再生医療等製品/細胞治療製品における規制要件の理解と申請書作成のポイント(入門講座)
■当初から留意しておきたい規制要件と、承認取得後も見据えた申請書作成の方法について解説!
日時
【Live配信受講】 2024年5月29日(水) 13:00~16:30
【アーカイブ配信受講】 2024年6月7日(金) まで受付(配信期間:6/7~6/20)
受講可能な形式:【Live配信】or【アーカイブ配信】
※Live(Zoom)配信受講者には、特典(無料)として「アーカイブ配信」の閲覧権が付与されます。
セミナー趣旨
再生医療の技術がゲノム編集にまで広がりを見せている。しかし、再生医療等製品は「生き物」であるため、すでに原料入手段階から製造・品質のバラツキが伴い、これが臨床成績にも影響する。また、細胞は容易に変化するため、製造記録をどのようにとるか? 無菌性をどう担保するかも重要である。本講座では当初から留意しておきたい規制要件と、承認取得後も見据えた申請書作成の方法について説明する。
習得できる知識
▽再生医療等製品の研究、開発、製造、販売に関する全般知識
▽研究段階から考慮すべき品質マネジメント手法
▽治験薬生産から実生産移行時の留意点
セミナープログラム
1-1 最新の再生医療とモダリティ動向
1-2 最近の開発中止事例と原因検索
2.再生医療等製品の本質と品質特性
2-1 再生医療等技術の規制
・再生医療等安全法
・医薬品医療機器等法
2-2 医薬品としての再生医療等製品
・医薬品の定義と特性: 均質性と安定供給義務
・再生医療等製品の種類: 細胞加工製品と遺伝子治療用製品
・細胞加工製品と分子医薬品(化合物、遺伝子・蛋白質)との違い
・遺伝子治療用製品等に求められる品質及び安全性の要件
2-3 細胞加工医薬品の種類と産業応用
・細胞加工医薬品の種類
・自家細胞由来製品と他家細胞由来製品
・間葉系幹細胞(MSC)を応用した製品開発事例
2-4 遺伝子治療用製品の種類と産業応用
・遺伝子治療用製品の種類
・in vitroとex vivo製品
・カルタヘナ法:リスク区分と拡散防止措置
・ウイルスベクターを応用した製品開発事例
2-5 注目される新たな再生医療等製品候補
3.再生医療等製品に関連する法体系および業許可要件
3-1 製造販売承認制度の概要
・条件および期限付き承認
3-2 製造販売後体制の組織構築
・製造販売業(GQP、GVP・GPSP)と製造業(GMP/GCTP)
・GCTPの基礎。GMPとの相違点
4.再生医療等製品の承認申請
4-1 再生医療等製品の臨床試験制度
4-2 CMC設計時の治験薬GMP要求事項
4-3 臨床試験計画時の留意点とPMDA相談の要点
4-4 条件・期限付承認
4-5 戦略的承認審査制度
1)先駆け審査指定制度
2)希少疾患用途医薬品指定制度
4-6 再生医療等製品GCPでの治験体制、有害事象報告等
4-7 承認申請に必要な資料とCTDの作成
4-8 信頼性保証調査の対応
1)GCP査察
2)GCTP査察
4-9 製造販売承認および薬価申請
5.承認後の製品ライフサイクルマネジメント
5-1 製造販売業体制、品質(GQP)および安全性管理(GVP)
5-2 製造所(GCTP)と卸業者の流通管理(GDP)、サプライチェーン構築
5-3 変更管理とライフサイクルマネジメント
6.まとめ
6-1 後戻りをしないためのCMC・製造戦略
6-2 原料確保とPotency Assay
6-2 ラボスケールから実生産の移行時の留意点
6-3 CMOの選択と技術移転・業務委託のポイント
□質疑応答□
セミナー講師
(合)鈴木聡薬業事務所 代表社員 Ph.D.(博士:医学)、MBA 鈴木 聡 氏
略歴
1987.4- 持田製薬株式会社
バイオサイエンス研究所、ライフサイエンス企画室、経営企画室・新規事業グループ、臨床開発(GCP)、安全管理(GVP)・市販後調査(GPSP)、薬事・信頼性保証など。
・体外診断薬(モノクローナル抗体、遺伝子組み換え技術)、尿由来製剤、遺伝子組み換え製剤(産学連携、知財)、希少疾患薬(新規DDS製剤)、機能性食品&化粧品原料、ベンチャー投資
2015.12-YLバイオロジクス株式会社(陽進堂/LupinのJV)
事業開発部長、開発薬事部長(GCP)
・バイオシミラーの事業開発、薬事申請
2017.7- OrphanPacific株式会社(CMIC/MEDISEOのJV)
信頼性保証本部長・総括製造販売責任者(品質GQP、安全管理GVP)
・希少疾患薬、血液由来製品の製造販売後業務、特定生物医薬品・再生医療等製品(細胞医薬品、遺伝子治療)の調査・開発支援
薬事・品質(RA/QA)サポート
・エクソソーム製剤、再生医療等製品(細胞加工医薬品、遺伝子治療)など。
2019.11- サンバイオ株式会社
信頼性保証部長、総括製造販売責任者(製造GCTP、品質GQP、安全管理GVP)
・再生医療等製品(細胞医薬品)の品質保証、製造販売後体制構築
略歴2
以後、フリーランス&業務委託を主に活動
2021.7- Boyd & Moore
・外資製薬会社の日本法人スタートアップ支援
・日本発バイオベンチャーの薬事・品質保証(RA&QA)アドバイザー
2021.11- IPSEN株式会社(本社:フランス、パリ)
代表取締役、薬事・信頼性保証担当、総括製造販売責任者/ 起業、薬事・品質
・希少疾患薬の承認申請、製造(GMP)、製造販売後体制(品質GQP、安全管理GVP)
2022.7- スタートアップ・RAQAアドバイザー(Freelance)
・PARKS事業化プロデューサー(プレCxO):GPCR創薬、核酸医薬
・ロッテホールディングス顧問:バイオCMO新規事業
2022.12-2023.5
・海和製薬株式会社(本社: 中国、上海)、執行役員・総括製造販売責任者:抗がん剤
2023.7-10
・レグセル株式会社(大阪大学発ベンチャー)、Vice President薬事・信頼性保証担当:抑制性T細胞、がん免疫
2023.10-2024.1
・Global Regulatory Partners合同会社(米国籍薬事コンサル会社)、Senir Director RA&QA: 外国企業の日本参入薬事支援
2024.1-現在
・合同会社鈴木聡薬業事務所、代表社員:主に大学発ベンチャーの創業・薬事支援。外国CMO会社、薬事コンサル会社の日本パートナー。
主な研究・業務
バイオロジクス、再生医療等製品、核酸医薬、希少疾患薬の事業開発ならびに薬事・品質(RA・QA)、信頼性保証業務支援
業界での関連活動
社団法人日本幹細胞国際研究会:理事
日本再生医療学会、臨床試験学会:会員
日本バイオインダストリー協会(JBA)、日本CFO協会:会員
PARKS事業家プロデューサー(CxO人材): 九州大発ベンチャー支援
セミナー受講料
※お申込みと同時にS&T会員登録をさせていただきます(E-mail案内登録とは異なります)。
49,500円( E-mail案内登録価格46,970円 )
E-Mail案内登録なら、2名同時申込みで1名分無料
2名で 49,500円 (2名ともE-mail案内登録必須/1名あたり定価半額24,750円)
【1名分無料適用条件】
※2名様ともE-mail案内登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※請求書(PDFデータ)は、代表者にE-mailで送信いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
【テレワーク応援キャンペーン(1名受講) オンライン配信セミナー受講限定】
1名申込みの場合:受講料( 定価 37,400円/E-Mail案内登録価格 35,640円 )
※1名様でオンライン配信セミナーを受講する場合、上記特別価格になります。
※他の割引は併用できません。
受講、配布資料などについて
Zoom配信の受講方法・接続確認
- 本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信となります。PCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- 申込み受理の連絡メールに、視聴用URLに関する連絡事項を記載しております。
- 事前に「Zoom」のインストール(または、ブラウザから参加)可能か、接続可能か等をご確認ください。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー中、講師へのご質問が可能です。
- 以下のテストミーティングより接続とマイク/スピーカーの出力・入力を事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
≫ テストミーティングはこちら
アーカイブ配信の受講方法・視聴環境確認
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCやスマホ・タブレッドなどからご視聴・学習することができます。
- S&T会員マイページ(無料)にログインいただき、ご視聴ください。
- セミナーに関する質問に限り、後日に講師にメールで質問可能です。
(テキストに講師の連絡先が掲載されている場合のみ) - 動画視聴・インターネット環境をご確認ください。
- 以下の視聴環境および視聴テストを事前にご確認いただいたうえで、お申込みください。
- セキュリティの設定や、動作環境によってはご視聴いただけない場合がございます。
≫ 視聴環境 ≫ 視聴テスト【ストリーミング(HLS)を確認】
配布資料
PDFテキスト(印刷可・編集不可)
その他注意事項
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。