QFD(品質機能展開)の考察 【連載記事紹介】

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◆ QFD(品質機能展開)とは

1960年代後半頃から日本で生まれた品質管理の手法として、初めにタグチメソッド、次に品質機能展開(QFD)その後狩野紀昭氏の魅力品質と当り前品質が、外国を含めて紹介されました。

 

品質機能展開(QFD:Quality Function Deployment)は「顧客ニーズの把握から始まり、品質表により設計品質を定め、これを確保するQA(品質保証)上の重点を、サブシステム・部品さらに工程の要素に至るまで、品質のネツトワークを通して、製品立ち上げ以前に生産段階まで展開するための手法である」と定義されています。

 

品質表(QFD)では、まず顧客要求を徹底して洗い出して顧客表現のままに整理し、別途整理した品質特性との関連性をマトリクスで明確にする事で、要求品質重要度を品質要素重要度に転換して、要求に対応した機能、性能を設計します。企画やテーマ設定の担当者は、分かっていながら目前の事実や自分の思い込みに引っ張られたコンセプトを設定しがちです。

 

そこで、このように作成した「品質表」を、必要に応じて「部品展開」「技術展開」「コスト展開」「FMEA」からQC工程表等に展開する方法が品質機能展開です。 製品仕様が顧客の声から設定される事と、その過程が明確に残る点で、極めて優れた製品仕様設定法です。

 

QFD(品質機能展開)の考察、ものづくりドットコム登録専門家の國枝 麿氏が詳しく解説しています。

 

【QFD(品質機能展開)の考察 連載記事】

 

  ◆関連解説記事:QFDの進め方

 

【連載 執筆者紹介】

國枝 麿さん

 

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