
脱炭素の素材として注目を集める「海藻」
~海藻産業の可能性と市場展望 サプライチェーンにも変容の兆し~
開催日時 2025年04月10日(木) 09:30 - 11:30
セミナー趣旨
食用、肥料などに使われてきた海藻は、近年、脱炭素を後押しする素材として注目が集まっている。有望な利用用途としては、牛などのげっぷに含まれるメタンを削減する飼料添加剤、農業資材の一種であるバイオスティミュラント、代替タンパクが挙げられる。
気候変動対策を見据えた今後の市場拡大に対応する形で、海藻の生産・流通・加工のサプライチェーンを変化させる新たな動きも出てきている。さらに、藻場などの海洋生態系に取り込まれる炭素はブルーカーボンと呼ばれ、クレジット化され取引されている。これをドライバーとして今後、海藻養殖への企業参入が期待される。これらの分野でビジネス機会を捉えようとしている動きについて詳説する。
セミナープログラム
1. 海藻による脱炭素
(1) 海洋での脱炭素
(2) 海藻が注目される背景
2. 海藻の有望な用途
(1) メタン削減飼料添加剤
(2) 農業資材「バイオスティミュラント」
(3) 代替タンパク
3. サプライチェーンの変化
(1) 陸上海藻養殖
(2) 流通・加工:流通の集約化
4. 今後の展望
(1) モニタリング技術
(2) ブルーカーボン・クレジット
セミナー講師
株式会社三井物産戦略研究所
技術・イノベーション情報部 インダストリーイノベーション室
シニアプロジェクトマネージャー
野崎 駿介 氏
2004年 京都大学 工業化学科 卒業
2006年 京都大学大学院 工学研究科 化学工学専攻 修了
2006年~2020年 富士ゼロックス株式会社
2020年~現在 株式会社三井物産戦略研究所
セミナー受講料
1名:35,210円(税込)2名以降:30,210円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。視聴期間延長は一切いたしかねますので、予めご了承ください。
<3>配信動画視聴は、申込者ご本人に限らせていただきます。
受講料
35,210円(税込)/人
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