
【オンデマンド配信】リチウムイオン電池のドライプロセスにおける材料と製造技術
●リチウムイオン電池の新たな製造技術として注目される「ドライ電極・ドライプロセス」。
各社で取り組みが進められているものの、まだオープンな情報は少ない状況です。
●本セミナーでは、電極材料とコーティング等の工程技術に強みを持つ2名の講師が、
それぞれドライプロセスの材料と製造技術について、その動向や実際を解説します。
受講可能な形式:【オンデマンド配信】
日時
2025年9月29日(月) 23:59まで申込み受付中/【収録日:2025年6月4日(水)】※映像時間:約3時間
※視聴期間:視聴案内日から10営業日後まで(期間中は何度でも視聴可)
受講対象・レベル
バッテリーの電極製造に携わる技術者・研究者の方など
習得できる知識
LiBドライプロセスの製造方法や従来方式との違いに関する情報
セミナープログラム
昨今、電池業界にいると「ドライプロセス」の話題をよく耳にする。しかし、ネットで調べてもあまり詳しく解説された記事は非常に少ない。そこで、今回はリチウムイオン電池の製造方法であるウエットプロセスとドライプロセスについて材料という切り口から深掘りして解説する。
1.リチウムイオン電池の電極
1.1 LiBは何で出来ているか?
1.2 現行LiBのセル製造プロセス
2.ウエットプロセス
2.1 ウエットプロセスの概要
2.2 ウエットプロセスの長所・短所
2.3 水系正極塗工について
3.ドライプロセス
3.1 ドライプロセスの種類
3.2 Polymer fibrillation
3.3 Dry spraying deposition
3.4 パナソニック4680電池の負極
3.5 クレイ電池
3.6 その他のドライプロセス
4.ドライプロセスのメリット・デメリット
4.1 ドライプロセスのメリット
4.2 ドライプロセスの問題点・課題
4.3 バインダーからのアプローチ
5.その他ドライプロセス関連の記事より
□ 質疑応答 □
第2部『ドライ工程の製造技術』
EV普及のために大量に必要なLIBを迅速かつ安価で供給するために、数年前からテスラが牽引してスラリー塗工によるWet工程ではなく粉体混合から圧延するドライ工程が開発され実際にテスラのモデルYにはドライ製造された円筒型4680が実用化されている。日本・欧州・韓国・中国も追随して2025年はドライ化が一気に加速している。
このセミナーでは、外資系企業を数社渡り歩いた講師が独自ルート情報を元にドライ工程情報を解説する。
1.ドライ方式が実用化された背景と市場動向
1.1 “Tesla Battery Day Livestream(2020)
1.2 日本ゼオンのプレス発表 (2023.12.5)
1.3 日本企業の動向(日本ゼオン、パナソニック エナジー、芝浦機械、三菱鉛筆)
1.4 欧米企業の動向(テスラ、VW、ケーニヒ&バウアー、AMバッテリーズ、Fraunhofer IWS、LiCAP)
1.5 韓国・中国企業の動向(LGE、サムスンSDI、SKエナジー、CATL)
1.6 LGのゲームチェンジ (WO-A1.2024/144216)
1.7 テスラ電池用ドライ電極(DBE)によるリチウムイオン電池「4680」開発・製造動向
1.8 Maxwell Technologies特許 「ドライ電極の製造システム及び製造方法」 H.Duong, J.Shin & Y.Yudi (2019)
1.9 テスラ Dry Electrode Lithium Doping Process (2023/05/24)
2.最新技術紹介
2.1 ドライ電極コーティング: EVへの展開
2.2 バインダーのフィブリル化
2.3 ドライ電極の機械強度
2.4 ドライ電極内の空隙と厚み分布
2.5 バインダー(フィブリル化できるPTFEと海苔状のPVDF)
2.6 粉体混合と電池性能
2.7 Tesla 4680 Update / This Changes EVERYTHING!/ Dry Cathode Myth or Magic? (2024)
2.8 集電体上のプライマー導電層
2.9 実際のドライ工程
2.10 ロール間の粉体圧延(スリップ域とニップ域)、単膜・複合膜の延伸(中立点とスリップ)
2.11 圧延ロールのメッキ剥がれ
2.12 粉体混合(ジェットミル、ロールミル、ビーズミル)
2.13 粉体混合の支配因子(粒子濃度、気流速度、湿度)
2.14 正極のテスラ最新特許 安価なLFP (WO-A1.2025/015194)
2.15 静電方式(圧延の前工程)
□ 質疑応答 □
セミナー講師
講師:(株)スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティング 代表取締役 鈴木 孝典 先生
<主なご経歴>
1986年4月 (株)クレハ(当時:クレハ化学工業(株))入社 総合研究所 ポリフェニレンスルフィド(PPS)重合条件の検討、該社初の量産プラントの立ち上げスタッフとして勤務
1989年4月 ポリプラスチックス(株)(出向) フォートロン開発部 PPS樹脂市場開発・技術サポート
1994年4月 総合研究所 加工技術研究所 射出・押出成型用コンパウンド研究
1994年4月 KPS部 PPS市場開発、PPS樹脂・コンパウンド・機能性フィルム市場開発
1997年4月 機能樹脂部(アカウントマネージャー) フッ化ビニリデン・電池材料・PPS樹脂材料開発・市場開発
2001年4月 機能材料部 (フッ素樹脂担当マネージャー) 電池材料用途フッ化ビニリデンの材料開発、営業・市場開発
2002年4月 大阪支店 (機能材料部長) ポリフェニレンスルフィド、フッ化ビニリデン、カーボンファイバー、特殊活性炭、炭素繊維系断熱材、制電樹脂、光学樹脂、電池向けフッ化ビニリデンバインダーの市場開発、営業、技術サポート管掌。材料開発支援。 部署売上:50億円/年
2011年4月 (株)クレハ・バッテリー・マテリアルズ・ジャパン出向(開発担当部長) 電池向けフッ化ビニリデンバインダー・負極用炭素材料の開発。テクニカルサポート。 品質保証部長(兼務) ISO9001取得プロジェクトで品質保証システムの構築指揮。(2012年12月認証)
2012年9月 (株)クレハ 退職
2012年10月 アルケマ(株)入社 (2018年12月31日退社) 京都テクニカルサービスセンター (シニアディベロップメントマネージャー)
2020年3月 (株)スズキ・マテリアル・テクノロジー・アンド・コンサルティングを設立 代表取締役社長に就任
第2部 「ドライプロセスの製造技術」(映像時間:1時間10分)
講師:AndanTEC 代表 浜本 伸夫 先生
<主なご経歴>
1992年 北海道大学 工学部 合成化学工学専攻 修士修了
同年 富士写真フィルム 塗工を中心としたフィルム生産工程業務に従事
2007年 同 社 フラットパネル生産部 主任技師(管理職)
2013年 サムスン電子 総合技術院 素材開発センター 主席研究員 新素材開発に従事
2019年 栗村化学 工程開発チーム長 粘着フィルム・離型フィルム等の工程開発
2021年 米国 Zymergen社 シニアマネージャー バイオ由来ポリイミド開発
2022年 ミドリ安全 商品開発部 ジェネラルマネージャー ニトリルゴム手袋開発
2023年 AndanTECとして執筆・講演・コンサル業に専念
(ご専門)
塗工/Roll To Roll製造/クリーンルーム/静電気
【Webページ】https://www.andantecodawara.com/
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※他の割引は併用できません。
<1名分無料適用条件>
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※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(クレジットカード決済の場合は領収書)は、代表者にS&T会員マイページにて発行いたします(PDF)。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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※他の割引は併用できません。
受講について
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≪配布資料≫
● PDFテキスト:印刷可・編集不可(※S&T会員のマイページよりダウンロード可となります。)
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(備考)※WEBセミナーの録音・撮影、複製は固くお断りいたします。
※講師の所属などは、収録当時のものをご案内しております。
申込締日: 2025/09/29
受講料
49,500円(税込)/人