
製品の安全性担保のためには、設計段階から十分な検討・対応を行う必要があります
要求事項からリスクマネジメント、ユーザビリティ評価、バリデーションに至るまで設計開発の全体像を把握!
セミナー趣旨
昨今、製品の安全性が担保できていないとの理由で製品を回収する問題が後を絶たないため、医療機器設計開発に関する要件が年々厳しくなってきている。
医療機器の安全性を確保するには設計段階から十分な検討、対応を行わなければならない。製品デザイン、製造工程設計、設計バリデーションなどを通じ、出荷前に安全性の確保を実施する。この出荷前に製品の安全性を検討、評価、対応を行うのが設計開発である。
また、QMS省令では、ソフトウェアのバリデーション(CSV)を含めた設計開発・製造工程のバリデーションに関してバリデーションの実施と記録を残すことが要求されているが、その詳細は示されていない。
本セミナーでは設計開発段階で検討、評価、対応すべきリスクマネジメント、ユーザビリティ評価、サイバーセキュリティ対応を含めた設計開発とバリデーションについて解説を行う。
必要な予備知識
・医療機器及び体外診断用医薬品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令(QMS省令)
・薬事法等の一部を改正する法律の施行に伴う医療機器及び体外診断用医薬品の製造管理及び品質管理の基準に関する省令の
改正について(QMS省令逐条解説)
・ISO13485:2016「医療機器における品質マネジメントシステムの国際規格」
・ISO14971:2019「医療機器-リスクマネジメントの医療機器への適用」
・JIS T 62366-1:医療機器-第一部ユーザビリティエンジニアリングの医療機器への適用
・「医療機器のサイバーセキュリティの確保に関するガイダンスについて」 薬生機審発0724第1号
習得できる知識
・医療機器設計開発に係る要求事項
・具体的な設計開発アウトプット
・バリデーションの考え方
・設計移管の実施方法
セミナープログラム
1. 医療機器の設計開発とは
2. 医療機器の設計開発に係る要求事項
3. 製品要求事項の明確化
4. 設計開発プロセス概略と設計開発計画
5. リスクマネジメント
1) リスクマネジメント概要
2) ユーザビリティ評価概略
3) サイバーセキュリティ対応概略
6. 設計開発への工程入力情報
7. 製品設計開発
8. 設計開発からの工程出力情報
9. 設計開発照査(デザインレビュー)
10. 設計検証(デザインベリフィケーション)
11. 製造工程設計開発
1) 製造工程要求仕様書
2) 製造工程インプット
3) 工程設計とアウトプット
12. 設計バリデーション
13. 設計移管
14. 変更管理
15. 設計開発に係る記録簿
16. バリデーションとは
17. バリデーションの実施
18. 医療機器製造工程のソフトウェアバリデーション
19. バリデーションで活用できる統計的手法
*途中、お昼休みや小休憩を挟みます。
セミナー講師
QMサービス.IHARA 代表 居原 範道 氏
■ご経歴
1982年 信州大学理学部卒
1982-2002年 バクスター株式会社(透析事業部 製造、製造技術開発)
2002-2008年 アボットジャパン株式会社(品質保証責任者)
2008-2015年 ボストン サイエンティフィックジャパン株式会社(品質保証責任者、修理業責任技術者)
2015-現在 QMサービス.IHARA(個人コンサルタント)
■ご専門および得意な分野・ご研究
・ 医薬品GMP、GQP業務
・ 医療機器製造販売業業務全般
・ 医療機器製造業QMS業務全般
・ 医療機器販売、貸与、修理業務全般
セミナー受講料
【オンライン受講(見逃し視聴なし)】:1名 50,600円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき39,600円
【オンライン受講(見逃し視聴あり)】:1名 56,100円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき45,100円
*学校法人割引:学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
(開催1週前~前日までには送付致します)
※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
(土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。) - 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
- Zoomを使用したオンラインセミナーです
→環境の確認についてこちらからご確認ください - 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
→こちらをご確認ください
受講料
50,600円(税込)/人
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
50,600円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
開催場所
全国
主催者
キーワード
医療機器・医療材料技術 医薬品・医療機器・化粧品等規制
※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です
開催日時
10:30 ~
受講料
50,600円(税込)/人
※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます
※銀行振込、コンビニ払い
開催場所
全国
主催者
キーワード
医療機器・医療材料技術 医薬品・医療機器・化粧品等規制関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
-
【ものづくりの現場から】革新的医療器具"AIBOU"に学ぶ、医工連携の取り組みとは(豊國)
ものづくりドットコムの連載「ものづくりの現場から」では、現場の課題や解決策に注目し、ものづくりの発展に寄与する情報を提供しています。今回は、医療機器分...