★医薬品開発早期段階での適切なTPPの設定、およびその運用のポイントとは?
☆医薬品をはじめとしたライフサイエンス事業の特有の論点を踏まえながら、事業性評価の手法・課題について解説!

※本セミナーはZOOMを使ったLIVE配信セミナーです。会場での参加はございません。
【アーカイブ配信:4/5~4/12(何度でも受講可)】での受講もお選びいただけます。

セミナー趣旨

<第1部>
 我が国のライフサイエンス業界においては、高齢化、国際競争の激化、既存製品の特許失効などに対処するため、新たな医療技術とソリューションに投資する必要があり、多くの企業が収益拡大のために外部のアセットの導入・M&Aや投資を検討されています。近年はアーリーステージも含めた医薬品を中心としたライフサイエンス事業への投資も著しく増加しており、ライセンスイン・導入・投資の際の事業性評価の必要性が増加していることと想定されます。
本セミナーでは、医薬品をはじめとしたライフサイエンス事業の特有の論点を踏まえながら、コンサルティング会社という第三者視点から事業性評価を多数行った経験を基に、事業性評価の手法・課題について説明いたしますので、ぜひご参加ください。

<第2部>
 開発中新薬の事業性を適切に評価し予測するためには、期待製品プロファイル(TPP)を適切かつ的確に評価し把握する必要がある。過度な期待などの種々バイアスを排除した科学的に適切なTPPを設定し、プロジェクトチーム、および社内全体で共有し、TPPに基づく事業性評価を踏まえながら開発を進めてゆくことが求められる。
 本講ではTPPを中心に据えた医薬品開発の進め方、意思決定への反映について解説するが、特に臨床エビデンスの乏しい開発早期段階での適切なTPP設定と運用について、演者の実際の開発経験に基づいて説明する。

受講対象・レベル

<第1部>
・新規事業への投資・M&Aやライセンスイン・アウト等で事業性評価の検討をされる方

<第2部>
・新医薬品開発プロジェクトのメンバー、プロジェクトマネジメント担当者
・医療用医薬品の事業評価担当者

必要な予備知識

<第1部>
医薬品開発・販売をはじめとするライフサイエンス関連事業に関する一般的な知識。ワーディング等は適宜説明いたしますのでご安心ください。

<第2部>
・医療用医薬品の開発~承認プロセスに関する基礎知識
・医療用新薬の開発経験(分野、年数問わず)

習得できる知識

<第1部>
・医薬品をはじめとしたライフサイエンス関連事業の事業性評価のポイント

<第2部>
・開発早期のTPP設定とその適切な運用
・TPPを中心とした新薬開発の進め方
・TPPに基づいた適切な意思決定の進め方

セミナープログラム

第1部:12:30~14:30
​医薬品開発をはじめとしたライフサイエンスビジネスにおける事業性評価について

【講演の趣旨、ポイント】
医薬品をはじめとしたライフサイエンス事業特有の論点を踏まえた事業性開発のポイントについて、開発のステージ別に解説いたします

【プログラム】
 1.    はじめに
  1-1 事業性評価の必要性・重要性

 2.    事業性評価の概要
  2-1    事業性評価の流れ・関連者
  2-2    事業性評価の一般的な手法
  2-3    事業性評価の分析項目とポイント

 3.    ミドルステージ・レイトステージの事業性評価
  3-1 ミドルステージ・レイトステージの事業の特徴
  3-2 TPPの蓋然性の評価
  3-3 蓋然性評価後のTPPから見る事業性評価
   3-3-1 上市地域・順序の評価ポイント
   3-3-2 想定償還価格(薬価)、上市時適応症・拡大方針の評価の考え方

 4.    アーリーステージの事業性評価
  4-1 アーリーステージの事業の特徴
      4-1-1 開発の成功確率、開発スケジュールの評価ポイント
  4-2 情報の欠落・未決定事項に対する事業性評価の考え方
   4-2-1 開発する「モノ」がない状況の事業性評価
  4-3 アーリーステージの事業者に対する事業性評価後を見据えた留意点
   4-3-1 ライセンスイン時アップフロント・マイルストーン等
        フィー設計時の検討ポイント

 5.    その他事業性評価の課題
  5-1 医薬品以外のライフサイエンス事業における事業性評価
   5-1-1 医療機器・デジタルヘルス系事業における事業性評価のポイント
   5-1-2 予防事業等保険償還を経ずに上市する事業の評価時のポイント
   5-1-3 ビジネスモデル・収益構造の自体の評価
  5-2 評価者側・マーケット事情による検討事項や課題
   5-2-1 評価者側事情の検討事項・課題
   5-2-2 マーケット事情の検討事項・課題

 6.    おわりに

第2部:14:40~16:30
​ 医薬品開発(特に早期段階)におけるTPPの運用 
 ~ゴールの共有化、事業評価・意思決定への反映~

【講演の趣旨、ポイント】
 医薬品開発においては、開発早期段階での迅速で適切な意思決定が極めて重要である。プロジェクトの評価やGo/No Go判断はTPPに基づいて実施されるが、開発早期においては臨床エビデンスがなく、確度の高いTPP設定は困難である。
本セミナーでは特に開発早期段階での適切なTPPの設定、およびその運用のポイントを解説するとともに、企業としての適切な意思決定に向けた留意点について解説する。

【プログラム】
 1. 開発早期における意思決定の重要性 (イントロダクション)

 2. TPPの設定、共有化
  (1) TPPとは(役割、目的)
  (2) 開発初期のTPP設定の課題
  (3) 盛り込むべき項目、設定に必要な情報
  (4) TPP設定におけるKOLの活用
  (5) 適切な目標設定
  (6) TPPの承認と共有化 

 3. TPPの構成、フォーマット
  (1) FDAガイダンス、他社の例
  (2) 対照薬との差別化点を明確にするためのフォーマット例
    (演者の担当した開発薬の実例)

 4. TPPの改訂、維持・管理
  (1) TPP改訂のタイミング、ステップ
  (2) 改定に必要な情報と管理
  (3) 各改訂ポイントでの留意点
  (4) 改定TPPの承認、共有化
  (5) プロジェクトチームとしてのTPPの維持・管理 

 5. TPPを踏まえた意思決定の進め方
  (1) 意思決定(会議)に向けた準備
  (2) 意思決定結果、理由の共有化


キーワード:
医薬品,事業性評価,TPP,セミナー,講習会,研修

セミナー講師

【第1部】
デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(合)
ライフサイエンス ヘルスケア ストラテジー
ヴァイスプレジデント 髙橋 かおり 氏

《専門》
ライフサイエンス ヘルスケア等医療関連系事業の投資・M&A・アライアンスなどに係るコンサルティング。再生医療や新規治療領域などにおけるM&Aを含めた事業戦略の策定、後発品やCDMO事業などの事業DD、製品パイプライン開発における事業性・事業計画分析、バイオベンチャーの事業計画策定支援等に従事

《略歴》
外資系コンサルティングファーム、政府系投資ファンドを経てデロイトトーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社に入社
外資系コンサルティングファームにおいて、ヘルスケア・ライフサイエンス領域における事業戦略策定、M&A、事業再生、マーケットアクセス、薬価プライシング等のコンサルティング業務を行う。政府系ファンドにおいて産学連携ベンチャーファンド医学部担当として、大学発ベンチャーの設立・投資、設立時外部取締役としてハンズオン業務に従事。その後、デロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー合同会社に入社 

一橋大学大学院 国際企業戦略研究科修士課程修了(経営学修士)、オランダ王立熱帯研究所 Master of Public Health課程修了(公衆衛生学修士)


【第2部】
ロート製薬(株) 医薬臨床開発部 アドバイザー 山本晃嗣 氏

《専門》
(眼科用)医療用医薬品の研究開発、医薬品開発のプロジェクトマネジメント

《略歴》
1978年3月 大阪大学大学院理学研究科(有機化学)卒業
1978年4月 参天製薬(株) 入社
・新薬の合成研究(10年)、・プロジェクト企画・調整、ライセンス活動(4年)
・臨床開発(6年)、・眼科領域新薬のプロジェクトマネジメント(14年)
    プロジェクトリーダーを担当し、承認された医薬品:
     「ヒアレイン」(ドライアイ)、 「クラビット」(眼感染症)
     「タプロス」(緑内障、高眼圧症)、「タプコム配合点眼液」(緑内障、高眼圧症)
2012年12月 参天製薬(株) 退社
2013年1月 (株)アールテック・ウエノ(現:マリンクロット) 入社
 ・新規メカニズム抗炎症薬(経口薬)の臨床開発
2017年6月 (株)アールテック・ウエノ(現:マリンクロット) 退社
2017年11月 窪田製薬ホールディングス(株) 入社
 ・眼科用自社パイプラインの日本での開発推進、パートナリング活動
2019年2月 窪田製薬ホールディングス(株) 退社
2019年4月 ロート製薬(株) 入社
 ・医療用眼科薬の研究開発およびプロジェクト推進

《活動等》
・米国眼科学会(AAO)会員

セミナー受講料

49,500円(税込、資料付)
■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合46,200円、
  2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
(セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
   今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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  ご登録いただきますと、セミナーや書籍などの商品をご案内させていただきます。
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  メールまたは郵送でのご案内となります。
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受講について

Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

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  2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
  3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
  • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
  • アーカイブの場合は、配信開始日以降に、セミナー資料と動画のURLをメールでお送りします。
  • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

49,500円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   事業戦略

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