<プラスチック再資源化の最前線>プラスチックの高度マテリアルリサイクルと高度成形プロセス

■プラスチックの物理劣化・物理再生のメカニズム■
■使用済みプラスチックの劣化した物性を再生可能にするためのプロセス■
■マテリアルリサイクルにおいて物性の再生に成功した具体的事例とポイント■
■物理劣化・物理再生の最新解析手法とそのポイント■
 受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】のみ 

★ アーカイブ配信のみの受講もOKです。
★ 成形履歴のあるプラスチック物性の低下は化学劣化ではなく物理劣化であることが明らかに。プロセス最適化で再生へ!


日時

【Live配信受講】 2025年8月22日(金)  13:00~16:30
【アーカイブ受講】2025年8月23日(土)~8月29日(金)まで

◎このセミナーはアーカイブ付きです。セミナー終了後も繰り返しの視聴学習が可能です。

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

     従来PCRに限らずPIRにおいても、成形履歴のあるプラスチックの物性は著しく低下しており、その原因は分子鎖切断を伴う化学劣化とされてきた。この常識に対し、我々は近年物性低下の原因はメソ領域での高分子構造の変異による物理劣化であること、それがせん断履歴などの影響により絡み合いが減少したことによりタイ分子数が少なくなるメソ領域での高分子構造変異による物理劣化であることを明らかにしてきた。さらにプロセスの最適化で低下した物性が物理的に大きく再生できることも正栄してきた。またこの原理が成形にも応用できることも分かってきた。本講座ではこれらについて詳しく説明する。

    習得できる知識

    ・実生産に応用できる最新のマテリアルリサイクル手法
    ・実生産に応用できる最新の成形プロセス
    ・高分子の物性と内部構造形成メカニズムに対する理解
    ・高分子の絡み合いに関する知識

    セミナープログラム

    1.プラスチックマテリアルの現状とリサイクルの重要性
     1.1 高分子の基礎知識とプラスチック製品
       (1) 高分子の基礎知識
       (2) プラスチック産業の歴史
       (3) プラスチック製品と物性
     1.2 プラスチックリサイクルへの期待
       (1) サーキュラーエコノミー・カーボンニュートラルから見たプラスチックリサイクル
       (2) プラスチックリサイクルに求められる姿

    2.プラスチックの劣化やリサイクル性に影響する物理劣化・物理再生のメカニズム
     2.1 化学劣化と物理劣化
     2.2 物理劣化・物理再生理論の基礎
       (1) 物理劣化と高分子の基礎物性
       (2) プラスチックの自己再生能力を活かした物理再生

    3.使用済みプラスチックの劣化した物性を再生可能にするためのプロセス
     3.1 物理劣化・物理再生理論と樹脂溜まり部のメカニズム
       (1) 樹脂溜まり部が設置された押出機の機能
       (2) 流動制御による高度な樹脂溜まり部の応用

    4.マテリアルリサイクルにおいて物性の再生に成功した具体的事例とそのポイント
     4.1 射出成形における物理劣化・物理再生現象
     4.2 流動制御した射出成形
       (1) 流動制御による高度射出成形
       (2) 高度射出成形品のリサイクル特性

    5.物理劣化・物理再生の最新解析手法とそのポイント
     5.1 FT-IR
     5.2 ラマン光
     5.3 TEM
     5.4 AFM/SPM
     5.5 DSC
     5.6 溶融粘弾性
     5.7 コンピュータシミュレーション

    6.まとめ

      □質疑応答□

    セミナー講師

    福岡大学名誉教授、特命研究教授 八尾 滋 先生

    【ご学歴】
    1981年 京都大学工学部高分子化学科卒
    1986年 京都大学大学院工学研究科 単位修得後退学
    1988年 京都大学工学博士号取得

    【ご職歴】
    1986年 宇部興産入社
    2007年 三菱総合研究所入社
    2011年 福岡大学工学部教授着任
    2023年 福岡大学研究推進部特命研究教授着任
    2025年 福岡大学名誉教授・広島大学客員教授

    【ご専門】
    高分子物性・機能性材料

    【学会賞など】
    2018年 プラスチック成形加工学会 功労賞
    2018年 日本リサイクル化学研究会 研究進歩賞

    【著書・論文】
    バリューチェーンと単位操作から見たリサイクル (最近の化学工学69), 4.5「プラスチックのリサイクル」, 化学工学会関東支部、2021年1月
    生分解性、バイオマスプラスチックの開発と応用, 第5節「リサイクル樹脂の力学特性改善技術と廃棄容器包装再生への応用」, 技術情報協会, 2020年3月
    押出成形の条件設定とトラブル対策, 技術情報協会, 第2節 173-180, 2018年12月
    ブロック共重合体の構造制御と応用展開, シーエムシー出版, 第3編 第15章 201-219, 2018年10月

    【研究室WebSite】
    https://www.cis.fukuoka-u.ac.jp/~shyao/index.html

    セミナー受講料

    ※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。
    S&T(サイエンス&テクノロジー)会員登録とE-Mail案内(メルマガ)登録特典について

    49,500円 ( E-Mail案内登録価格 46,970円 ) 
     定価:本体45,000円+税4,500円
     E-Mail案内登録価格:本体42,700円+税4,270円

     E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料   
    2名で49,500円 (2名ともE-Mail案内登録必須​/1名あたり定価半額の24,750円)

     テレワーク応援キャンペーン(1名受講)【オンライン配信セミナー受講限定】 
    1名申込みの場合: 受講料 39,600円(E-Mail案内登録価格 37,840円 )
     定価:本体36,000円+税3,600円
     E-mail案内登録価格:本体34,400円+税3,440円
      ※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
      ※お申込みフォームで【テレワーク応援キャンペーン】を選択のうえお申込みください。
      ※他の割引は併用できません。


    <1名分無料適用条件>
    ※2名様ともE-Mail案内登録が必須です。
    ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
    ※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
    ※請求書(クレジットカード決済の場合は領収書)は、代表者にS&T会員マイページにて発行いたします(PDF)。
    ※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
     (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
    ※他の割引は併用できません。

    受講について

    ZoomによるLive配信 ►受講方法・接続確認(申込み前に必ずご確認ください)
    アーカイブ配信 受講方法・視聴環境確認(申込み前に必ずご確認ください)

    セミナー視聴はマイページから
    お申し込み後、マイページの「セミナー資料ダウンロード/映像視聴ページ」に
    お申込み済みのセミナー一覧が表示されますので、該当セミナーをクリックしてください。
    (アーカイブ配信は、配信日に表示されます。)

    ≪配布資料≫
    PDFテキスト(印刷可・編集不可)
     ※ライブ配信受講は開催2日前を目安にS&T会員のマイページよりダウンロード可となります。
      なお、アーカイブ配信受講の場合は、配信日になります。


    (備考)※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
        ※開催日の概ね1週間前を目安に、最少催行人数に達していない場合、セミナーを中止することがございます。


     

    受講料

    49,500円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    49,500円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    高分子・樹脂加工/成形   高分子・樹脂材料   省資源

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    13:00

    受講料

    49,500円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    高分子・樹脂加工/成形   高分子・樹脂材料   省資源

    関連記事

    もっと見る