
【多変量解析概要 連載目次】
◆多変量解析とその種類
1.多変量解析とは
多変量データ(複数の変量)を解析する、つまり多変量解析ということになります。何を解析するのかといえば、ずばり、相関性です。関連性といってもよいです。この解析(分析といってもよいのですが、多変量分析とはあまりいいません)をすることで、複数間の関係(相関)を知ることができるということになります。
逆に、この手法の対極にあるものが1変量データの解析です。ヒストグラムはその典型的な分析手法です。また、単回帰分析は変量が2個(目的変数と説明変数が1個ずつ)ですが、これも多変量解析には通常入れません。
しかし、この1変量や2変量の解析は、多変量解析を進める前、あるいは多変量解析が終了したのちにも重要な手法です。例えば異常値はないか、ふた山分布になっていないかなどを先にヒストグラムで確認しておかないと、多変量の相関性を求めて意味があるのかどうかという、根本的な問題になってきます。
話を戻して、相関性を見るというのが大きな多変量解析の特徴で、単一の変量同士では分からなかったことが複数の変量から説明されるというのは大きな利点があります。
前回解説しました表1のようなデータによって、例えばエビの集まる時間(これは短いほうが調子良いことを指します)と最も関係のある項目(変量...





