新規事業の生み出し方、シリコンバレー流で新規事業に勝つ

投稿日

新規事業の生み出し方、シリコンバレー流で新規事業に勝つ

 

【目次】

    1. シリコンバレー流で新規事業に勝つ

    「スタンフォード流の***」や「シリコンバレー流**」といった書籍を見かけます。シリコンバレーって本当に凄いのかと思いますよね。

     

    私は、以前MEMSデバイス/技術の移管のためにシリコンバレーの企業に勤めたことがあります。その経験から感じたのは、日本式の研究開発や技術開発が劣っているわけではないということです。むしろ、優れていると感じました。しかし、圧倒的に劣っていると感じたこともありました。それは、目的に向かって進む決断力や新しいことに挑戦する気持ちです。これは日本人のメンタリティの問題かもしれませんが、圧倒的に劣っていると感じました。

     

    新規事業や研究開発の成果は以下のような関係があると考えています。

    (技術力)×(挑戦する気持ち)×(早い判断)→(成果)

     

    個人的な印象ですが、日本の企業は挑戦する気持ちが少なく、挑戦する前からリスクを評価してネガティブな要素を強調し(市場が小さい、他者が既にやっている、昔に失敗した経験など)、進めない傾向があります。また、その判断や決断も遅いように感じます。

     

    新しいことにはもちろんリスクが伴いますが、悩んでいる間にできるだけ簡単に試してみるべきだと思います。これがシリコンバレーの優れている点だと感じました。

     

    新規事業の生み出し方、シリコンバレー流で新規事業に勝つ

     

    2. 新規事業の生み出し方について

    新規事業の生み出し方は、自社の強みを徹底的に分析することから始まります。自社の強みとは、他社にはない独自の技術、専門知識、資源、ネットワーク、ブランド価値などの要素です。自社の強みを把握することで、他社が追随できない競争優位性を見出すことができます。

     

    次に、時流に乗るテーマ(上りのエスカレーター)を見つける必要があります。時流とは、現代社会で注目されているトレンドや市場のニーズのことを指します。これには、環境問題、テクノロジーの進化、社会的な変化、ライフスタイルの変化などが含まれます。時流に乗ることで、需要の高い市場に参入し、競争力を持った事業を展開することができます。

     

    時流に乗るテーマを見つけるには業界のロードマップや経済産業省の資料を見ると良いでしょう。

     

    そして、自社の強みと時流のテーマを組み合わせることです。自社の強みを活かしながら、時流のテーマに関連する付加価値を提供する新しいビジネスモデルや製品、サービスを考案します。これにより、自社の競争力を高めながら、市場で需要のあるソリューションを提供することができます。

     

    具体的な例を挙げると、富士フイルムの場合ですと銀塩写真の技術(微粒子、分散、コラーゲン)などの強み技術を化粧品...

    新規事業の生み出し方、シリコンバレー流で新規事業に勝つ

     

    【目次】

      1. シリコンバレー流で新規事業に勝つ

      「スタンフォード流の***」や「シリコンバレー流**」といった書籍を見かけます。シリコンバレーって本当に凄いのかと思いますよね。

       

      私は、以前MEMSデバイス/技術の移管のためにシリコンバレーの企業に勤めたことがあります。その経験から感じたのは、日本式の研究開発や技術開発が劣っているわけではないということです。むしろ、優れていると感じました。しかし、圧倒的に劣っていると感じたこともありました。それは、目的に向かって進む決断力や新しいことに挑戦する気持ちです。これは日本人のメンタリティの問題かもしれませんが、圧倒的に劣っていると感じました。

       

      新規事業や研究開発の成果は以下のような関係があると考えています。

      (技術力)×(挑戦する気持ち)×(早い判断)→(成果)

       

      個人的な印象ですが、日本の企業は挑戦する気持ちが少なく、挑戦する前からリスクを評価してネガティブな要素を強調し(市場が小さい、他者が既にやっている、昔に失敗した経験など)、進めない傾向があります。また、その判断や決断も遅いように感じます。

       

      新しいことにはもちろんリスクが伴いますが、悩んでいる間にできるだけ簡単に試してみるべきだと思います。これがシリコンバレーの優れている点だと感じました。

       

      新規事業の生み出し方、シリコンバレー流で新規事業に勝つ

       

      2. 新規事業の生み出し方について

      新規事業の生み出し方は、自社の強みを徹底的に分析することから始まります。自社の強みとは、他社にはない独自の技術、専門知識、資源、ネットワーク、ブランド価値などの要素です。自社の強みを把握することで、他社が追随できない競争優位性を見出すことができます。

       

      次に、時流に乗るテーマ(上りのエスカレーター)を見つける必要があります。時流とは、現代社会で注目されているトレンドや市場のニーズのことを指します。これには、環境問題、テクノロジーの進化、社会的な変化、ライフスタイルの変化などが含まれます。時流に乗ることで、需要の高い市場に参入し、競争力を持った事業を展開することができます。

       

      時流に乗るテーマを見つけるには業界のロードマップや経済産業省の資料を見ると良いでしょう。

       

      そして、自社の強みと時流のテーマを組み合わせることです。自社の強みを活かしながら、時流のテーマに関連する付加価値を提供する新しいビジネスモデルや製品、サービスを考案します。これにより、自社の競争力を高めながら、市場で需要のあるソリューションを提供することができます。

       

      具体的な例を挙げると、富士フイルムの場合ですと銀塩写真の技術(微粒子、分散、コラーゲン)などの強み技術を化粧品に適用させています。これにより強い技術(他者に勝つ可能性がある)と時流に乗る(売れる可能性がある、市場が伸びる)の両方を兼ね備えた良いテーマになります。

       

      以上のように、強みの分析、時流に乗るテーマの2つを徹底的に行うことで、新規事業の方向性が見えてきます。

       

       

      【ものづくり セミナーサーチ】 セミナー紹介:国内最大級のセミナー掲載数 〈ものづくりセミナーサーチ〉 はこちら!

       

         続きを読むには・・・


      この記事の著者

      藤井 隆満

      基礎研究から商品化まで一直線の開発。 目指す市場と技術のマッチング、知財戦略、バリューチェーンをどうするかということを論理的に考え、開発を加速させましょう。

      基礎研究から商品化まで一直線の開発。 目指す市場と技術のマッチング、知財戦略、バリューチェーンをどうするかということを論理的に考え、開発を加速させましょう。


      「事業戦略」の他のキーワード解説記事

      もっと見る
      理念経営基本体系の設計(2) 【快年童子の豆鉄砲】(その12)

        1.はじめに 今弾から、「企業の永続性」をトップ事象として、(逐次二項目展開型)系統図法で展開することにより、経営理念と企業の末端活...

        1.はじめに 今弾から、「企業の永続性」をトップ事象として、(逐次二項目展開型)系統図法で展開することにより、経営理念と企業の末端活...


      経営システムの活性化を阻む事例  中小メーカ向け経営改革の考察(その3)

       前回のその2に続いて解説します。経営システムの活性化を図るには、既に記述したように活性化を阻害している主要な要因を明らかにし、それらが繰り返し発生しない...

       前回のその2に続いて解説します。経営システムの活性化を図るには、既に記述したように活性化を阻害している主要な要因を明らかにし、それらが繰り返し発生しない...


      普通の組織をイノベーティブにする処方箋 (その9)

           今回はイノベーションのパターンの内、「3. 未知の市場ニーズと既存の技術的解決策」について、解説します。 ◆関連解説『事業戦...

           今回はイノベーションのパターンの内、「3. 未知の市場ニーズと既存の技術的解決策」について、解説します。 ◆関連解説『事業戦...


      「事業戦略」の活用事例

      もっと見る
      T社の事例 ポストコロナSDGs基盤固め<地>からのアプローチ(その1)

        ポストコロナとSDGs 前稿でも述べましたが、ヨーロッパでは新型コロナが再拡大中です。日本では小康状態にありますがこの度の危機を &...

        ポストコロナとSDGs 前稿でも述べましたが、ヨーロッパでは新型コロナが再拡大中です。日本では小康状態にありますがこの度の危機を &...


      精密部品、加工企業の経営課題とは

              今回は、国内の精密加工業に焦点を絞って、加工業の置かれた現状、海外とのコスト競争、受注と価格...

              今回は、国内の精密加工業に焦点を絞って、加工業の置かれた現状、海外とのコスト競争、受注と価格...


      ‐経営計画立案の手順 製品・技術開発力強化策の事例(その37)

      この項、経営計画立案の手順、第1回からの続きです。    (8)部門が複数存在する場合    企業内に部門が複数あるときには、次のような手順を踏み...

      この項、経営計画立案の手順、第1回からの続きです。    (8)部門が複数存在する場合    企業内に部門が複数あるときには、次のような手順を踏み...