技術者・研究者のための競合情報/市場情報の収集テクニックと分析方法

IoT、AI時代に注目されているエコシステム・ビジネスモデルレベルの競合情報、市場情報収集分析の方法を伝授!

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    セミナー趣旨

      研究開発、製品設計、新製品・新事業開発など技術開発をともなう業務を行う場合、競合情報や市場情報を収集し、分析することは、事業の成否に関わる重要な仕事です。しかし実際は、経験知だけ、体系的な情報収集・分析が十分に行われていないことが多く、経営者の意思決定がうまく行われないことがしばしあります。本コースは、多くの技術開発戦略、新事業開発に関わったコンサルタントが、開発した手法を競合情報、市場情報収集・分析手法を体系的かつ実践的にお伝えするものです。
      製品・サービス事業だけでなく、IoT、AI時代に重視されているエコシステム・ビジネスモデルレベルの競合情報、市場情報収集分析の方法もお伝えします。

    受講対象・レベル

    ・企業の研究開発部門、設計開発部門、製造技術部門、技術営業部門
    ・新製品・新事業開発部門、M&A/アライアンス部門、市場調査部門
    ・知的財産部門、技術調査部門
    ・大学の研究者、産学協同部門
    上記の初級者から中級者

    習得できる知識

    ・競合企業・事業、製品・サービス、技術、エコシステム・ビジネスモデルなどの情報収集と分析手法
    ・参入市場の市場情報収集・分析手法
    ・競合、市場情報分析の報告書作成の方法
    ・情報収集と各種戦略企画の関係

    セミナープログラム

    1.これまでの市場調査の方法が通用しなくなってきている
     1-1.業界や市場の境目が無くなっている
     1-2.現在市場が存在しない市場調査が必要
     1-3.情報が多すぎて分析できない。
     1-4.ネット情報の信憑性、情報陳腐化の加速化
     1-5.情報収集・分析しても意思決定できない経営トップ
    2.情報収集・分析の5つの原則
     2-1.なんのための情報収集・分析か?【目的明確化の原則】
     2-2.どんな制約条件があるのか?【制約条件の原則】
     2-3.その情報で誰が何のために意思決定するのか【意思決定特性の原則】
     2-4.情報の不確実性をどう考えるか【不確実性の原則】
     2-5.多次元情報収集と分析が必要【多次元情報の原則】
    3.市場情報収集・分析の実践方法
     3-1.目的によって異なる情報収集・分析手法
        ・技術開発、新事業創造、新規参入、起業、M&A・アライアンスなど
     3-2.「絶えず変化する市場」をどう認識するか?
        ・業界ができあがってしまったら既にレッドオーシャン市場ではないか?
        ・変化しつつある既存業界をどう見るか
        ・新しく発生する市場をどう定義づけるか
        ・代替される市場の捉え方
     3-3.市場には本質的な特性がある
        ・ライフサイクル特性、参入起業特性、顧客特性、消費サイクルタイムなど
        ・市場特性から事業成功要因を分析する  
     3-4.顧客セグメント分析とターゲティング
        ・デモグラフィック(統計的切り口)では効果がない
        ・B2Cは価値観、B2Bは戦略など上位概念でセグメントするのが効果的
        ・市場サイズをどう割り出すか(フェルム推定など)
        ・ターゲティングとは期間利益を最大にするための最初の標的
     3-5.マクロトレンド分析と影響度の把握
        ・マクロトレンド分析はその影響を具体化しなれば意味は無い
        ・ビジネスへのインパクト分析の考え方と方法
        ・パラダイムチェンジを見抜くことが最も重要
        ・マクロトレンド分析で参考にすべきデータとは
     3-6.業界構造、エコシステムの分析
        ・エコシステム・ビジネスモデル戦略が重要な成功要因になった
        ・業界構造の把握の基本(ダウンフロー型、マーケットプレイス型)
        ・業界構造変化の本質(プロフィット、情報の流れ、モノの流れなど)
     3-7.市場、顧客、マクロトレンドの情報源とアクセス方法
        ・公開データ、非公開データ
        ・官公庁、マスコミ、業界誌、専門誌、シンクタンクレポート
        ・ホームページ、ネット、SNS情報
        ・社内保有情報
        ・インタビュー調査、アンケート調査、現場観察手法
        ・ビッグデータ解析
    4.競合情報収集・分析
     4-1.事業・経営レベルのベンチマーキング
        ・競合分析の前に自社を分析せよ
        ・永遠に競合から学ぶことが最強の戦略
        ・そもそも競合とは、競合の分類方法
        ・代替品・サービスは新たなエコシステム・ビジネスモデルから生まれる
        ・競合の何を分析するか?(過去、現在、将来)
        ・競合の分析と競争戦略の関係   
     4-2.事業・経営レベルのベンチマーキングの方法
        ・BSCの4つの視点で競合の業績メカニズムを分析する
        ・マクロ環境から競合の将来の方向性を予想する
     4-3.技術ベンチマーキング
        ・ビジネス競争における空間軸と技術の位置づけ
        ・ビジネス競争における時間軸とは
        ・技術ベンチマーキングの目的、狙い
     4-4.技術ベンチマーキングの原則
        ・競合を広範囲に見る(特に異業種)
        ・技術スペックだけで比較しない
        ・環境シナリオでも4つの階層視点で行いリアリティを得る
     4-5.競合情報収集方法の確認
        ・競合情報の情報源
        ・エコシステム・ビジネスモデル分析の方法
        ・公開特許情報収集
        ・特許調査結果の4階層ベンチマーキングへの反映
     4-6.技術ベンチマーキングのステップと方法
        ・自社技術の確認
        ・ベンチマーキング技術カテゴリー
        ・競合技術の分類と競合組織、企業の特定
        ・製品・サービスベンチマーク分析
        ・技術ベンチマーキング
        ・製品・サービス/技術マトリクス
        ・競合技術のイネイブラー(可能にする要因)の分析
        ・バリューチェーンベンチマーク分析
        ・エコシステム・ビジネスモデルベンチマーキング分析
        ・4階層連動ベンチマーキング
        ・環境シナリオ別技術ベンチマーキング
        ・競合の戦略シナリオと自社の成功要因分析
        ・戦略目標の設定と競争戦略企画
        ・アクションプラン  
    5.調査力を上げる方法
     5-1.身近な情報源を徹底活用する
     5-2.常にビジネス戦略仮説を持ち、当たり外れを確認する
     5-3.社内外のネットワークをつくる
     5-4.現場感覚、肌感覚を鍛える(身体性や主観力)
     5-5.予測とシナリオ分析
     5-6.自ら情報発信し影響を周りに与え、最新のトレンドを生み出す側に回る
        ・異業種ワークショップなどの開催
        ・コンソーシアムの発足、運営などの場づくり
        ・キーパーソンとのネットワーク
    【質疑応答】

    セミナー講師

     高橋 透 先生(株)ニューチャーネットワークス 代表取締役 

    ■ご専門
     技術戦略、新製品・新事業開発、事業戦略、アライアンス
    ■ご略歴・著書など
    ・1987年上智大学経済学部経営学科卒業
    ・同年旭硝子株式会社(現AGC)入社、セラミック事業マーケティング、消費財新事業開発、広告宣伝担当
    ・1993年大手コンサルティング会社入社
    ・1996年株式会社ニューチャーネットワークス設立 代表取締役就任
    ・2010年より上智大学非常勤講師
       (経済学部:コンセプトメイク、全学共通:グローバルベンチャー、理工学部:ものづくり講座)
    ・2016年ヘルスケアIoTコンソーシアム 理事
    ・主な訳書、著書に
    「顧客経験価創造のための商品開発入門」(2023年5月発刊予定)
    「デジタル異業種連携戦略」 (著、中央経済社、2019年)
    「技術マーケティング戦略」(著、中央経済社、2016年)
    「勝ち抜く戦略実践のための競合分析手法」 (著、中央経済社、2015年)
    「90日で絶対目標達成するリーダーになる方法」(著、 SBクリエイティブ、2014年)
    「GE式ワークアウト」(デーブ・ウルリヒ他著、共訳、日経BP、2003年)
    「ネットワークアライアンス戦略」(共著、日経BP、2011年)
    「事業戦略計画のつくりかた」(著、PHP研究所、2006年 )
    「図解でわかる・技術マーケティング」(共著、JMAM、2005年)
    「研究開発テーマの評価と中止/撤退判断の仕方」 (共著、技術情報協会編、2021年)
    「共同研究開発の進め方、契約のポイント」(共著、技術情報協会編、2020年)などがある。
    日本能率協会「JMA MANAGEMENT Vol.8 No.5」に『「デジタル異業種連携」を成功させるために』寄稿。
    技術情報協会「月刊 研究開発リーダー」など寄稿多数。
    日経BP社プレミアムサイトに5年間、日経産業新聞WEB「企業マネジメント最新トレンド」へコラム執筆。
    弊社コラムサイト「グローバル・エイジ」にてコラム執筆多数。

    セミナー受講料

    49,500円(税込、資料付)
    ■ セミナー主催者からの会員登録をしていただいた場合、1名で申込の場合38,500円、
      2名同時申込の場合計49,500円(2人目無料:1名あたり24,750円)で受講できます。
    (セミナーのお申し込みと同時に会員登録をさせていただきますので、
       今回の受講料から会員価格を適用いたします。)
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    受講について

    Zoomを使ったWEB配信セミナー受講の手順

    1. Zoomを使用されたことがない方は、こちらからミーティング用Zoomクライアントをダウンロードしてください。ダウンロードできない方はブラウザ版でも受講可能です。
    2. セミナー前日までに必ず動作確認をお願いします。
    3. 開催日直前にWEBセミナーへの招待メールをお送りいたします。当日のセミナー開始10分前までに招待メールに記載されている視聴用URLよりWEB配信セミナーにご参加ください。
    • セミナー資料は開催前日までにお送りいたします。
    • 無断転載、二次利用や講義の録音、録画などの行為を固く禁じます。

     

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    49,500円(税込)/人

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    開催場所

    全国

    主催者

    キーワード

    ベンチマーキング   マーケティング   技術マネジメント総合

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    ベンチマーキング   マーケティング   技術マネジメント総合

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