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~ 湿度計では測れない、水分の質まで評価可能なモイスチャーセンサ ~
★ 初期の結露さえも検出可能な新しいセンサを徹底解説。
★ センサチップの作成から計測システムの構築例まで、センサの作成と利用に役立つ情報を提供します。
講師
国立研究開発法人物質・材料研究機構 主席研究員 博士(工学) 川喜多 仁 氏
【専門】電気化学、材料化学
1997年慶應義塾大学理工学部助手。2000年科学技術庁金属材料技術研究所(現:物質・材料研究機構)研究員。2004~2005年文部科学省在外派遣研究員(ドイツ・マックスプランク研究所)。2009年文部科学省科学技術・学術政策研究所客員研究員。2016年より現職。最近の研究内容は電気化学に基づくインターコネクト材料の開発と応用。
受講料
43,200円 ( S&T会員受講料 41,040円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)
【キャンペーン!2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円 )】
※2名様ともS&T会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
(申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
趣旨
結露はガラスの曇りやカビの発生、金属のサビなどを引き起こす。その対処・対策のためには、結露の検知を必要する場合があるが、既存の湿度センサーでは結露の発生を検知することは原理的に不可能であり、市販の結露センサーでは初期の結露を正確に検出することはできない。本講演者が開発しているモイスチャーセンサーは環境中の湿気に由来するマイクロオーダーといった微小な水滴を感度・高精度・小型・高速に検出できるとともに、その大きさの違いや時間毎の変化を判別することができる。そのため、本センサーを用いることで、結露や湿潤の発生やその程度を検知することが可能になる。さらに、このセンサーを用いることで、結露や湿潤以外にも人や物から放出される微小な水分を検出・判別することが可能となる。
本講演では、モイスチャーセンサーの測定原理、半導体加工技術を用いたチップ作製、計測システムの構築例、実測例とアプリケーション例、センサーの提供(利用)方法について、解説する。
プログラム
1.結露について
1.1 結露に起因する様々な現象・影響
1.2 結露の発生原理・機構
1.3 結露対策・処置
2.既存の結露関連計測技術の比較
2.1 湿度計・湿度センサ
2.2 結露検出器
2.3 大気腐食モニタリングセンサ
2.4 露点計
2.5 粒度分布計
2.6 その他
3.モイスチャーセンサ
3.1 測定原理
3.2 センサーチップの作製方法
3.3 センサーシステムのセットアップ例
3.4 微小水滴の検出
3.5 微小水滴の大きさ判別
3.6 検出感度と判別精度
3.7 応答速度
3.8 結露と露点
3.9 アプリケーション例
3.10 センサーの提供(利用)
□質疑応答・名刺交換□
受講料
43,200円(税込)/人
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