
〜日系自動車産業の東南アジア成功モデルからの脱皮の必要性〜
開催日 2025年 3月14日(金)
セミナー趣旨
昨今のインド・東南アジアでのBEVシフトが注目される中で、中国・韓国・インドの各国OEMはこれを好機とみて、BEVでの積極的な攻勢をかけている。加えて、中国・インド・東南アジア各国の地政学的要素・政府の産業振興の思惑も絡みながら、インドと東南アジアでは異なる電動車シフトが進展することが想定される。
これまで日系自動車産業が東南アジアで隆盛を誇った状況が揺らぐ中、インドと東南アジアを一体として捉えた、新たな成長モデルの道筋を示す。
セミナープログラム
1.市場停滞と電動車シフトで揺らぐ東南アジア市場
(1)東南アジア各国の自動車市場(販売・生産)
(2)東南アジア各国の電動車市場と中国OEM侵攻
(3)東南アジアで起こりつつある日系OEM撤退/縮小
2.東南アジア各国政府の思惑と強かな中国OEMの戦略
(1)東南アジア各国の自動車産業振興政策とその思惑
(2)各国政府に対する中国OEMの戦略
3.インド市場のポテンシャル
(1)インドの需要地としてのポテンシャル
(2)インドの生産地/開発地としてのポテンシャル
(3)インドの地政学観点の重要性
4.東南アジアとは異なる進化を遂げるインドの電動車市場
(1)インドの電動車市場概観
(2)中国OEMが参入できないインド市場
(3)インド政府支援を受けた地場OEM/電池メーカーの台頭
(4)インド政府のFFV含めたマルチパワートレイン推進
5.インドと東南アジアを一体として捉えた新たな成長モデル
(1)中国勢への守り(東南アジア)と攻め(インド)を同時並行で行う必要性
(2)インドの生産/開発ポテンシャルを活用した東南アジア・インドの棲み分けの必要性
セミナー講師
Arthur D. Little ltd. (Thailand)
パートナー(タイ代表/東南アジア・台湾・豪州自動車・製造業統括/インド日系自動車製造業担当)
内田 博教(うちだ ひろたか) 氏
グローバル総合系、及び会計系コンサルティングファームを経てADLに参画。コロナ前はモビリティ業界を中心に、戦略立案、新規事業立案、実行支援、業務改革、DX導入等を支援。コロナ後は、上記に加えて東南アジア地域における政府・民間企業の脱炭素方針・ロードマップ策定、トランジションや産業育成・投資誘致を支援。
Arthur D. Little ltd. (Thailand)
シニアマネージャー
徳田 有亮(とくた ゆうすけ) 氏
会計系コンサルティングファームを経てADLに参画。自動車/製造業領域を中心に海外事業展開戦略、買収/提携戦略、新規事業戦略等の策定及び実行を支援。現在は、上記に加えて蓄電池・再エネ/新エネ領域などの脱炭素関連領域も支援。
セミナー受講料
1名につき 33,660円(税込)
同一のお申込フォームよりお申込の場合、2人目以降 27,500円(税込)
受講について
収録時間 1時間35分 テキストデータ(PDF形式)つき
■セミナーオンデマンドについて
<1>お申込み後2営業日以内に、ご登録いただいたメールアドレスへ
Vimeoの視聴用URL・PASSと資料(PDFデータ)をお送り致します。
<2>動画は視聴案内日より2週間、何度でもご都合の良い時間にご視聴頂けます。
受講料
33,660円(税込)/人
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