プラスチックの難燃化技術と難燃剤関連規制の最新動向

プラスチックの燃焼メカニズムから難燃剤のコンパウンド技術、最新規制動向まで2名の専門家が解説します!


講師


【第1部】
出光ライオンコンポジット(株) 複合材料研究所
主任部員 工学博士 林 日出夫 氏

<ご専門>難燃PP
<学協会>プラスチック成形加工学会、マテリアルライフ学会
<ご略歴>千葉大学大学院工学研究科合成化学専攻 卒業



【第2部】
BSEF Japan ビーセフ ジャパン(環境・難燃コンサルタント)
代表 兼 プログラムディレクター 上林山 博文 氏

<ご専門>高分子合成(専攻)、環境・化学物質管理関係(実務)
<学協会>臭素科学懇話会(CoBRA)、廃棄物資源循環学会
<ご略歴>千葉大学工学部高分子合成化学専攻


受講料


R&D会員登録していただいた場合、通常1名様申込で49,980円(税込)から
★1名で申込の場合、47,250円(税込)へ割引になります。
★2名同時申込で両名とも会員登録をしていただいた場合、計49,980円(2人目無料)です。


(まだR&D会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


プログラム


【1部】 プラスチックの難燃化技術

《主旨》
 近年、火災により多くの人命及び資源が失われており、その対策としてプラスチック難燃材料の開発が求められている。本講義では、難燃材料が必要とされる背景、プラスチックはなぜ燃えるか?、難燃化のメカニズムは?、難燃剤の種類、特徴、各樹脂への配合処方、及び難燃剤を処方した場合の問題点などを詳細に解説する。
また、難燃性試験評価方法についても解説する。


《プログラム》 
1.難燃材料が必要とされる背景
 1-1.火災の原因分析、火災の例
 1-2.火災の3要素
 1-3.火災の被害を最小限にするためには、難燃剤の効果、用途

2.プラスチックはなぜ燃える?
 2-1.燃えるメカニズム
 2-2.プラスチックとは?

3.プラスチックを燃えにくくするには?
 3-1.リン系難燃剤の難燃メカニズム
 3-2.臭素系難燃剤の難燃メカニズム
 3-3.金属水酸化物系難燃剤の難燃メカニズム

4.難燃性評価試験法
 4-1.UL燃焼試験
 4-2.酸素指数試験
 4-3.コーンカロリー試験
 4-4.その他試験法

5.各樹脂への難燃剤適応例と課題
 5-1.難燃コンパウンドの生産量、難燃性、特徴及び用途
 5-2.各樹脂への難燃剤適応例と課題
 5-3.各難燃剤の例
   リン酸アミン塩、リン酸エステル、その他リン系、窒素系、
   金属水酸化物、シリコーン、有機スルホン酸塩、臭素系
 5-4.難燃コンパウンドの各課題と対策例
   耐熱性、ブリード、耐湿熱性


 
【2部】 難燃剤の国内外規制動向

《主旨》

 難燃剤には、大きく分けて臭素系難燃剤、リン系難燃剤及び無機系難燃剤がある。何れも化学物質として、日本の化審法、EUのREACH、米国のTSCA等で既に規制になっているもの、またEUのRoHS指令等で規制になっているもの、国際的な条約(ストックホルム条約)で議論・規制になっているもの等があり、その国内外の規制動向概説する。
 特に、ストックホルム条約(POPs)については、その基準についても具体的な難燃剤を上げて、その議論と今後の対応・動向についても説明する。
  
《プログラム》
1.火災から生命と財産を守る難燃剤について
 1-1.難燃剤のご紹介
  1-1-1.難燃剤の種類とマーケット
  1-1-2.難燃剤のマーケット統計データ(国内)
  1-1-3.臭素及び臭素系難燃剤の紹介
 1-2.火災安全について
  1-2-1.2014年消防白書(火災事故・原因)
  1-2-2.自動車事故の統計データなど
  1-2-3.アニメーションビデオの紹介(最後に放映)

2.難燃剤関連規制の最新動向
 2-1.国際的な化学物質管理・規正法について
  2-1-1.国際的な化学物質管理の合意
   1)WSSD 2020年目標
   2)国際的な化学物質管理のための戦略的アプローチ(SAICM)
   3)国際条約と各国法対応
  2-1-2.国際的な化学物質規制・基準について
 2-2.難燃剤関連規制の動向について
  2-2-1.ストックホルム条約におけるPOPRC議論・経過・結果
  2-2-2.DecaBDE、短鎖塩パラ(SCCP)のPOPs指定とその対応
  2-2-3.その他の難燃剤の規制動向とトピックス

《スケジュール》
12:30~14:25 第1部
14:25~14:35 休憩
14:35~16:30 第2部
※進行状況により多少前後いたします。

 キーワード プラスチック、高分子、難燃剤、燃焼、試験、評価、規制、動向、情報、研究、開発、セミナー


※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


12:30

受講料

49,980円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込

開催場所

東京都

MAP

【江東区】カメリアプラザ(商工情報センター)

【JR・東武】亀戸駅

主催者

キーワード

高分子・樹脂技術   安全規格

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