
不正予防・再発防止における「組織文化・風土」への具体的アプローチ
セミナー趣旨
企業不正における「組織文化・風土」どう定義し、どこから手をつければいいのかについて考えるセミナーです。
「文化や風土」と聞くと大きすぎて捉えづらいテーマですが、本セミナーではそれらを「価値観や判断基準に関する組織内の合意」として再定義。さらに、ワーク・言語化・可視化・社内外への発信といった具体的な手法に分解して捉えなおすことで、担当者が組織文化・風土の問題に取り組む『最初の一歩』をサポートします。
不祥事の調査報告書でも繰り返し指摘されながら、有効な手立てが示されてこなかったこの分野に、正面から向き合いたいおすすめの内容です。
受講対象・レベル
コンプライアンス部門、法務部門、総務部門など関連部門の担当者
セミナープログラム
1.なぜ、組織文化・風土なのか
(1)多くの調査報告書が指摘する「組織文化・風土」の問題
(2)定型的な「打ち手」の不在
(3)コンプライアンスにおける投資効率
2.組織文化・風土に関するよくある誤解
(1)トップが変われば、文化・風土も変わる?
(2)「良い人」が増えれば良い文化・風土が生まれる?
(3)悪い文化・風土と良い文化・風土は併存しない?
3.組織文化・風土の再定義
(1)エドガー・シャインによる「企業文化」の定義
(2)コンプライアンスで取り扱う「組織文化・風土」の定義
4.『合意』の明確化・強化の具体策
(1)新しく合意をする
(2)既存の合意を明確化する
(3)文字・ヴィジュアル・映像を使って合意を表現する
(ステートメント、キーヴィジュアル、グラレコ、ワークショップ映像化)
(4)社内外に発表し、フィードバックを得て合意を強化する
(キャンペーン、広告、ブランドムービー、ディスクロージャー)
※申込状況により、開催中止となる場合がございます。
※講師・主催者とご同業の方のご参加はお断りする場合がございます。
※録音、録画・撮影・お申込者以外のご視聴はご遠慮ください。
セミナー講師
日本コンプライアンストランスフォーメーション協会(JCXAS)会員
渥美坂井法律事務所・外国法共同事業 シニアパートナー弁護士(第一東京弁護士会)
一般社団法人日本ブランド経営学会監事
三浦悠佑 氏
企業不祥事対応、危機管理を中心に企業法務全般を担当後、大手国際海運企業グループで、不祥事再発防止プロジェクトに従事。帰任後は競争法・下請法、腐敗防止案件を中心に担当する傍ら、「コンプライアンス×ブランディング」の牽引役として、コンプライアンスによる企業の非財務価値向上に挑戦している。法務コンプライアンスをテーマにしたセミナーへの登壇実績多数。
著書「コンセプト・ドリヴン・コンプライアンス~担当者の9割が知らないコンプライアンスの極意」(Amazon Kindle)、週刊エコノミスト「企業の法務担当者が選ぶ「頼みたい弁護士」13選」危機管理部門第3位(2021)、The Best Lawyers Governance and Compliance(2020~2025)。
セミナー受講料
1名につき
会員 38,500円(本体 35,000円) 一般 41,800円(本体 38,000円)
※会員価格適用については、企業研究会会員が対象となります。
(所属先の会員登録有無がわからない場合、お申込みの際に備考欄へ「会員登録確認希望」とご記入ください。)
※最少催行人数に満たない場合には、開催を中止させて頂く場合がございます。
※お申込後のキャンセルは原則としてお受けしかねます。お申込者がご出席いただけない際は、代理の方のご出席をお願い申し上げます。
受講について
視聴用アカウント・セミナー資料は、原則として開催1営業日前までにメールでお送りいたします。
※最新事例を用いて作成する等の理由により、資料送付が直前になる場合がございます。
受講料
41,800円(税込)/人