紙の構造&物性の把握 ~材料科学の視点で捉える、紙を扱うための総合知識~

環境問題から再び脚光を浴びる「紙」!

意外と知られていない紙材料およびパルプの基本知識、
未知の部分も多い紙の物性、、、


★「紙」のこと本当にわかってますか?
★「構造」「物性」両面からの視点で解説! 紙に携わる方々は必聴です。


講師


京都大学 農学研究科 森林科学専攻 紙材料科学研究室 研究員 農学博士 山内 龍男 氏

【専門】 紙パルプ、とくに物性を中心とする紙材料科学
【活動】
Paper Science Forum 代表
包装学会 会誌編集委員・理事
紙パルプ技術協会 木材科学委員会委員


受講料


48,600円 ( S&T会員受講料 46,170円 )
(まだS&T会員未登録の方は、申込みフォームの通信欄に「会員登録情報希望」と記入してください。詳しい情報を送付します。ご登録いただくと、今回から会員受講料が適用可能です。)


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2名で48,600円 (2名ともS&T会員登録必須/1名あたり定価半額24,300円)

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※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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※他の割引は併用できません。


得られる知識


紙およびパルプの基礎知識、紙の物性とその理解に不可欠な紙構造

キーワード:紙材料、パルプ、材料科学、環境材料、紙加工


趣旨


 近年異常気象が、我が国を含む世界各地で生じ、これが地球温暖化に由来することが判明している。そのため、石油製品であるプラスチックが槍玉にあがり、スタバのポリストロー廃止宣言は話題になった。加えて海に流れ出た廃プラスチックがマイクロプラスチックになり、生態系を壊していることからもプラスチック使用の減少が急務になっている。そこで、政府もプラスチック製品の代替として、にわかに生分解プラスチックおよび紙由来製品を提唱している。歴史の古い紙材料にとっては紙復権とも言えるのだが、紙材料の基本知識は意外と知られていないし、またその物性には未知の部分も多い。
 本セミナーは、紙の物性およびそれを規制する紙構造を中心に、紙材料の基礎を概説する。


プログラム


1.はじめに
 1.1 紙の歴史と変遷
 1.2 紙パルプ産業の特徴、現状と展望

2.紙の原料
 2.1 紙の原料になる木材
 2.2 木材を構成する化学成分

3.パルプとその漂白
 3.1 機械パルプ
 3.2 化学パルプ
 3.3 リサイクルパルプ
 3.4 漂白

4.抄紙
 4.1 紙層形成過程の観察
 4.2 紙料調成
 4.2.1 叩解
 4.2.2 調成時に添加する物
 4.3 紙加工

5.紙の構造
 5.1 紙構造の3次元観察
 5.2 顔料塗工紙の観察
 5.3 紙の構造を表す基礎的数値(坪量、厚さ、密度)
 5.4 紙構造の不均一性
 5.5 紙の厚さとその測定法
 5.6 紙表面構造とその測定法
 5.7 紙の空隙構造とその測定法

6.紙の物性
 6.1 光学的性質
 6.2 紙面方向での力学的性質
 6.3 引張下での紙に生じる諸現象
 6.4 常用力学試験
 6.5 単繊維強度
 6.6 水分(相対湿度)の影響
 6.7 厚さ方向の力学挙動
  6.7.1 圧縮性
  6.7.2 厚さ方向の強度
  6.7.3 剥離試験
 6.8 その他紙の使用において重要な物性
  6.8.1 紙のこし(こわさ)
  6.8.2 紙の摩擦

7.紙の印刷

8.まとめ

文献

 □ 質疑応答 □