
脱炭素電源オークション・マーチャント型・併設型までを徹底解説
~関連する制度、契約作成・交渉のポイント、資金調達~
開催日時 2025年06月24日(火) 13:30 - 15:30
セミナー趣旨
近時、系統用蓄電池プロジェクトの開発が急速に進んでおり、長期脱炭素電源オークションに参加する案件に加え、これに頼らない、いわゆるマーチャント型の案件の検討も行われています。また、FIP制度の普及に伴い、再生可能エネルギー発電設備への蓄電池の併設も進んでいます。
他方で未だに前例が豊富とは言えない中、プロジェクトを着実に進めるためには、関連する制度と契約作成・交渉のポイントをしっかりと押さえておく必要があります。
本講義では、これらの基礎を解説した上、プロジェクトファイナンスの組成や上場インフラファンドへの組入の展望についても詳説します。
セミナープログラム
1. 蓄電池プロジェクト:関連する制度とスキーム
(1) 各種電力市場(卸電力取引市場、需給調整市場、容量市場、同時市場)
(2) 長期脱炭素電源オークション
(3) 系統利用ルール
(4) 再生可能エネルギー関連制度(FIT/FIP制度との関係等)
2. 蓄電池プロジェクトに関連する各種契約の留意点
(1) オフテイク契約、トーリング契約
(2) 機器供給契約、設計施工契約
(3) LTSA、メンテナンス契約
(4) その他のプロジェクト関連契約
3. 蓄電池プロジェクトの資金調達
(1) プロジェクトファイナンスの組成
(2) 上場インフラファンドへの組入の可能性
~法律事務所ご所属の方の聴講はご遠慮願います~
セミナー講師
森・濱田松本法律事務所
パートナー・弁護士
岡谷 茂樹 氏
2002年、東京大学法学部卒業。2003年、弁護士登録、森・濱田松本法律事務所入所。2005年、経済産業省商務情報政策局取引信用課に出向(~2006年)。2009年、米国バージニア大学ロースクール(LL.M.)修了。2009年、豪州Clayton Utz法律事務所ブリスベン・オフィスにて執務(~2010年)。2010年、みずほ証券インベストメントバンキングプロダクツグループ(IBPG)に出向(~2011年)。2011年、米国ニューヨーク州弁護士登録。2016年、森・濱田松本法律事務所パートナーに就任。
再生可能エネルギー分野およびPFI・PPP(官民連携)分野の案件に多数関与。再生可能エネルギー分野、脱炭素分野およびPFI・PPP(官民連携)分野の案件に多数関与。
最近の著書として、森・濱田松本法律事務所エネルギー・インフラストラクチャープラクティスグループ編著『発電プロジェクトの契約実務』(商事法務、第2版、2023年、共編著)。
セミナー受講料
1名:37,470円(税込) 2名以降:32,470円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。視聴期間延長は一切いたしかねますので、予めご了承ください。
<3>配信動画視聴は、申込者ご本人に限らせていただきます。
受講料
37,470円(税込)/人
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