
〜制度と契約実務の基礎から最新動向まで徹底解説〜
セミナー趣旨
近時、市場整備や政府支援策による事業環境の変化により、蓄電池を用いたビジネスの機会が拡大しています。系統用蓄電池については、長期脱炭素電源オークションに参加する案件に加え、トーリング型やマーチャント型の案件も検討・開発が進んでいます。また、FIP制度の普及に伴い、再生可能エネルギー発電設備への蓄電池の併設も進んでいます。
本講義では、プロジェクトを着実に進めるために押さえておくべき、蓄電池に関連する制度と契約作成・交渉のポイントを解説します。また、プロジェクトファイナンスの組成や上場インフラファンドへの組入についての課題と展望も概説します。
セミナープログラム
1.蓄電池プロジェクトのビジネスモデル
2.蓄電池プロジェクトに関連する制度
(1)卸電力取引市場、需給調整市場、容量市場(メインオークション・脱炭素電源オークション)
(2)再生可能エネルギー関連制度(FIT/FIP制度との関係等)
(3)系統利用ルール
3.蓄電池プロジェクトに関連する各種契約の留意点
(1)オフテイク契約、トーリング契約、運用委託契約等
(2)蓄電池供給契約、設計施工契約
(3)長期メンテナンス契約、保守契約
(4)その他のプロジェクト関連契約
4.蓄電池プロジェクトの資金調達
(1)プロジェクトファイナンスの組成
(2)上場インフラファンドへの組入
5.質疑応答/名刺交換
セミナー講師
森・濱田松本法律事務所外国法共同事業
パートナー・弁護士
岡谷 茂樹(おかたに しげき) 氏
森・濱田松本法律事務所外国法共同事業所属、弁護士・ニューヨーク州弁護士。東京大学法学部卒業、米国バージニア大学ロースクールLL.M.修了。2003年森・濱田松本法律事務所入所、2005年〜2006年 経済産業省取引信用課出向、2009年〜2010年 Clayton Utz法律事務所(豪州)にて執務、2010年〜2011年 みずほ証券株式会社グローバル投資銀行部門に出向。再生可能エネルギー/水素等の脱炭素燃料を利用する発電所・蓄電所の開発プロジェクト、水素パイプライン供給実証、その他の脱炭素分野の案件に多数関与。
最近の著書として、森・濱田松本法律事務所エネルギー・インフラストラクチャープラクティスグループ編著『発電プロジェクトの契約実務』(商事法務、第2版、2023年、共編著)。
セミナー受講料
1名につき 33,880円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
事前に、セミナー講師へのご期待、ご要望、ご質問をお受けしております。
可能な限り講義に盛り込んでいただきますので
お申込フォームの質問欄を是非ご活用ください。
■ライブ配信について
<1>Zoomにてライブ配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ視聴用URLとID・PASSを開催前日までに
お送り致しますので、開催日時にZoomへご参加ください。
■アーカイブ配信について
<1>開催日より3〜5営業日後を目安にVimeoにて配信致します。
<2>お申込時にご登録いただいたメールアドレスへ収録動画配信のご用意ができ次第、
視聴用URLをお送り致します。
<3>動画は公開日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。
※会場又はライブ配信受講者様で、アーカイブ配信もご希望の場合は
追加料金11,000円(税込)で承ります。
ご希望の場合は備考欄に「アーカイブ配信追加受講希望」と記入ください。
※複数名でお申込の際は、アーカイブ配信追加受講者様の各ご芳名を備考欄に
追記をお願い致します。
受講料
33,880円(税込)/人
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