3現主義に基づいた活動とは、物流は3現主義で

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サプライチェーンマネジメント

 

1. 物流現場に出かけよう

物流現場の問題は物流現場で改善していくことは当たり前のことだと思います。物流現場で発生している問題を事務所で検討することはあまり意味がありません。つまり現場で起きていることは現場で解決する、とうことです。これを「3現主義に基づいた活動」と呼びます。

 

【3現主義】

  • 現場で
  • 現物を見ながら
  • 現実的に解決する

 

百聞は一見にしかずという言葉もあります。現場で現物を見ながら考えればアイデアは必ず出てきます。少しの時間でもよいので毎日現場に立つ時間を設けましょう。ということで早速現場に出かけてみましょう。部品受入場の様子はいかがでしょうか。荷降ろしする人が迷わないで仕事ができていますでしょうか。もし迷っているとしたら何が問題でしょうか。

  • 荷降ろし場に表示がついていない?
  • 表示があるものの小さすぎる?
  • 荷降ろし場が細分化され過ぎてどこが正しい場所かわかりづらい?

 

このように現場を見るといろいろな疑問点がわいてくることでしょう。その疑問に対して解決案が必要であれば「その場で」考えましょう。

  • こことここにはこういった表示をつけよう
  • 文字の大きさを4倍くらいにしよう
  • 荷降ろし場を集約して仕分けは後から実施しよう

 

このように決めれば後は実行あるのみです。ではいつやればよいでしょうか。それは「今」です。改善とは問題に気づいたその場で実施することに意義があるからです。同じように生産ラインサイドを見に行きます。見るべき対象はそこで生産を行っている作業者の人たちです。作業者がムダな動きをしていないか注目します。

  • どの部品を取ったら良いか迷っている
  • 部品置場が広すぎて歩行が発生している
  • 空容器を片付けるために生産を一時的に止めている

 

ライン作業者を見れば物流のサービス度が一目瞭然でわかります。その物流上の問題も同じようにその場で解決することです。仮にその場でできなくても、その時に日程を決めてそれに沿って解決していくようにしましょう。

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2. 現場での立ち会議

物流上の問題点の例として物流品質不良が挙げられます。物流過程で起きた問題点は3現主義で解決していきましょう。誤品を出荷してしまった、誤数を出荷してしまったという話をよく耳にします。物流品質不良の対策書には作業者が標準作業を守っていなかった、監督者が作業観察を行っていなかったという文字が毎回のように並びます。

 

また対策として「社内教育の実施」とか「作業観察の徹底」などが書かれています。しかしこれで果たして同じ過ちを防ぐことができるでしょうか。ここの対策は問題が生じた時と同じ状況を作ってそこで現実的な対策を具体化しましょう。

 

たとえば職場の照度が不足しているということが現場に行けばわかります。それがわかればそれに応じた対策を打つ。部品同士が重なりやすくそれに気づきづらいのであれば実際に作業台の上に碁盤の目を作ってその中に一枚ずつ並べていく、といったアイデアも現場で検討すればこそ生まれてくるものです。

 

つまり品質問題については現場で再現しながら対策を考えていくことがベストなのです。これこそが3現主義の典型例です。

 

3現主義は品質問題対応に限りません。安全対策でも同様です。倉庫内で頭をぶつけやすい突起が出ていたらその下を進入禁止にする、倒れやすい状態で積み上げられている荷があればその場で段積数を減らすなどのアイデアが出てきます。

 

通路にはみ出し置きがあればそれをその場で直させる、ものを指定場所以外に置いていたらその場で指定場所に移動させる、このような「しつけ」は現場で現物を目の前にして実施していくべきです。

 

物流現場ではほとんどの行為について3現主義での取り組みが望ましいと思われます。もし今から実施しようとしている会議が現場で行った方が望ましければ迷わず現場に出かけて行くことをお勧めします。

 

何か社内で問題が発生したらその解決策を検討する場所を現場に設けてもよいかもしれません。それは会議室ではなく、ホワイトボードだけを設置した場所です。椅子もいりません。立ったままで検討会を実施するのです。立ったままの会議は意外と生産性が良いものです。座って実施する会議より時間が短くなる傾向にあります。

サプライチェーンマネジメント

 

3. 物流は3現主義で 間接部門も自分の目で確認

いくら良い改善アイデアを考えたとしてもそれが具現化できないものであれば意味ありません。3現主義の三つ目の「現」は「現実」の「現」です。

 

ただし今の技術力ではできないかもしれないけれど、いずれ将来に可能になることもありますので、発想は大いに広げてみても良いかもしれません。まさに今私たちが抱いている固定観念は壊さなければならないのです。

 

改善とは「すぐやること」ですから、目の前にある問題をその時に解決していきたいものです。そこで関係者に集まってもらいロケーションを変えてみたり棚表示を作ってみたりするのです。物流改善を実施する際にデータ分析を行うことも多々あります。これはこれで大変重要なことですので経理データなどを活用して数字はまとめる必要があるでしょう。

 

こういったデータを管理する場合も3現主義は必要になってきます。仮に管理会計の数値をまとめるのが経理だとしましょう。経理も現場に出かけて行って数値を入手することも必要になるのです。現場で現物を見ながら現実的な対応をしていく必要がありますので、数字を管理する部署はその数字の根拠を自分の目で確認することが求められるのです。

 

物流現場では在庫管理を行っていますが、その在庫...

サプライチェーンマネジメント

 

1. 物流現場に出かけよう

物流現場の問題は物流現場で改善していくことは当たり前のことだと思います。物流現場で発生している問題を事務所で検討することはあまり意味がありません。つまり現場で起きていることは現場で解決する、とうことです。これを「3現主義に基づいた活動」と呼びます。

 

【3現主義】

  • 現場で
  • 現物を見ながら
  • 現実的に解決する

 

百聞は一見にしかずという言葉もあります。現場で現物を見ながら考えればアイデアは必ず出てきます。少しの時間でもよいので毎日現場に立つ時間を設けましょう。ということで早速現場に出かけてみましょう。部品受入場の様子はいかがでしょうか。荷降ろしする人が迷わないで仕事ができていますでしょうか。もし迷っているとしたら何が問題でしょうか。

  • 荷降ろし場に表示がついていない?
  • 表示があるものの小さすぎる?
  • 荷降ろし場が細分化され過ぎてどこが正しい場所かわかりづらい?

 

このように現場を見るといろいろな疑問点がわいてくることでしょう。その疑問に対して解決案が必要であれば「その場で」考えましょう。

  • こことここにはこういった表示をつけよう
  • 文字の大きさを4倍くらいにしよう
  • 荷降ろし場を集約して仕分けは後から実施しよう

 

このように決めれば後は実行あるのみです。ではいつやればよいでしょうか。それは「今」です。改善とは問題に気づいたその場で実施することに意義があるからです。同じように生産ラインサイドを見に行きます。見るべき対象はそこで生産を行っている作業者の人たちです。作業者がムダな動きをしていないか注目します。

  • どの部品を取ったら良いか迷っている
  • 部品置場が広すぎて歩行が発生している
  • 空容器を片付けるために生産を一時的に止めている

 

ライン作業者を見れば物流のサービス度が一目瞭然でわかります。その物流上の問題も同じようにその場で解決することです。仮にその場でできなくても、その時に日程を決めてそれに沿って解決していくようにしましょう。

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2. 現場での立ち会議

物流上の問題点の例として物流品質不良が挙げられます。物流過程で起きた問題点は3現主義で解決していきましょう。誤品を出荷してしまった、誤数を出荷してしまったという話をよく耳にします。物流品質不良の対策書には作業者が標準作業を守っていなかった、監督者が作業観察を行っていなかったという文字が毎回のように並びます。

 

また対策として「社内教育の実施」とか「作業観察の徹底」などが書かれています。しかしこれで果たして同じ過ちを防ぐことができるでしょうか。ここの対策は問題が生じた時と同じ状況を作ってそこで現実的な対策を具体化しましょう。

 

たとえば職場の照度が不足しているということが現場に行けばわかります。それがわかればそれに応じた対策を打つ。部品同士が重なりやすくそれに気づきづらいのであれば実際に作業台の上に碁盤の目を作ってその中に一枚ずつ並べていく、といったアイデアも現場で検討すればこそ生まれてくるものです。

 

つまり品質問題については現場で再現しながら対策を考えていくことがベストなのです。これこそが3現主義の典型例です。

 

3現主義は品質問題対応に限りません。安全対策でも同様です。倉庫内で頭をぶつけやすい突起が出ていたらその下を進入禁止にする、倒れやすい状態で積み上げられている荷があればその場で段積数を減らすなどのアイデアが出てきます。

 

通路にはみ出し置きがあればそれをその場で直させる、ものを指定場所以外に置いていたらその場で指定場所に移動させる、このような「しつけ」は現場で現物を目の前にして実施していくべきです。

 

物流現場ではほとんどの行為について3現主義での取り組みが望ましいと思われます。もし今から実施しようとしている会議が現場で行った方が望ましければ迷わず現場に出かけて行くことをお勧めします。

 

何か社内で問題が発生したらその解決策を検討する場所を現場に設けてもよいかもしれません。それは会議室ではなく、ホワイトボードだけを設置した場所です。椅子もいりません。立ったままで検討会を実施するのです。立ったままの会議は意外と生産性が良いものです。座って実施する会議より時間が短くなる傾向にあります。

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3. 物流は3現主義で 間接部門も自分の目で確認

いくら良い改善アイデアを考えたとしてもそれが具現化できないものであれば意味ありません。3現主義の三つ目の「現」は「現実」の「現」です。

 

ただし今の技術力ではできないかもしれないけれど、いずれ将来に可能になることもありますので、発想は大いに広げてみても良いかもしれません。まさに今私たちが抱いている固定観念は壊さなければならないのです。

 

改善とは「すぐやること」ですから、目の前にある問題をその時に解決していきたいものです。そこで関係者に集まってもらいロケーションを変えてみたり棚表示を作ってみたりするのです。物流改善を実施する際にデータ分析を行うことも多々あります。これはこれで大変重要なことですので経理データなどを活用して数字はまとめる必要があるでしょう。

 

こういったデータを管理する場合も3現主義は必要になってきます。仮に管理会計の数値をまとめるのが経理だとしましょう。経理も現場に出かけて行って数値を入手することも必要になるのです。現場で現物を見ながら現実的な対応をしていく必要がありますので、数字を管理する部署はその数字の根拠を自分の目で確認することが求められるのです。

 

物流現場では在庫管理を行っていますが、その在庫の現品数と帳簿数があっているかどうか、期末棚卸時に限らず確認することが必要です。悪い言い方をすると「物流現場に騙されない」ようにすることです。本当に3現主義に基づいて仕事をする経理マンのことを現場サイドはとても警戒します。

 

労務管理を行っている人事部門の担当者も同様です。労働時間管理を現場サイドがきっちりとやっているかどうかを3現主義で確認するのです。昔から言われているサービス残業。これは絶対にやってはならないことですが、実際にはまだある可能性があります。

 

人事担当者はこういった事実を現場に出かけて行って確認します。現場に行けば現場サイドが言っていることが本当かどうかがわかります。間接部門のスタッフが陥りがちなことですが、現場が言っていることを鵜呑みにしてしまうことがあります。それがまったく誤りが無ければ良いのですが現場が間違えるということもあります。

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いかがでしょうか。物流現場は当然としてすべて仕事をする人が努めて実施すべきことが3現主義に基づく活動です。ぜひこのことを忘れずに仕事に取り組んでいきましょう。

 

 

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この記事の著者

仙石 惠一

物流改革請負人の仙石惠一です。日本屈指の自動車サプライチェーン構築に長年に亘って携わって参りました。サプライチェーン効率化、物流管理技術導入、生産・物流人材育成ならばお任せ下さい!

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