マハラノビス・タグチ(MT)システム入門コース

MT(マハラノビス・タグチ)システムは,タグチメソッド(品質工学)の創始者である田口玄一博士によって考案された,パターン認識や予測のための新しい手法です.検査の精度向上や工程の省力化等が実現できるため,ものづくりや医療分野の企業等で活用が急速に広まっています.当コースは,技術者がMTシステムを実践していくために適切なレベルにカリキュラムをおき,豊富な事例と専用ソフトによる演習を行います.ものづくりに携わる方々はもちろん,幅広い分野からのご参加をお待ちしております.

■特徴
●MTシステムはパターン認識であるとの考えから,パターン認識の重要技術である特徴化について詳細に解説します.様々な特徴化手法をご紹介します.
●一般の多変量解析やデータ解析のテキストでは,データをどのように解析するかを示すことが多いのですが,「どのようなデータを採るべきか」ということから解説します.
●事例を豊富に解説するとともに,専用計算ソフトによる演習を行います.Excelの利用方法や直交表(4の整数倍)の生成方法についてもご説明いたします.
●MTシステムの入門書として好評の『入門MTシステム』(日科技連出版社)をテキストに,著者3名が自ら平易に講義を行います.

■到達レベル
・MTシステムの基本的適用方法が習得でき,先端的な応用事例や実際に応用するための知識を習得できます.
・ Excelと専用ソフトを用いた実習により,データ形式の整理方法やMTシステムによる解析結果の捉え方,実用化への流れを把握できます.

■対象
製造業の検査・試験・品質保証・設備管理・企画部門の方,医療・医薬関係の方,ソフトウェアの分野に携わる方,パターン認識や多次元データ処理・多変量解析の研究開発に携わっている技術者・研究者・若手教員・大学院生の方

■講師
立林和夫(元 富士ゼロックス(株)),手島昌一(アングルトライ(株)),長谷川良子(古河電気工業(株))

■カリキュラム
第1日目午前
 MTシステムとは,パターン認識とMTシステム,MTシステムの体系と各計算法の特徴
     午後
 MTシステムで取り扱うデータと特徴抽出,演習(存在量と変化量の計算),MT法の適用手順とポイント
 事例紹介「MT法を使用した異常判定」,演習(MT法を使用した異常判定)
第2日目午前
 T法の適用手順とポイント,事例紹介
 「T法を使用した予測と分類」,演習(T法を使用した予測と分類),「適用事例」
     午後
 「適用事例」,MTシステムの課題と期待される展開,そのほかの話題,Q&A


講師のプロフィール

データ解析やパターン認識をしてみたいけれど難しそう、と考えていませんか? MTシステムは“分かった”,“使える”への最適解です。

手島 昌一

専門家専門家A てしま しょういち / 北海道 / アングルトライ株式会社

画像検査、音響などの波形検査は、人間(検査員)への依存度が高く、コスト低減のボトルネックの一つです。MTシステムというパターン認識理論を使うと、処理できる場合がほとんどです。世界中の企業が注目しており、また「付加価値」の必要性を...続きを読む

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


9:30

受講料

69,120円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

開催場所

東京都

主催者

日本科学技術連盟 教育推進部 第一課

キーワード

MTシステム

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


9:30

受講料

69,120円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

開催場所

東京都

主催者

日本科学技術連盟 教育推進部 第一課

キーワード

MTシステム

関連記事

もっと見る