
【中止】クリーンルームの維持管理ノウハウ ~費用をなるべくかけずにクリーン化を達成する方法~<東京会場セミナー>
・会社に戻ってすぐ実践できる具体策の数々!
・クリーンルームを導入するだけではない:真のクリーン化テクニックを伝授!
セミナー趣旨
「パーティクル対策に困っている」、「異物としての毛髪対策を講じたい」、「静電気がややこしい」、「新たにクリーンルームを導入するが、何を基準にしたらいいか分からない」、……このようなお声をよく頂きます。これらを解決するための具体的な方法が不明確で、実施段階で行き詰まりを感じている方も多いようです。
本セミナーは、上記のようなお声に配慮し、現場目線でのクリーン化技術に視点を据えて、クリーンルームの維持管理はもちろんのこと、クリーンルームが仮になくても一定レベルのクリーン化を確保する方法を身につけて頂くことを狙いとします。
尚、受講者個別の課題・質問にも可能な範囲で対応します。名刺交換をした方には、後日対応することも可能です。
習得できる知識
・クリーンルームおよび非クリーンルームにおける具体的なクリーン化の指標(ガイドライン)
・作業現場に不可欠なクリーン化技術とその導入方法、実施策
・クリーン化のための具体的チェックリスト事例
・クリーンルーム設置是非の判断方法
・非クリーンルームの改善実例
・「なぜ不良(品)が減らないのか」その原因の特定方法と対応策・留意点
・現場作業者への効果的で説得力のある指導方法 など
セミナープログラム
1. 塵埃(じんあい/ちりぼこり)の動きと性質
1-1 塵埃形成の謎とは
+モノを作ることは塵埃を出すということ
1-2 塵埃の動き:浮遊と落下そして堆積
+気流と異物の関連性:塵埃の動きは簡単に科学できる
+床からの舞い上がりについて
+塵埃(粒子)の大きさごとの改善策
1-3 無数の塵埃は小さなことから発生する
+甘く見ると無数の塵埃が、気が付かないところに原因が
1-4 ここにも意外な塵埃発生
+ワイパー、手袋、容器など知らずに使ってしまう発塵源
+「擬音・濁音」で分かる発塵源・発塵物質の推定方法
1-5 そこが危ない塵埃の発生と流れこみ
+ドアの開け閉め一つでも、エアコンの位置でさえも発塵に関与する
1-6 そこまでのクリーン化対策が必要か
+ついやりすぎてしまうクリーン化対策:やらなくてはいけない対策
1-7 塵埃は出るもの、溜まるもの:それを踏まえたクリーン化の原則
+塵埃は絶対にゼロにはならない
+塵埃が製品に付かなければいい:そのノウハウ
2. クリーンルームのないクリーン化のガイドライン・各社ごとの標準化の指針
2-1 基準をどこに設定するか
+何をするのか、したいのか:まずはハッキリさせたいクリーン化の目的
2-2 クリーン化対策にいるもの、いらないもの
+やみくもにやっても効果が出にくいクリーン化対策の運命
2-3 作業の動作が与える塵埃の動き
+抑えるのはモノの動きと作業者の動き
2-4 もう一度見直すべき、自社のレイアウト
+大きな要因となる設備と人の配置
2-5 こんな考えを持ち込むべき、限定的なガイドライン
+確かめてみたい本質に基づくガイドライン
2-6 「クリーン化委員会」を設置するアイデア
+クリーン化という文化を創る方法論
2-7 監査対応
+監査員はここを見る
3. 静電気は塵埃による不良の原因
3-1 静電気対策は難しい?! 性質と理屈にあった基本対策方法
+ここに注意すれば塵埃は付着しにくい:その謎解き
3-2 お金をかけるか、かけないか静電気対策
+こだわればお金がかかる:どこまでやるのが適切か
3-3 静電気対策のガイドライン
+どの程度に抑えるのが塵埃付着防止に効果があるのか
4. 効果がある清掃の仕方と考え方
4-1 長めの清掃は時間とお金の無駄
+毎日10分間の掃除なんて無駄:その根拠
+ならば何分やればいいのか
4-2 拭き方のコツを伝授する
+拭いたつもりが、返って汚すことが多々ある
+ゴミを散らかさない方法
4-3 清掃には正しいルールがある
+効果的な清掃のルールと秘訣
4-4 本当にきれいになったのか? その見分け方
+お薦めできる清掃後の清浄度を確かめる方法
4-5 ワイパー(拭き取り材)の検討
+ワイパー選定 6つのポイント
+繊維が残りにくいワイパー、繊維を出さない拭き取り方
4-6 防虫の具体的な方法・ノウハウ
5. クリーン化を進める方法:作業者教育とドイツ自動車業界の事例から
5-1 作業者教育の項目と内容
+具体的な教育項目と内容のガイドラインを伝授
5-2 VDA19/ISO16232(ドイツ自動車工業会の規格)の清浄度管理
+ドイツ自動車産業の事例を見てみましょう
5-3 VDAの考え方
+どのような発想でクリーン化を進めているか
5-4 VDAの清浄度レベルの表示方法
+あなたの会社でも採用できるかも
6. クリーン化対策には6Sが必須
6-1 6Sとは何か? なぜ6Sなのか? 決め手は何か?
+整理整頓がお題目では作業者は動かない:躾・習慣が優位
6-2 早くやりたいクリーン化の6S
+6Sに基づく限定ガイドラインを解説
<質疑応答・名刺交換・個別質問>
※セミナー終了後に限らず、セミナー開始前、休憩中など時間の許す限り、応対します。
折角の対面セミナーですので有意義な会にしたいと思っております。(講師より)
※途中、お昼休みと小休憩を挟みます。
■受講者の声(過去の同講師セミナー受講者アンケートより)
「きちんとデータで示しており、数値としての基準なども明確で、とても参考になりました」
(混入異物の改善)
「貴重なデータの数々を提示いただき、ありがとうございました。大変参考になりました」
(部品製造・研究)
「クリーンルームを導入しない、後工程現場のクリーン化のために受講しました。非常に有益でした」
(品質保証部)
「気になっていた静電気についても解説いただけたのがよかったです」(研究)
「園田先生の評判を聞いて受講。予想以上に良いセミナーでした」(製造管理)
「講義大変ありがとうございました。このセミナー内容を社内で共有し品質向上につなげます」(品質管理)
「気になっていたことを先生に直接訊くことができたのでよかったです」(部品開発)
セミナー講師
クリーンサイエンスジャパン 代表 情報工学博士 園田 信夫 先生
■ご略歴
1973年 三菱電機(株)福岡製作所入社後、塗装・めっきの研究に従事
1989年 分析技術センター立ち上げ、半導体製造プロセスでの材料・プロセスの評価分析に従事。
この間、分析センター長、品質技術部長歴任
1998年 九州工業大学情報工学部にて学位取得(情報工学博士)
2000年 ULSI開発センターにてクリーン化技術グループの立ち上げ、先端クリーン化技術開発に従事
2002年 三菱電機(株)パワーデバイス製作所品質保証部にて、アセンブリのクリーン化、静電気対策に従事
2009年 (株)オジックテクノロジーズ、取締役技術本部長
・その後、独立しクリーン化技術・静電気対策技術のコンサルタントとしてクリーンルームおよび
クリーンブースについてのセミナー講演活動や現場指導に従事。国内外で活躍中。
・主著:『クリーンルームだけに頼らない本当のクリーン化技術』(情報機構)
・情報機構の講師コラム:『クリーン化への思いを語る』
セミナー受講料
1名47,300円(税込(消費税10%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合、1名につき36,300円
*学校法人割引;学生、教員のご参加は受講料50%割引。
受講について
- 感染拡大防止対策にご協力下さい。
- セミナー会場での現金支払いを休止しております。
- 新型コロナウイルスの感染防止の一環として当面の間、昼食の提供サービスは中止させて頂きます。
- 配布資料は、当日セミナー会場でのお渡しとなります。
- 希望者は講師との名刺交換が可能です。
- 録音・録画行為は固くお断り致します。
- 講義中の携帯電話の使用はご遠慮下さい。
- 講義中のパソコン使用は、講義の支障や他の方の迷惑となる場合がありますので、極力お控え下さい。
場合により、使用をお断りすることがございますので、予めご了承下さい。(*PC実習講座を除きます。)
受講料
47,300円(税込)/人