<高分子鎖のトポロジー的役割とは>高分子結晶化のトポロジー的メカニズムとその制御~流動場の結晶化、モルフォロジー(シシケバブ構造)~

■高分子鎖の絡み合いや分子鎖の形態
■高分子の結晶化メカニズムとその制御
■核生成や結晶成長過程に及ぼす絡み合い等の高分子鎖のトポロジー的役割

  ★ 成形加工で重要な流動場での結晶化を理解する!
  ★ 高分子結晶化の基本、ポリエチレンの結晶化、脂肪族ポリエステル類の結晶化、ポリエチレンの流動場結晶化

 

日時

【Live配信(アーカイブ配信付き)】 2024年11月22日(金)  13:00~16:30
【アーカイブの視聴期間】2024年11月23日(土)~11月29日(金)まで
  受講可能な形式:【Live配信(アーカイブ配信付)】のみ

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

     高分子の折りたたみ鎖結晶が発見されてまもなく70年になろうとし、数多くの研究が高分子の結晶化メカニズムの解明に捧げられてきた。しかしながら、結晶化初期過程である核生成や結晶成長過程に及ぼす絡み合い等の高分子鎖のトポロジー的役割の解明は未だ十分ではない。また、成形加工で重要となる流動場結晶化では、静置下とは異なったシシケバブ構造など多様なモルフォロジーが出現することから、数多くの研究者の注目を集めている。
     本講座では、高分子鎖の絡み合いや分子鎖の形態に着目しながら、高分子の結晶化メカニズムとその制御について、理論的背景や先行研究を紹介しながら、講演者の最近の研究成果をわかりやすく解説する。

    習得できる知識

    高分子結晶化のトポロジー的メカニズム(理論および実験)、偏光顕微鏡観察法、特殊構造高分子合成法

    セミナープログラム

    1.高分子結晶化の基本原理
     1.1 核生成と結晶成長過程の熱力学考察と理論的背景
     1.2 高分子のトポロジー性-鎖長・絡み合い・特異点の役割-
     1.3 高分子の核生成と結晶成長過程の分子論的メカニズム
     1.4 結晶化における絡み合いと滑り拡散の役割
     1.5 核生成・結晶成長過程の実験観察法

    2.ポリエチレンの結晶化
     2.1 核生成速度と結晶成長速度の分子量依存性
     2.2 絡み合い密度が核生成速度に及ぼす影響
     2.3 重合結晶化試料を用いた絡み合い構築過程の評価
     2.4 末端基のかさ高さが核生成速度と結晶成長速度に及ぼす影響
     2.5 大環状ポリエチレンの核生成速度と結晶成長速度
     2.6 大環状と直鎖状ポリエチレンブレンドの結晶化速度

    3.脂肪族ポリエステル類の結晶化
     3.1 鎖中に存在する置換基が結晶化に及ぼす影響
     3.2 大環状ポリ(-カプロラクトン)の結晶成長速度の分子量依存性
     3.3 大環状や星型ポリ(p-ジオキサノン)の結晶成長速度の分子量依存性

    4.ポリエチレンの流動場結晶化
     4.1 流動場の役割-流動による鎖の形態変化-
     4.2 流動場結晶化で見られる特異なモルフォロジー(シシケバブ構造)
     4.3 融掖中の分子鎖形態と生成するモルフォロジーの関係
     4.4 直鎖状ポリオレフィン類のシシケバブ構造形成メカニズム
     4.5 大環状ポリエチレンのシシケバブ構造形成メカニズム
     4.6 大環状と直鎖状ポリエチレンブレンドのシシケバブ構造形成メカニズム

      □質疑応答□

    セミナー講師

    岡山大学 学術研究院 環境生命自然科学学域 准教授 山崎 慎一 氏

    <主な経歴>
    1994.3.名古屋大学工学部卒業
    1996.3.名古屋大学大学院工学研究科博士前期課程修了
    1999.3.名古屋大学大学院工学研究科博士後期課程単位取得退学
    1999.10.博士(工学)の学位取得(名古屋大学)
    1999.10-2004.8.広島大学総合科学部博士研究員(受入教授:彦坂正道)
    2004.9.岡山大学環境理工学部講師
    2008.12.岡山大学大学院環境学研究科准教授
    2012.4.岡山大学大学院環境生命科学研究科准教授、現在に至る。
    この間、2007.6.-2008.3.ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校訪問研究員(受入教授:B. S. Hsiao)

    <受賞>
    H18年度 高分子学会 高分子研究奨励賞
    H24年度 繊維学会 関西支部 関西繊維科学研究奨励賞
    R3年度 繊維学会 関西支部 関西繊維科学賞

    <所属学会>
    高分子学会、繊維学会、アメリカ化学会

    セミナー受講料

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