【中止】研究開発部門を対象とした特許明細書の作成法~最新のトピックを踏まえながら、審査に強く、侵害に強く、事業に役立つ特許~

研究者やエンジニアが、限られた時間で的を射た特許明細書を書けることを目標とします。 

弁理士の方へ:<日本弁理士会 継続研修認定対象講座>
当講座は日本弁理士会の継続研修としての認定講座です。
研修を受講し、所定の申請をすると、外部機関研修として外部機関研修として3.5単位が認められます。
単位申請をご希望の方は「受講証明書の発行希望の旨」と「弁理士登録番号」をお申し込み時の備考欄にご記載下さい。

【項目】※クリックするとその項目に飛ぶことができます

    セミナー趣旨

      本講座の目標は、研究者やエンジニアが、限られた時間で的を射た特許明細書を書けるようになることです。また、知財担当者が、ポイントを外さず的確に明細書をチェック・評価できるようになることです。これらの目標の先にあるミッションは、本当に事業の役に立つ特許権を確保し、成長の種を守ることです。
      講師は、元特許庁審査官、元エンジニアで、大企業からスタートアップまでの支援経験を有する弁理士です。審査の実情、事業の現場の実情、知財をめぐる法制度や経済情勢等の最新のトピックを踏まえながら、審査に強く、侵害に強く、事業に役立つ特許を、効率的かつ確実に獲得するためのコツに迫ります。

    受講対象・レベル

    ・特許明細書(発明提案書)を書く機会のある技術者
    ・特許明細書(発明提案書)のチェックや評価を行う知財担当者、経営者
    ・上記の他、本テーマに興味のある全ての方

    必要な予備知識

    この分野に興味のある方なら、特に必要ありません。明細書(発明提案書)を一度も書いたことのない方にもご理解いただけるよう、
    基礎的な概念から解説します。

    習得できる知識

    ・特許とはなにか
    ・事業に役立つ特許とは~特許にはどんな使い道があるか
    ・審査に強い特許明細書とは
    ・契約、交渉、係争に強い特許明細書とは
    ・限られた時間で特許明細書(発明提案書)を書くためのポイント
    ・特許明細書(発明提案書)をチェック及び評価する際の重要ポイント

    セミナープログラム

    第1 基本編
    1 特許とは
    ポイント:
    ・特許権とは何でしょうか。なぜ特許権が必要なのでしょうか。特許権の基本的な目的と働きをおさえます。
    ・特許権をどのように使うと、他社との競争を有利に進めることができるのでしょうか。
       特許権を用いた戦い方の典型的なパターンを幾つかご紹介します。
    ・発明という無形のアイディアから、特許権という戦力を形成するまでのプロセスをおさえます。
     (1) 特許の役割
     (2) 事業における特許の使い方
     (3) 特許が成立するまで
    2 明細書とは
    ポイント:
    ・特許権を得るために、なぜ明細書を書く必要があるのでしょうか。また、何をどのように書くべきなのでしょうか。
       特許法の導入部分を紐解きながら、明細書の役割と、求められる要件の本質に迫ります。
     (1) 明細書の役割
     (2) 明細書の構成?明細書を見てみよう
     (3) 明細書に求められる要件
    3 何をどのように書くか
    ポイント:
    ・明細書には、必ず書いておきたいことと、書く必要の無いこととがあります。書く内容を誤ると、審査に通らなかったり、
       審査を通っても不十分な権利になってしまいます。確実に、かつまともに使える特許権を取るためには、
      「何を」「どのように」書けば良いのでしょうか。原則となる考え方とともに、典型的な文例や構成例をご説明します。
     (1)何を書くか
      ア 発明の本質的な特徴を把握する
       (ア) 発明の本質的な特徴
       (イ) 発明にならないもの
       (ウ) 「新規性及び進歩性」について
      イ 発明の外縁を広げる
     (2)どのように書くか
      ア クレームを書く
       (ア) クレームの記載パターン
       (イ) 構成要素の数と抽象度とが技術的範囲を決める
       (ウ) 技術的範囲と新規性及び進歩性との関係
       (エ) 「明確性」について
      イ 明細書を書く
       (ア) 明細書の記載パターン
        a 従来技術を説明する
        b 課題、効果を設定する
        c 実施例を説明する
         (a) 分野別の記載パターン
         (b) 図面を用いる
       (イ) わかりやすい文章を書く
       (ウ) 何をどこまで詳しく書くか
       (エ) 「実施可能性」について
      ウ 図面をかく
       (ア) 図面の記載パターン
    第2 応用編
    1 審査に通りやすい明細書とは
    ポイント:
    ・審査を通らなければ、特許は得られません。審査官の厳しい指摘に耐えられる明細書とはどのようなものでしょうか。
       審査における強さという観点から、「何を」「どのように」書けば良いか考えます。
     (1) 様々な引用文献をあらかじめ想定する
     (2) あいまいさを排除する
     (3) 「サポート要件」について
    2 権利行使に強い明細書とは
    ポイント:
    ・競合を排除するための十分な能力がなければ、本当に使える特許とは言えません。競合他社に対する攻撃力、
       又は防御力の強い明細書とはどのようなものでしょうか。権利行使における強さという観点から、
      「何を」「どのように」書けば良いか考えます。
     (1) 事業の上流から下流までをカバーする
     (2) 技術の進歩をあらかじめ想定する
     (3) クレームの書きかたで技術的範囲を自在にコントロールする
    3 事業戦略を見据えた明細書とは
    ポイント:
    ・事業を取り巻く環境は刻々と変化します。事業戦略の変化にもある程度追従できる広汎性がなければ、
       本当に使える特許とは言えません。変化に対する強さという観点から、「何を」「どのように」書けば良いか考えます。
     (1) 事業の将来の方向性をあらかじめ想定する
    第3 演習編
    1 明細書の骨子を書いてみよう
    ポイント:
    ・明細書のあるべき姿が分かっていても、実際にそこにたどり着くのは意外と難しいものです。
       ここでは、皆様の頭のなかにあるアイディアを、明細書という形にコンバートする作業を、
       段階を踏みながら体験していただきます。このフレームワークを一度経験すれば、実務も効率良く進められるでしょう!
     (1) アイディアを整理する
     (2) ストーリーを組み立てる
    2 クレームを書いてみよう
    ポイント:
    ・特許出願において、特に注意を要するのがクレーム(特許請求の範囲)の作成です。
       ここでは、あるアイディアをどのようにクレームとして表現できるか検討します。
     (1) クレームを書く
    第4 質疑
    ・当日の講義内容はもとより、特許や知的財産全般に関する疑問点や不明点について質問をお受けします。


    ■講演中のキーワード
    特許
    明細書


    ■受講された方の声(一例)
    ・よりスムーズに特許業務を行うために参加させていただきました。丁寧な説明でとても分かりやすかったです。
    ・演習付きなので、実践的に学ぶことが出来ました。ありがとうございました。
    ・予備知識のない初心者でしたが、わかりやすい内容で助かりました。
       などなど……ご好評の声を多数頂いております!

    セミナー講師

     いちご特許事務所 みなとみらいオフィス パートナー  弁理士  相澤 聡 先生

    ■ご略歴
    いちご特許事務所 パートナー弁理士。
    システムエンジニアを経験した後、特許庁審査第四部(電子商取引)にてコンピュータソフトウェア関連発明の審査に従事。
    現在は弁理士として、知的財産権の取得及び活用に関する助言及び代理を行っている。
    これまでの取扱業務や著作等については、いちご特許事務所ウェブサイト(https://ichigo-patent.pro/)をご参照ください。
    ■ご専門および得意な分野・ご研究
    ・知的財産権(特許権、商標権、意匠権、著作権等)の取得、管理、契約交渉、係争における代理及び助言
    ・知的財産を活用した経営課題の解決に関する助言
    ■本テーマ関連学協会でのご活動

    日本弁理士会
    関東支部 知的財産相談室 相談員
    特許委員会(2016年-2020年)
    広報センター 会誌編集部(2016年-2018年)
    関東支部 中小ベンチャー企業支援委員会(2016年-2018年)
    日本国際知的財産保護協会(AIPPI JAPAN)
    ソフトウエア特許研究会(2017年-2018年)
    <著作等>
    「費用対効果に基づく外国特許出願国の選び方・進め方」(共著)、株式会社技術情報協会、2022年7月29日発行
    「スタートアップの新規性喪失を巡る一考察」(共著)、パテント、日本弁理士会、2019年1月発行、vol.72 No.1、第11-16頁
    「製造サプライチェーンにおける供給者の技術基盤の保全について─技術のコモディティ化の中で生き残るために─」(共著)、
       特技懇、特許庁技術懇話会、2013年11月発行、No.271、第102-112頁     など

    セミナー受講料

    【オンラインセミナー(見逃し視聴なし)】:1名41,800円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき30,800円

    【オンラインセミナー(見逃し視聴あり)】:1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
    *1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円

    *学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。

    受講について

    • 配布資料はPDF等のデータで送付予定です。受取方法はメールでご案内致します。
      (開催1週前~前日までには送付致します)
      ※準備の都合上、開催1営業日前の12:00までにお申し込みをお願い致します。
      (土、日、祝日は営業日としてカウント致しません。)
    • 受講にあたってこちらをご確認の上、お申し込みください。
    • Zoomを使用したオンラインセミナーです
      →環境の確認についてこちらからご確認ください
    • 申込み時に(見逃し視聴有り)を選択された方は、見逃し視聴が可能です
      →こちらをご確認ください

     

    受講料

    41,800円(税込)/人

    ※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

    開催日時


    12:30

    受講料

    41,800円(税込)/人

    ※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

    ※銀行振込、コンビニ払い

    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    知的財産マネジメント一般

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    キーワード

    知的財産マネジメント一般

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