フォーミュラリー掲載を狙った医薬品マーケティング戦略

医薬品マーケティング(本社・支社・営業所・MR)の
フォーミュラリー対策!
フォーミュラリー時代に向けたエリアマーケティングとは?

セミナープログラム

【10:30~12:00】

【第1部】 薬剤師に求められる医薬品マネジメントの実際 〜バイオシミラー導入からフォーミュラリ運用まで〜

横浜市立大学附属病院 薬剤部 副薬剤部長 小池 博文 氏

【講座主旨】
 横浜市立大学附属病院では採用医薬品数が1,600品目を下回っており、特定機能病院としては非常に少ない。また、最近ではバイオ医薬品を中心として高額薬剤が多く発売されているが、医薬品費の抑制するための取組について紹介したい。 また、2018年4月より病院フォーミュラリの運用を開始し、現在20薬効群を運用している。フォーミュラリ導入の考え方や作成プロセスを紹介するとともに、具体例とその効果について報告する。あわせて、フォーミュラリを地域医療へ浸透させていくための課題や今後の取組、学会活動についても報告する。

【講演内容】
 1.院内採用薬の考え方と医薬品費抑制の取組
  ① 薬事委員会の取組事例
  ② ジェネリック・バイオシミラーの採用と使用状況
  ③ AGやバイオセイムの位置づけ
  ④ 敷地内薬局と地域連携
 2.病院フォーミュラリの実践

  ① 導入背景と作成プロセス
  ② 導入事例とその効果
  ③ 地域フォーミュラリの推進に向けて
 3.地域フォーミュラリの課題と今後の展開
  ① フォーミュラリに関する地域薬局の意識調査
  ② 地域フォーミュラリ普及のカギ
【質疑応答】


【12:45~16:00】

【第2部】 近未来のValue Dossier作成も視野に入れた自社品のフォーミュラリー掲載に向けてのマーケティング戦略

(株)アサヒ・シーアンドアイ 学術企画本部長 谷口公嗣 氏

【講座主旨】
 地域包括ケアシステムが2025年に本格的に始動されるが、それに向けて、医療機関が生き残るためにフォーミュラリーの活用ニーズは益々の高まってきている。 政府も医療費削減のためにフォーミュラリーの活用を推進しており、2021年度の後発品の使用促進を進める中で、強力な追加措置の例として、ジェネリック医薬品だけではなく、バイオシミラーの数量シェア目標を設定することも政府内で論点となっている。 製薬会社は、後発品に限らず先行医薬品についても、今後、フォーミュラリーに自社の製品が採択されるような働きかけを開始することが必須となる。 先行医薬品を保有する製薬会社は、欧米で浸透しつつあるValue Based Medicine(VBM)を表した「Value Dossier」を国内で普及しようという行動を始動させている。本セミナーでは「Value Dossier」とはどのようなものかも併せて解説する。薬価という医療経済学的側面のみでは患者さんの多様な価値を充足することはできない。 「Value Dossier」 とは、臨床的・経済的証拠、並びに医薬品に関する情報を含む包括的な報告書であり、薬剤リスト(フォーミュラリー)や保険包括範囲に関する意思決定のために製造業者が作成し、薬剤選択意思決定者に伝えるためのもので、当該医薬品にはどのような価値があるかを多面的に説明した文書集である。「Value Dossier」は、日本の近未来において、様々な患者さんの多様な価値をどのように充足させられるかについて、フォーミュラリーの要素に加えて、費用対効果を含めた医薬品の価値を評価する際の基礎的資料としての利用されるものと想定される。 本セミナーでは、フォーミュラリー時代に向けた医薬品マーケティングをどのように推進していくべきかに関して、私の知見をご紹介させていただくと同時に、将来を先読みした製薬会社はどのような動きを展開し始めているかをご紹介する。

【講演内容】
 1.迫りくる地域包括ケア;地域医療政策と病院の経営戦略の動向
  ・政府もフォーミュラリーの普及に力を入れ始めた
  ・地域医療政策の考え方
  ・地域医療政策に対応した医療機関の基本戦略
 2.院内および地域フォーミュラリーの動向
  ・フォーミュラリーが注目される医療政策上の背景
  ・フォーミュラリーがジェネリックビジネスを変える
  ・地域フォーミュラリー策定に向けた取り組み
  ・院内フォーミュラリーから地域フォーミュラリーへの流れ
  ・バイオシミラーはバイオセイムに勝てるのか?
  ・効能が異なる先行医薬品と後続医薬品をどのようにフォーミュラリーに取り入れているのか(具体例の提示)
 3.製薬会社のマーケティング戦略の変化
  ・Value Dossierとはなに? 日本でValue Dossierは浸透するか?
  ・コロナウイルス対策緊急事態宣言によりディテールの在り方が変化する
  ・製薬会社はリモートディテールに舵取りをしていくだろう
  ・MRは今以上の専門性がなければ生き残れないだろう。その対策はどのように講じている?(具体例を教示します)
 4.フォーミュラリーによる医療費削減効果
 5.フォーミュラリー掲載およびValue Dossierの普及に向けてのマーケティング戦略
 ・製薬業界(先発品および後発品メーカー)に与える影響
 ・医薬品マーケティング(本社)のValue Dossierを活用したフォーミュラリー対策
 ・医薬品マーケティング(支社・営業所・MR)のValue Dossierを活用したフォーミュラリー対策
 ・当面の医療経済学的側面のみにフォーカスしたフォーミュラリー時代と近未来のValue Dossier時代に向けた戦略構築のカギ
【質疑応答】


キーワード:フォーミュラリー、マーケティング、セミナー

セミナー講師

【第1部】 横浜市立大学附属病院 薬剤部 副薬剤部長 小池 博文 氏
【第2部】 (株)アサヒ・シーアンドアイ 学術企画本部長 谷口 公嗣 氏

セミナー受講料

1名につき55,000円(消費税込/資料付き)
〔1社2名以上同時申込の場合1名につき49,500円(税込)〕

受講について

  • 本講座はZoomを利用したLive配信セミナーです。セミナー会場での受講はできません。
  • 下記リンクから視聴環境を確認の上、お申し込みください。
     → https://zoom.us/test
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    Webブラウザから視聴する場合は、Google Chrome、Firefox、Microsoft Edgeをご利用ください。
  • パソコンの他にタブレット、スマートフォンでも視聴できます。
  • セミナー資料はお申込み時にお知らせいただいた住所へお送りいたします。
    お申込みが直前の場合には、開催日までに資料の到着が間に合わないことがあります。ご了承ください。
  • 当日は講師への質問をすることができます。可能な範囲で個別質問にも対応いたします。
  • 本講座で使用される資料や配信動画は著作物であり、録音・録画・複写・転載・配布・上映・販売等を禁止いたします。
  • 本講座はお申し込みいただいた方のみ受講いただけます。
    複数端末から同時に視聴することや複数人での視聴は禁止いたします。
  • Zoomのグループにパスワードを設定しています。
    部外者の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
    万が一部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

全国

主催者

キーワード

医薬品技術   マーケティング

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開催日時


10:30

受講料

55,000円(税込)/人

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キーワード

医薬品技術   マーケティング

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