工場レイアウトの原理原則とは

 

工場診断時によく見られることですが、設備や組立て作業のレイアウトを、長年変えずに生産している工場があります。製造業を取り巻く環境はめまぐるしく変わり、これに伴い顧客ニーズも変化し多様化してゆく中で、工場レイアウトが変化しないのはムダの温床を放置しているようなものです。今のレイアウトは最適か、市場のニーズに合致しているか、常に見直す必要があります。市場環境や製品の変化を敏感にとらえ、これに対応していくには工場レイアウトの原理原則を知るべきです。

 工場レイアウト原則とは次のようなものです。

 

1.流れの原則――人や機械の配置が作業工程の順に並んでおり、よどみなく流れるように配置すること。これを検討するときは、作業の流れは何かを理解していなければなりません。すなわち「流れ」として作業を考える基礎が必要となります。

 

2.スペース効率の原則――間延びしたレイアウトはスペースのムダだけではなく、製品や作業者の不要な移動を生みますが、これらのムダは当たり前の仕事として定着していることが通常です。この場合、できるだけ密度の高い配置をして、スペースの有効活用を計ること、人と人の間、機械と機械の間を短縮して、ぎっしりと詰まった生産レイアウトをつくりだすことです。

 

3.弾力性の原則――製品や生産量の変化に容易に対応できる配置が必要となります。戦艦ヤマトは図体のみ大きく、空中戦が主力となった世界の流れから取り残された巨艦でした。同じく図体の大きい恐竜が、地球の大きな季候変動に対応できず滅びました。すなわち変化対応力、身軽さ・機動力こそ生き残りの鍵と言えます。

 

4.管理容易の原則――機械は継続的に段取り変更やメンテナンスをする必要があります。又、人がかかわる作業は安全でなければいけません。これらへの配慮を怠ると、労働災害事故の原因となるばかりでなく、不良発生にもつながります。

5s11

 

 

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この記事の著者

秋山 高広

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