
バイオマスの液化 合成ガスからFT合成 CO2と再エネ電解水素
開催日:2024年07月23日(火) 13:30 - 15:30
セミナー趣旨
航空機は電動化は困難である。油脂の水素化(HVO)が世界的に行われているが、環境問題のため廃食油原料が注目されているが、量的に足らない。米国ではバイオエタノールからのSAFの製造(ETJ)が始まった。更にバイオマスの液化、バイオマスや都市ごみのガス化による合成ガスからFT合成によるSAFの製造も行われ始めた。又、大気中のCO2と再エネ電解水素からSAF製造の多くのプロジェクトが立ち上がっている。これらの背景と技術を詳説する。
セミナープログラム
1. 航空燃料とは
(1) 航空燃料の製法
(2) 航空燃料の規制
(3) 航空燃料の規格
(4) 欧州の動向
2. バイオマスから航空燃料
(1) 油脂の水素化によるSAFの製造
(2) 廃食油からのSAFの製造
(3) バイオアルコールからSAF
(4) バイオエタノールからのSAFの製造
(5) バイオブタノールからSAFの製造
(6) 糖からのSAFの製造
(7) 廃材からのSAFの製造
(8) 微細藻類から航空燃料の製造
3. FT合成によるSAFの製造
(1) 逆シフト反応
(2) FT合成
(3) FT合成触媒
(4) 選択的FT合成
(5) Direct FT合成
(6) 小型FT合成装置
4. 都市ごみからSAFの製造
5. メタノールからSAFの製造
6. 世界のe-SAFプロジェクト動向
(1) スペインビルバオプロジェクト
(2) 南米チリのハルオニプロジェクト
(3) 他
7. 国内のSAF動向
(1) ENEOS
(2) 出光興産
(3) コスモ石油
セミナー講師
アイシーラボ
ICLabo(Industrial Catalysts Laboratory)
代表
室井 髙城 氏
1968年 福島高専工業化学科卒
1968年 住友金属鉱山株式会社
1969年 日本エンゲルハルド株式会社(旧エヌ・イーケムキャット株式会社)
1982年 Engelhard プロセスのライセンシング カスタム触媒グループリーダー
1998年 化学触媒事業部長(貴金属触媒, ガス精製触媒, 石油精製触媒, ファインケミカル触媒, 貴金属の回収精製)
2000年 理事・化学触媒事業部長
2002年 事業開発部長(燃料電池, ポリオレフィン触媒,
2003年 執行役員 事業開発担当
2005年 執行役員 化学触媒担当
2006年 触媒学会副会長
早稲田大学招聘研究員
2007年 エヌ・イーケムキャット常勤顧問
神奈川大学非常勤講師
2008年 アイシーラボ設立
BASFジャパン主席顧問
NEDO フェロー
2009年 日本ガス合成執行役員
セミナー受講料
1名:33,560円(税込)2名以降:28,560円 (社内・関連会社で同時お申し込みの場合)
受講について
<1>メールで請求書をご送付します。ご入金確認後、視聴URLと配付可能な講演資料をお送りします。
<2>視聴期間は2週間です。期間を過ぎての対応は致しかねます。
<3>ご受講者様ご自身での視聴に限らせていただきます。
受講料
33,560円(税込)/人
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