技術者に必要な3つの力(その1)技術力・伝える力・書く力

 
 
 
【目次】

    1.「技術者に必要な3つの力」とは

    技術者に必要な3つの力とは、“技術力”、“伝える力”、“書く力”のことです。技術力とは、自分の専門分野の技術力のことです。「伝える力と書く力」とは、技術文書注)の内容を読み手に明確に伝える力のことです。

    注):技術文書とは、日常業務の中で書くすべての文書のことです。例えば、報告書、会議や打ち合わせで使う資料、提案書、企画書、日常のメールなどです。

    ◆関連解説記事:管理力より技術力を磨け

     

    2.「技術力」について

    “技術者”という職業を考えれば技術力が3つの力の中で最も重要な力です。自分の技術力の対価として仕事の依頼人(=クライアント)から仕事の報酬を受け取っているからです。技術者は、その報酬に見合った技術力を持つ必要があります。

    ◆関連解説記事:技術力の根源とは何か

     

    3.「伝える力と書く力」について

    「伝える力と書く力」とは、「内容が明確に伝わる技術文書」を書く力のことです。「伝える力と書く力」も技術者にとって重要な力です。

     

    例えば、自分の技術力を使ってやり終えた業務の報告書(技術文書)を書くことを考えます。クライアントがこの業務報告書を読んだとき「なぜ、このような結論に至ったのだろうか。結論に至るまでの経緯がわかりにくい」や「ここの文章がわかりにくい」などのような評価をしたら業務が完了したことにはなりません。

     

    高い技術力を持っていても、...

    依頼内容の成果(仕事の成果)をクライアントに明確に伝えることができなければその高い技術力に見合った仕事ができなかったということです。クライアントは依頼内容の成果(仕事の成果)が明確に確認できないからです。

     

    業務の実施中にもクライアントと業務に関するやり取りがあります。例えば、メールを使って内容を確認したり打ち合わせ資料を使った会議を開いたりすることなどです。メールも打ち合わせ資料も技術文書です。これらの技術文書の内容が明確に伝わらないと仕事を円滑に進めることができません。内容が明確に伝わらないまま業務を進めたため仕事の手戻りが発生するかもしれません。

     

    次回に続きます。

    【関連文献紹介】森谷仁著、「マンガでわかる技術文書の書き方」、オーム社、令和4年3月25日

    ◆関連解説記事:「本質を理解すること」がわかりやすく伝えることの基本

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