開催日時 2025年03月06日(木) 09:30 - 11:30
※こちらのセミナーはアーカイブ配信のみお申し込みを受付けております。
セミナー趣旨
地球温暖化の影響による気候変動を抑制するためにあらゆる産業で脱炭素の動きが強まりつつあり、航空分野においても航空機からのCO2排出量削減の取り組みが活発化し、国際民間航空機関(ICAO)が2022年に国際航空分野で2050年までにCO2の排出を実質ゼロにする長期目標を採択した。CO2削減の手段として、持続可能航空燃料(SAF)、運航方式の改善に加え新技術の導入が検討されているが、航空機からのCO2排出をゼロにすることが可能な水素航空機もその中の有力な技術として期待されている。
本講演では技術の社会実装を目指し川崎重工業が取り組んでいく水素航空機コア技術開発の最新状況について詳説する。
セミナープログラム
1. 川崎重工業におけるCO2フリー水素チェーンの取り組み
(1) CO2フリー水素チェーンのコンセプト
(2) 水素関連技術の開発状況
2. 航空機の脱炭素化の動き
(1) 航空機分野におけるCO2削減に関する国際目標
(2) 航空機のCO2削減に向けた様々な取り組み
3. 水素航空機のコア技術開発
(1) 開発スケジュールおよび体制
(2) 液化水素タンクの開発状況
(3) 水素燃焼器の開発状況
(4) 液化水素供給システムの開発状況
(5) 機体構想の検討状況
4. 水素航空機関連技術の規格、標準化の動き
セミナー講師
川崎重工業株式会社
航空宇宙システムカンパニー 水素航空機コア技術研究プロジェクト統括部 総括部長
理事 博士(工学)
餝 雅英 氏
1989年 京都工芸繊維大学 大学院 工芸学研究科 機械工学専攻 修了
同 年 川崎重工業(株)入社
2015年 技術開発本部 技術研究所 熱システム研究部 部長
2018年 理事
2019年 航空宇宙システムカンパニー 技術本部 副本部長
2021年~航空宇宙システムカンパニー 水素航空機コア技術研究プロジェクト総括部 総括部長
2014年~2017年SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)「水素燃焼技術開発」、「水素エンジン技術の開発」研究責任者
2024年~NEDO GI基金事業プロジェクト「水素航空機向けコア技術の開発」研究責任者
セミナー受講料
1名:33,460円(税込) 2名以降:28,460円(社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。視聴期間延長は一切いたしかねますので、予めご了承ください。
<3>配信動画視聴は、申込者ご本人に限らせていただきます。
受講料
33,460円(税込)/人
関連セミナー
もっと見る関連教材
もっと見る関連記事
もっと見る-
EVバスが街の電力基地に!EVバスのバッテリー活用術、V2Xが拓くスマートグリッドを解説
EVバス(いすゞエルガEV:東京都交通局):都庁総合ホームページより引用 【目次】 地球温暖化対策が待ったなしとされる現代において... -
サーキュラーエコノミーの核心技術、新品を超える価値再生、リマニュファクチャリング戦略とは
【目次】 現代社会の経済システムは、地球資源を一方的に消費し、大量の廃棄物を生み出す「直線型経済(リニアエコノミー)」を前提としてき... -
静電選別とは?リサイクルの切り札となる仕組み・原理を徹底解説
【目次】 現代社会が抱える深刻な課題の一つに、資源の枯渇と大量廃棄の問題があります。私たちの生活を豊かにする製品は、役目を終えると膨... -
地中熱とは?知られざる再生可能エネルギー「地中熱」の可能性を解説
【目次】 再生可能エネルギーと聞いて、太陽光や風力を思い浮かべる方は多いでしょう。しかし、私たちの足元、大地にもクリーンで安定したエ...




