ベテランの暗黙知をとらえ伝承する方法論

暗黙知の説き起こしから整理の仕方、効果的に暗黙知を伝承する方法まで


★ 生産現場、研究開発など様々なシーンで課題となっている技術伝承… 本セミナーでは、伝承の最大のポイントと言える“暗黙知”にフォーカスして詳解!
★ 暗黙知の種類などの基礎から表現・整理の仕方、実際に伝承する際の立案・計画、マニュアル・プログラム作成、指導法まで。
★ ものの見方や発想など核心的な部分も交えて解説します!


講師


技術・技能教育研究所 代表取締役 森 和夫 先生

■ ご略歴:
 職業能力開発総合大学校教授、助教授、講師(~2000年)、徳島大学教授(~2004年)、東京農工大学教授(~2006年)、2006年に技術・技能教育研究所を創設し現職、2018年に一般財団法人 職業教育開発協会代表理事。

■ ご専門および得意な分野・研究:
 職業能力開発、産業教育学、労働科学で、技術・技能教育に関する研究開発とコンサルテーションを展開している。博士(工学)、主な研究開発成果は、「指導技術訓練システムPROTS」「職務分析手法CUDBAS」「技能分析手法SAT」「技術・技能伝承システム」「現場力向上NAVIシステム」などがある。

■ 代表著書など:
 「技術・技能論」「Skilled Labor on High-Tech Age」(大妻女子大学人間生活文化研究所,2017・2018)、「能力開発の実践ガイド」(日本能率協会コンサルティング、共著、2013)、「人材育成の見える化」上巻/下巻(JIPMソリューション、2008)、「3時間でつくる技能伝承マニュアル」(JIPMソリューション、共著、2007)、「技術・技能伝承ハンドブック」(JIPMソリューション、2005)、「技の学び方・教え方」(中央職業能力開発協会、2002)など。研究論文、報告書、雑誌記事、発刊図書数は300点以上にわたる。

■ ご受賞歴:
 (1992年)労働問題リサーチセンター、沖永賞(論文部門)受賞「生産技術教育の方法理論」、(2001年)日本規格協会、標準化文献奨励賞受賞「技術・技能伝承マニュアルのつくり方」など

■ 本テーマ関連学協会でのご活動:
 所属学会は日本産業教育学会、学会誌編集委員(2010~2016)、※日本人間工学会、人類働態学会、日本教育心理学会などで活動。


受講料


1名46,440円(税込(消費税8%)、資料・昼食付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき35,640円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナー開催にあたって


【PC演習のご案内】
 より効果的な講座を実現するため、4.暗黙知の明確化の実際(演習)の項目で『PC演習』を取り入れます。必要なスペック、ソフトは以下の通りです。
■ 必要なスペック、ソフト等
・必要ソフト:「Microsoft PowerPoint」「Microsoft Excel」の2点。
 2007以降であればバージョン問わず。
・OS:上記が起動できるのであれば不問
・事前準備:特に必要ありません。
・その他:念のため、会場のFree Wifiに接続できるパソコンをお持ちください。
■ PCお持ち頂くのが難しい方は、お申し込みフォームの備考欄に『PC貸出希望』と
 ご記入ください。


■ はじめに:
 職場には長い間の経験によって獲得された技術・技能はベテランに蓄積されます。これらを活用して、生産が行われています。「ベテランの職員が保有する技術・技能は伝承していかなければならない」と考える方は多くいますが、伝承を始めて見ると簡単にはいかないことに気づきます。この活動は思いつきや見よう見まねで進めることでは成果は出ないものです。なぜなら、その多くは言葉に表現しにくい暗黙知が介在しているからです。
 技術・技能伝承を効果的に進めるには、理にかなった方法の採用が重要です。このセミナーでは暗黙知とは何かから説きおこし、暗黙知の特徴、暗黙知の整理の仕方、暗黙知を伝える方法までを体系的に学習します。技術・技能伝承、技術・技能人材の育成に関わる方々、指導者の方々に受講をお勧めします。

■ 受講対象者:
 技術・技能伝承に従事している方、これから従事する方、関心のある方ならどなたでも受講できます。業界を問わず幅広い分野の受講が可能です。
 後継者養成を進めているが表現できない暗黙知があり課題を抱えている方、研究開発の技能伝承に取り組んでいるが、暗黙知が多く、伝承に困っている方、この他、暗黙知継承の進め方や指導法を身につけたいとする方にお勧めします。

■ 必要な予備知識:
 この分野に興味のある方なら、特に必要はありません

■ 本セミナーで習得できること(一例):
 ・技術・技能伝承の方法論を知る
 ・暗黙知の性質と取り扱いについて知る
 ・暗黙知明確化の方法が実践できる
 ・人の動作や考え方を表現できる


セミナー内容


1.暗黙知伝承の必要性

2.暗黙知を捉える

 2.1 暗黙知とは何か、どう伝えるか
 2.2 暗黙知の4種類・4階層の仮説
 2.3 作業概念の形成を考える

3.技術・技能伝承を進める3つのステージ
 3.1 保有能力の把握と伝承計画の立案
 3.2 技能分析とマニュアル作成
 3.3 技術・技能指導技法

4.暗黙知の明確化の実際(PC演習)
 4.1 技術・技能分析の考え方・整理の仕方
 4.2 技術・技能分析の方法演習
 4.3 分析から伝承教材に展開する方法演習
 4.4 暗黙知指導の方法
 ・PC演習概要
 暗黙知インタビューの内容をExcelやPowerPointを用いて入力整理頂きます。
 またそれを用いてマニュアルを作成する演習を行います。
 演習に必要な情報・材料等は当日ご案内します。特に事前に準備頂くものはありません。

5.技術・技能伝承活動のフローチャートとプログラム
 5.1 活動のフローチャート
 5.2 技術・技能伝承活動の展開プログラム

6.暗黙知伝承の核心とは
 6.1 暗黙知伝承とは「本質を追究すること」
 6.2 暗黙知伝承は「ものの見方、考え方」を伝えること
 6.3 ものごとの多面的理解と多角的発想
 6.4 研究開発の暗黙知とは何か、伝承しうるか
 
 <質疑応答・個別質問・講師と名刺交換>

■ ご講演中のキーワード:

 技術・技能伝承、暗黙知の明確化、暗黙知の階層、暗黙知の種類、
 技術・技能分析、暗黙知指導のポイント