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上杉鷹山公に学ぶ(2016/06/10配信)

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□■      ものづくり革新便り2016610日号         □■



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ものづくり革新ナビゲーターの熊坂です。



いよいよ梅雨に入りましたが、



皆様はいかがお過ごしですか?



 



消費増税が延期されましたが、さてどうなんでしょう?



熊本地震も理由の一つになっていました。



被災者は全納税者の0.1%ほどですから、



増税して財源を確保してから復興に充てるのが互助の考えかと思うのですが。



 



名君として名高い上杉鷹山公は、



全国で最も困窮していた米沢藩の財政を一代で立て直し、



借金を全額返済したと言われます。



 



その活動の要素は、学問、倹約、新産業の振興(と輸出)でした。



 



現代の我々に当てはめれば、生活を切り詰めて学習し、



付加価値の高いものを作り、もしくは労働生産性を革新して



作ったものを海外に輸出して国内の資産を増やすといったところです。



 



緒論あるとは思いますが、今は生活レベルを多少下げて



全国民から集めた財源で、教育と産業振興に投資すべきと私は考えます。



 



首長、議員や官僚が率先して倹約しなければ国民に支持されないのは、



鷹山公の例を待つまでもなく、当たり前のことです。



 



ものづくり.comも生産性向上情報の提供で貢献して参ります。



 



 



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今号の内容



 1.品質工学研究発表大会のご案内



 2.新規専門家のご紹介



 3.メールマガジンご紹介「工場長・製造部長のコスト削減マネジメント」



 4.新着掲載記事



 5.技法解説#125:ソフトウェアテスト



 6.協賛セミナーのご案内



 7.書籍紹介「ソフトウェアテストHAYST法入門」吉澤/秋山/仙石著



 



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┃1┃品質工学研究発表大会のご案内



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今年もこの時がやってきました。



年に一度全国のタグチストたちが集う大会です。



 



いわゆる「学会」なのですが、他の学会が大学の先生・学生による



理論研究発表が多いのに対して、この学会は企業技術者による



事例の発表が相当数を占めます。



 



田口玄一亡き後、手法の発展スピードは低下しましたが



逆に初心者にとっては理解しやすくなっていると言えます。



 



是非この機会に他企業の熱いセッションを堪能してください。



 



主催:品質工学会



日時:623() 10:30-17:00, 24() 9:30-17:00



場所:タワーホール船堀(都営新宿線船堀駅徒歩1分)



参加費:品質工学会員 10,000円、非会員 20,000



詳細、申し込み:http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/cuav/51jqgsy7/



 



 



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┃2┃新規専門家のご紹介



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・今月登録したSKコンサルティング代表の小林章二さんは、



ISO9001/1400127001/27001といったマネジメントシステムの専門家です。



15年に渡る主任審査員としての経験を活かして、組織の事業と整合し



役にたつISOシステムの構築及び運用で皆様を支援します。



   http://www.monodukuri.com/specialists/profile/163



 



 



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┃3┃メルマガご紹介「工場長・製造部長のコスト削減マネジメント」



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日本ビジネス革新コンサルティング社が運営する



製造業のコスト削減に特化したメールマガジンです。



 



「どうすればコスト削減が進むのか?」を



プロ集団が使う実践的な手法や視点・着眼点で解説しています。



 



主な読者対象は、化学、金属、成形工場など、



素材・装置産業の工場長、製造部長ですが、



ものづくりに携わる方全般にも参考になる記事が多いです。



 



 ・購読は無料で、いつでも解除できます。



 ・PCだけでなく携帯、スマホでも読みやすいテキスト形式です。



 ・月に23回、水曜日に発行します。



 



詳細ならびに登録はこちらから。



http://www.jbic.co.jp/mail_mag.html



 



 



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┃4┃新着掲載記事



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5月後半は、25件の解説、9件の事例、6件のQ&Aが掲載されました。



 



解説:    



1)「物流品質向上講座ほか」仙石恵一 



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/965



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/968



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/971



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/988



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/990



 



2)「SCM講座」細木和茂   



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/966



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/980



   



 (3)「中小メーカ向け経営改革の考察」新庄秀光



     http://www.monodukuri.com/gihou/article/967



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/972



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/974



 



4)「価値づくりの研究開発マネジメント」浪江一公   



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/969 



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/984



 



5)「品質工学活用時の注意点」村島繁延   



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/970



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/978



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/985



 



6)「オフショア開発の有効性」坂東大輔    



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/973



 



 (7)「技術・技能伝承」野中帝二



     http://www.monodukuri.com/gihou/article/976



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/981



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/982



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/983



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/986



 



8)「PDM 製品データ管理」石橋良造   



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/977



     



9)「自動化設備の設備故障・チョコ停対策」竹内利一   



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/979



 



10)「利益増に直結する収益改善策を考える」本間峰一   



    http://www.monodukuri.com/gihou/article/987



    http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/vww9/51jqgsy7/  



   



活用事例:



 (1)「作業分解事例」野中帝二  



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/294



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/296 



 



 (2)「スタティスティシャンとは」眞名子和義  



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/295



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/300      



 



 (3)「規格品・市販品のコストダウンなど」間舘正義  



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/297



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/298



 



 (4)「現場情報の自動収集に道具だて」本多貴治  



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/299



 



 (5)「クリーン化事例」清水英範  



    http://www.monodukuri.com/jirei/article/301



 



 (6)「ソリューションには適切な問題定義」中津山恒  



    http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/q3tv/51jqgsy7/



        



Q&A



 



1)「測定器の臨時校正の必要性(地震関連)」(回答1件)



    http://www.monodukuri.com/qa/detail/157



 



2)「異なる設備での生産(地震関連)」(回答1件)



    http://www.monodukuri.com/qa/detail/151



 



3)「生産効率の高いレイアウト設計(地震関連)」(回答1件)



    http://www.monodukuri.com/qa/detail/155



 



4)「小ロット超多品種のOEM生産方法について」(回答8件)



    http://www.monodukuri.com/qa/detail/160



 



5)「L18の直交表による分割実験」(回答1件)



    http://www.monodukuri.com/qa/detail/161



 



6)「変化点管理事例」(回答1件)



    http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/y3c4/51jqgsy7/



 



 



会員マイページに柳さんが関心のある手法を登録しておけば



関連記事の新着時に連絡メールが配信されます。



是非こちらからご登録ください!



        http://www.monodukuri.com/members/login/



 



Q&Aコーナーにどんどん質問してくださいね!



 http://www.monodukuri.com/qa/



 



 



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┃5┃技法解説#125:ソフトウェアテスト



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品質工学のソフトウェアテストでは、直交表を利用することで



2機能の掛け合わせを満遍なく評価し、



大きな漏れや必要以上の繰り返しが起こらないようにします。



 



組み込み系のソフトウェアの肥大化、高機能化に伴い、



プログラミング自体も大変ですが、作成後の検査も膨大です。



単機能検査項目が一つ増えるごとに、機能同士の組み合わせ数が



その水準倍数で増えるからです。



 



直交表の利用にあたっては、禁則と呼ばれる組み合わせを



処理するところなどが多少大変ですが、



ソフトウェアテストの大幅な効率化が可能になります。



 http://www.monodukuri.com/gihou/article_list/43



 



 



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┃6┃協賛セミナー案内



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当社で協賛しているセミナーをご紹介します。



 



1614日「研究開発マーケティングの知識と活動」浪江一公 



      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/257



 



2616日「管理会計基礎講座」青山恒夫 



      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/261



 



3617日「製造業の事業課題分析基礎」本間峰一 



      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/254



 



4629日「生産性向上への自動化設備チョコ停対策」竹内利一



      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/255



 



576日「QFD(品質機能展開)の概要と演習」國枝麿 



      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/256



 



6712日「TOC-PMクリティカルチェーン評価」津曲公二 



      http://www.monodukuri.com/seminars/detail/260



 



7716日~「CDGM ラウンドテーブルセミナー」吉田耕作



      http://i.r.cbz.jp/cc/pl/katb9683/c4q4/51jqgsy7/



 



 



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┃7┃書籍紹介「ソフトウェアテストHAYST法入門」吉澤/秋山/仙石著



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本書は富士ゼロックスで実際にソフトウェアテストに使用されている



直交表の適用方法、ノウハウを公開したものです。



 



富士ゼロックス社ではコピー機がカラー化、複合機化することで



組込ソフトが肥大化し、検査の合理化が必須となりました。



それに対応して1990年代から直交表の利用が始まり、



次第にノウハウが蓄積され、HAYSTHighly Accerarated and Yield Software Testing)法と名づけられました。



 



その特徴は、2水準系の直交表だけを利用しながら



複数列を組み合わせることで、4816といった多水準列が



容易にできるところです。



 



企業内で成功した方法ですので、単なる理論書ではなく



ページの端々に気配りが盛り込まれており



導入すれば効果があるだろうという安心感があります。



 



膨大なテスト項目を目前にして、茫然としている



テスト担当リーダーにおススメの一冊です。



 https://www.monodukuri.com/book_review/



 



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│編│集│後│記│



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先月28日に日本技術士会の青年技術士交流委員会で



ものづくり革新を講演したのですが、



今回は若く優秀な技術者が多かったので、



いつもと趣向を変えて、私の技術者としての半生を



結構詳しくお話しました。



 https://peyec.jp/



 



企業内で順調に専門技術者のキャリアを積んでいけるなら



それに越したことはないわけですが、



いつ想定外のことが起きるか分からない今日この頃。



専門技術が通用しなくなる日が突然来ないとも限りません。



 



ものづくり.comで紹介するような



分野にかかわらず使える汎用技術を持つことが強みになります。



クロスSWOTで個人分析をすることで、自分の立ち位置や、



これからやるべきことなどに気づいてもらえたようです。



 



 



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