
~原理、電解質・電極材料、評価法、国内外の開発動向~
☆再生可能エネルギー活用を支える「SOFC/SOEC」の最前線をわかりやすく解説
Zoomを使ったWEBセミナーです。在宅、会社にいながらセミナーを受けられます。
セミナー趣旨
酸化物イオン導電性をもつセラミックスを用いた燃料電池 (Solid oxide fuel cell: SOFC) や、その逆動作として高温で水素を作る水蒸気電解 (Solid oxide electrolysis cell: SOEC) は、再生可能エネルギーの有効利用の鍵となる技術として注目されている。
本セミナーでは、SOFC/SOECの動作の原理と、そこで使われる電解質や電極の材料について、熱力学・電気化学・材料科学の観点から解説し、開発に必要となる評価手法について解説する。また、最新の開発動向を俯瞰し、その課題と将来展望について考える。
習得できる知識
・発電・電解の原理
・電解質や電極等の材料について
・SOFC/SOECの開発に必要な評価手法
・国内外の開発動向、信頼性・耐久性に関する課題・対策
セミナープログラム
1.SOFC/SOECの発電・電解の原理
1-1 化学エネルギーと電気・熱エネルギーの変換
1-2 発電効率・電解効率
1-3 電極反応に伴うエネルギーロス
1-4 電極反応の考え方
2.SOFC/SOEC材料の基礎
2-1 イオン伝導と拡散・荷電粒子の輸送
2-2 固体電気化学セルの特徴
2-3 電解質材料
2-4 空気極材料
2-5 燃料極材料
2-6 インターコネクト材料
3.ボタンセルの電気化学評価法
3-1 単セル評価の実際と注意点
3-2 参照電極
3-3 交流インピーダンス測定の概要
3-4 緩和時間分布 (DRT) 解析
3-5 電極過程の等価回路解析の原理
3-6 電極過程の等価回路解析の実際
4.セル・スタックの発電特性と信頼性評価
4-1 単セル/スタックで問題となる課題
4-2 セル内温度分布とその評価
4-3 セル内の温度分布のその評価
4-4 動作時のセルの変形と応力の発生
5.SOFCの開発の歴史と最近のSOFC/SOEC開発動向
5-1 SOFCの研究・開発の歴史
5-2 SOFC・SOECの国内外の開発動向
5-3 SOFC・SOECの信頼性・耐久性に関する課題と対策
【質疑応答】
キーワード:
SOFC,SOEC,燃料電池,水蒸気電解,材料,評価,セミナー
セミナー講師
東北大学 大学院 環境科学研究科 先進社会環境学専攻 分散エネルギーシステム学分野 教授 川田 達也 氏
セミナー受講料
55,000円(税込、資料付)
■ 会員の方あるいは申込時に会員登録される方は、受講料が1名55,000円(税込)から
・1名49,500円(税込)に割引になります。
・2名申込の場合は計55,000円(2人目無料)になります。両名の会員登録が必要です。
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受講料
55,000円(税込)/人
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