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QUESTION 質問No.194

現場の小集団活動で課題解決のアイデアが出ません

生産 生産マネジメント | 投稿日時:
現場の小集団活動のリーダとして、チームをけん引しています。今までリーダとして、テーマ設定から問題解決まで率先して活動してきました。しかし、最近は、メンバーの改善への参加度に積極性を感じません。特に困っているのが、解決のアイデアが出ないことです。同じチームで改善を続けてきたので、こうなることも仕方がないとも思います。しかし、改善は永遠に続くはずです。アイデア勝負の問題解決について、手法など、アドバイスして下さい。業種は、金型メーカーで、主に精密金型を得意としています



ANSWER
回答No1 | 投稿日時:

但野様

ご質問内容で現状があまり把握できていないのですが、過去の経験から回答させていただきます。
小集団活動では大きく2つの活動があります。
① 問題解決型
② 課題達成型
私が支援企業で小集団活動を導入する場合は①の問題解決型から始めます。
現状はリーダーである但野さんがテーマ設定されているようですが、メンバーの中にはそれを問題だと感じていない方もいるかもしれません。当然問題だと認識していなければ対策案も浮かんでこないでしょう。
問題解決型から開始する理由は、
① メンバーの問題意識のレベルを合わせる
メンバーがどのような問題意識を持っているかを確認するために、メンバーから問題提起してもらいます。
② 活動を通じてカイゼンの手順の把握と能力を向上させる
メンバーの能力が低く対策案が浮かばないという場合もあります。カイゼン活動に慣れていない方は、一気に最終的な課題を解決しようとする傾向があり、何から手を付けてよいかがわからないという場合が多くあります。小さいカイゼンの積み重ねが大きな結果に結びつくという経験と小さなカイゼンで成功体験を積むことで、カイゼンて楽しいと思うようにする。自主性の育成も重要となります。更に、実施したカイゼン活動のプレゼンを実施することでカイゼンは結果より課程が重要であることを理解してもらうことが必要です。それをプレゼンの内容で確認します。なぜ、問題だと感じてどのような結果を期待して対策し、その結果がどうであったかを確認して期待値との差異を分析して残された問題が何かまでをプレゼンしてもらいます。(PDCAの訓練)これがカイゼンが終わりのない活動だと言われる理由です。
ある程度チームがカイゼン能力が身についてきてから②の課題達成型を始めています。課題も会社の方針に沿ってメンバーに考えてもらうようにすることがポイントです。メンバーには常に考える習慣を身に付けてもらうことが重要だと思います。
以上、少しでも参考になれば幸いです。




ANSWER
回答No2 | 投稿日時:

 大学や企業でのセミナー、コンサルをしている経験からアドバイスします。本サイトのQ&Aコーナー、技法記事等で同様の課題について解説しておりますが、要点のみ再整理してアドバイスします。

 一般的に、QCストーリーと呼ばれる仕事のプロセスの改善ステップは、次の通りです。①テーマの選定 → ②現状把握 → ③目標設定 → ④要因分析 → ⑤対策立案 → ⑥対策実施 → ⑦効果確認 → ⑧歯止め。おそらく、アイデアが出ないことが課題ではなく、モチベーションの要因の方が優先順位が高いのではないでしょうか。多くの企業で、成果のあげられない原因がここにあります。では、どうしたらよいのか。以下に、上手くいった例の手順を列記します。

(1)アイデア出し前に、問題解決の狙い・効果を明確化する
 一般的に、「アイデアを生み出すには質より量」と言われています。確かに、凄いアイデアを出している人は、その何倍も並みのアイデアを出しているのも事実です。しかし、御社のような規模の企業にとって、アイデア出し会議の時間は、非常に貴重な時間だと思います。そこで、効率的にアイデア出しを行うには、まず、問題解決の狙い・効果を明確化します。いくらコストダウンになるのか、何%の業務効率化に繋がるか等をできるだけ具体的に数値化します。会社への貢献度合いがわかれば、少なくとも何割かのメンバーのやりがいに結びつくはずです。そして、モチベ―トされたメンバーに残りの多くのメンバーが追随していくようになります。

(2)根本原因、本当の目的を特定する
 不良等の問題点の解決には、なぜなぜ分析で、「なぜ?」「なぜ?」を数回繰り返し根本原因を特定します。また、どうしたいかの課題のアイデア出しの場合には、真の目的を探求する目的展開をお薦めします。具体的には、「目的の目的は?」を数回繰り返します。少なくとも、これらを実行した企業では、マンネリ化した小集団活動の打開策になっていました。

(3)アイデア出しツールとして御社に合ったものを選定する
 お薦めツールを具体的に上げれば、例えばTRIZの40の発明原理です。「ぷろえんじにあ」のツールは、今まで無かったサブ原理104種類を図解した事例総数276のスマホ版40の発明原理事例集です(本サイトの技法記事 または ぷろえんじにあHP参照)。無意識的に拡大(抽象化)/縮小(具体化)でき、原理名、その意味、サマリー、サブ原理、異分野事例の5視点からアイデア出しできます。また、オズボーンのチェックリストなら多くの技術者は知っているのではないでしょうか。もの足りなければ、オズボーンのチェックリストと40の発明原の共通点を精査した図表を本サイトの技法記事に取り上げております。

(4)アイデア出し会議にはメリハリをつける
 個人でアイデア出しをする方が、ブレストよりも、出てくるアイデアの数も、アイデアの質も高まる傾向を示しているデータもあるようです。その主な原因は、「他者への気兼ね」です。どうしても「自分のアイデアを他の人はどう評価しているか」が気になります。特に、権威のある人がブレストに参加すると顕著になることも示されています。つまり、短時間のブレストとブレストの間に、個人でアイデア出しする機会も設ければよいわけです。

 回答者:ぷろえんじにあ代表 粕谷茂





ANSWER
回答No3 | 投稿日時:

工場ですぐ使える品質改善技法の開発、製造業の取り組み事例・対策の進め方の紹介を行っている高崎ものづくり技術研究所の濱田と申します。

従来型のQCサークル活動は、様々な矛盾を抱え、すでに存続は困難となっています。
活動テーマを設定し、QCストーリーに沿った報告書を作成する活動は、発表会でいかに成果をアピールするかが問われ、そのために日常業務の小さな問題には手を付けず、また小集団では解決が難しい大きな問題は、放置されたままになっています。

QCストーリーに基づいた発表会用の資料作りを目的とした活動は、メンバーの活動への参加意欲、積極性を大きく阻害しているものと考えられます。

実際の現場の改善は、QCストーリー通りに進むことはありません。問題が発生する都度、様々な試行を繰り返し、失敗を繰り返しながら経験を重ね、最適解を求めて行く、いわば「泥臭い」活動が主体となります。その生々しい実態を知ってもらい、共有化することが大事な事なのではないでしょうか?品質管理活動の本質がここにあります。

質問者の工場では、どのような活動が行われているのでしょうか?
「メンバーの改善への参加度に積極性を感じません」ということは、少なからず、改善活動が現場の実態から離れた建前の活動に陥っているのではないでしょうか?

当研究所では、テーマを決めず、活動期間も決めず、QCストーリーを使わない新しいサークル活動のあり方を提案しています。

従来からのQCサークル活動の枠組みにこだわらず、品質改善活動のあり方、小集団による改善活動のあり方を一から見直してみることをお勧めします。

ものづくり.com技法解説 「新しい時代のQCサークル活動の提案」に詳しい内容を掲載しています。
 URL https://www.monodukuri.com/gihou/article/748




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