
~直流設備の海外動向 新規リソースの利用 セクターカップリングの視点~
開催日時 2025年01月20日(月) 09:30 - 11:30
※こちらのセミナーはアーカイブ配信のみお申し込みを受付けております。
セミナー趣旨
かつて日本では、電力需要の増加に合わせ、電力系統の拡充とともに系統安定化技術を向上させ、電力供給の信頼度向上をより効率的に実現する努力を図ってきた。この文脈において、系統安定化とは、交流系統と同期発電機とで如何に機能分担を図るかに主眼が置かれていた。今日、直流の送変電設備や非同期発電機の割合が増えつつある中、新たな視点での系統安定化を考える時期にきている。このような日本の電力系統および系統安定化の変遷、ならびに直流・非同期発電機の分野で先行する海外の動向紹介を行いつつ、今後日本が焦点を当てるべき系統安定化の方向性や、そこに向けたあるべき姿などについて詳説する。
セミナープログラム
1. 系統計画の変遷
(1) 2000年台初頭まで
(2) 東日本大震災まで
(3) 日本版C&M導入~現在
(4) 系統安定化への取り組み
2. 海外動向
(1) CIGRE活動
(2) 系統安定化への取り組み
(3) 新規リソースの活用
3. 将来への期待(系統安定化への取り組み)
(1) 系統安定性の定義
(2) R&Dと社会実装が期待される領域
4. 将来への期待(新規リソースの利用)
(1) 柔軟性の観点
(2) セクターカップリングの視点
セミナー講師
東京電力ホールディングス株式会社
技術戦略ユニット 技術統括室 プロデューサー
CIGRE Study Committee C1, Japan regular member 兼 国内分科会委員長
八巻 康一郎 氏
1999年 東京電力 入社
2002年~ 東京電力 技術部 系統技術グループ
2006年~ 東京電力 技術部 電力システム計画グループ
2009年~ GE Energy PSEC受講@ニューヨーク州
2010年~ 東京電力 技術部 スマートグリッド戦略グループ
2011年~ 東京電力 技術部 総合計画グループ
2013年~ 東京電力 系統運用部 系統運用計画グループ
2014年~ 広域機関設立準備組合 出向
2015年~ 電力広域的運営推進機関 出向
2015年~ 東京電力PG 系統エンジニアリングセンター 計画第一グループ
2017年~ 東電設計 出向
2019年~ 東京電力PG 技術統括室 系統計画グループ
2021年~ 東京電力PG 技術統括室 国際規格調査グループ
2022年~ 東京電力HD 技術統括室
2020年~2025年 CIGRE Study Committee C1, Japan regular member 兼 国内分科会委員長
セミナー受講料
1名:33,650円(税込)2名以降:28,650円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>配信のご用意ができ次第、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。視聴期間延長は一切いたしかねますので、予めご了承ください。
<3>配信動画視聴は、申込者ご本人に限らせていただきます。
受講料
33,650円(税込)/人
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