磁性材料入門 〜基礎から軟磁性/硬磁性材料の特徴、最近の開発動向まで〜

磁区とヒステリシスの関係など磁性の基礎から、
軟磁性(磁心)材料、硬磁性(永久磁石)材料の
種類・特徴および応用、最新開発動向まで!


★ 磁性に関する包括的知識を得る事で、磁性材料の開発や適切な磁性材料選定のヒントに!


講師


秋田県立大学 システム科学技術学部 機械工学科 教授 尾藤 輝夫 先生

■ ご略歴:
1994年3月 室蘭工業大学 大学院工学研究科 博士後期課程 物質工学専攻 修了
1994年4月 アルプス電気株式会社 中央研究所(長岡)入社
1999年4月 秋田県立大学 システム科学技術学部 機械知能システム学科 助手
2005年12月 秋田県立大学 システム科学技術学部 機械知能システム学科 助教授
2011年4月 秋田県立大学 システム科学技術学部 機械知能システム学科 教授

■ ご専門および得意な分野・研究:
磁性材料 (特にアモルファス合金やナノ結晶合金などの非平衡軟磁性材料)、
磁性物理、極低温物理

■ 本テーマ関連学協会でのご活動:
日本金属学会、日本磁気学会、日本物理学会、日本材料学会、粉体粉末冶金協会


受講料


1名41,040円(税込(消費税8%)、資料付)
*1社2名以上同時申込の場合 、1名につき30,240円
*学校法人割引 ;学生、教員のご参加は受講料50%割引。


セミナー開催にあたって


■ はじめに:
 磁性材料は、モーターや変圧器、電源などに用いられる各種インダクタ、センサー、磁気記録装置などの様々な用途で用いられています。磁性材料には軟磁性材料(磁心材料)と硬磁性材料(永久磁石)があり、その性質は全く異なります。また、軟磁性材料にも硬磁性材料にも特性が異なる材料が数多く市販されており、その中から用途に応じて最適な材料を選定する必要があります。
 本セミナーでは、最初に磁性と磁性材料の基礎について、特に磁性材料の性質を理解するうえで欠かせない磁区とヒステリシスの関係について説明いたします。次いで、各種の軟磁性材料と硬磁性材料の特徴とその応用について説明いたします。これらの知識は、磁性材料選定の手助けになります。

■ ご講演中のキーワード:
 軟磁性、硬磁性、透磁率、保磁力、磁束密度、エネルギー積

■ 受講対象者:
・磁性材料を用いた製品、または磁性材料の研究開発に従事する予定の方
・磁性材料全般についての基礎知識を取得したい方

■ 必要な予備知識:
 高校卒業レベルの物理・化学の知識

■ 本セミナーで習得できること(一例):
・磁性と磁性材料の基礎知識
・種々の軟磁性材料と硬磁性材料の特徴
これらにより、用途に合わせた磁性材料選定に必要な基礎知識が得られます。


セミナー内容


1.磁性に関する物理量

2.磁性の種類

 1)反磁性と常磁性
 2)強磁性
 3)反強磁性とフェリ磁性
 4)温度の影響

3.強磁性体の磁区とヒステリシス
 1)反磁場と静磁エネルギー
 2)磁気異方性
 3)磁気ひずみ
 4)磁区の分割
 5)磁壁の移動とヒステリシス
 6)微粒子の磁区構造とヒステリシス

4.軟磁性材料とその応用
 1)軟磁性材料の特徴
 2)ケイ素鋼(Fe-Si)
 3)パーマロイ(Ni-Fe)
 4)センダスト(Fe-Al-Si)
 5)ソフトフェライト
 6)アモルファス合金
 7)ナノ結晶合金

5.硬磁性材料とその応用
 1)硬磁性材料の特徴
 2)エネルギー積
 3)アルニコ(Fe-Al-Ni-Co)磁石, Fe-Cr-Co磁石
 4)ハードフェライト
 5)Sm-Co磁石
 6)ネオジム磁石

6.最近の磁性材料の開発動向

 1)軟磁性材料
  a)アモルファス合金のモーターへの応用:技術の進歩と発想の転換
  b)アモルファス合金粉末のインダクタへの応用:温故知新!?
 2)硬磁性材料
  a)ナノコンポジット磁石:王者への挑戦と挫折
  b)モーター用ネオジム磁石:進化する王者vs新たな挑戦者

7.まとめ
 
 <質疑応答・個別質問・講師との名刺交換>

■ ご講演中のキーワード:

 軟磁性、硬磁性、透磁率、保磁力、磁束密度、エネルギー積