理
・データ連携・利活用に向けた推進アプローチ
セミナー講師
株式会社クニエ
製造インダストリー本部 マネージャー
鈴木 裕一郎(すずき ゆういちろう) 氏
事業会社においてプロジェクトエンジニアとして従事した後、2018年クニエに参画。専門分野はプロジェクトマネジメントとIT戦略企画。製造業や官公庁など幅広いクライアント向けに、業務改革に伴うシステム導入支援、IT戦略に係る調査・企画立案・要件定義に従事する。
データ流通による企業価値向上に関する活動として、RRI(ロボット革命・産業IoTイニシアティブ協議会)主催でのウェビナーシリーズ「データ連携基盤と製造業DX」登壇や、日経クロステックの連載「Catena-Xってなに?データスペース5つの疑問」において第1回、第2回、第4回を執筆。
株式会社クニエ
製造インダストリー本部 マネージャー
鶴見 泰輔(つるみ たいすけ) 氏
非鉄金属メーカーにおいて国内外の製錬プラントの操業管理に従事した後、2020年にクニエに入社。製造業や通信業のクライアントに対して、システム導入に伴う業務改革およびユーザー習熟、DXに向けた社内データ流通環境整備の支援に携わる。
日経クロステックの連載「Catena-Xってなに?データスペース5つの疑問」において第3回、第5回を執筆。2025年4月より日刊工業新聞にて「産業データ連携がもたらす未来」を連載中。
セミナー受講料
1名につき 33,880円(税込) 同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
収録時間 1時間38分 テキストデータ(PDF形式)つき
■セミナーオンデマンドについて
<1>お申込み後2営業日以内に、ご登録いただいたメールアドレスへ
Vimeoの視聴用URL・PASSと資料(PDFデータ)をお送り致します。
<2>動画は視聴案内日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。
受講料
33,880円(税込)/人
前に見たセミナー
関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
光インターコネクトが拓く未来、AI時代のデータ爆発を解決するCPO・シリコンフォトニクスとは
【目次】 生成AIの急速な進化や、あらゆるモノがネットに繋がるIoT社会の到来により、世界のデータ量は2年ごとに倍増するとも言われて... -
パーパス経営とは?社員を惹きつけ、顧客を繋ぐパーパス経営をわかりやすく解説
【目次】 現代のビジネス環境は、目まぐるしい変化の渦中にあります。テクノロジーの進化、社会課題の複雑化、そして人々の価値観の多様化は... -
サイバー・フィジカルシステム(CPS)とは?安全で豊かな社会を築く仕組みと脅威・対策を解説
【目次】 現代社会は、インターネットとデジタル技術の進化により、かつてないほど便利で豊かな生活を享受しています。しかし、その一方で、... -
eシール(Electronic seal)とは?メリットや電子署名・タイムスタンプとの違いを解説
【目次】 近年、デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する中、企業間の取引や行政手続きにおいても...