FFT(高速フーリエ変換器)による振動・騒音の解析技術と問題解決のためのFFTの適用のしかたについての技術ノウハウ(入門~実務へ)

・FFTの使いこなしのために多くの実例についても解説!
・実務エンジニアにとって大切なことが技術専門書に記されていないので、ここにも力を入れて解説!

 この分野のセミナーの技術講師をすでに20年以上担当させて頂いておりますが、このセミナーの冒頭で受講者に「FFT (高速フーリエ変換器) を技術的に正しく使いこなしていますか?」と質問しますと、ほとんどの受講者が自信が無いと答えます。


 実はFFTは大変取り扱いが難しい測定器で、技術的に正しく使いこなさないと間違った解析結果を出してしまいます。解析結果が間違っていては、到底振動・騒音対策までたどり着けません。


 FFTを技術的に正しく使いこなすには、理論だけでなく実践的な観点からのディジタル信号処理と呼ばれる技術を習得しなくてはなりません。


 例えば、実時間のオクターブ分析器やFFTなどの周波数分析機器などを使いこなすには、フィルタ技術などについてのディジタル信号処理技術についての知識が必要不可欠です。固有振動数などを技術的に正しく測定すためにもこの技術が必要になります。この他にもいろいろなところで、この技術が必要になります。


 ディジタル信号処理技術は大変難解です。この分野はどちらかというと特殊な分野になりますので、大学や大学院の授業ででこの分野を勉強された方は少ないのではないかと思います。また、機械やプラントなどの制御技術分野でもPID(比例・積分・微分)制御などの分野では、時間領域(時間を変数とする領域)ではなく周波数領域(周波数を変数とする領域)で入出力関係を表します。伝達関数や周波数応答関数はその良い例です。


 このあたりの技術を理解するためにも、学問のためのディジタル信号処理技術でなく、実務エンジニアのための実践的なディジタル信号処理技術が必要不可欠になります。


 本セミナーでは、上記技術を実務エンジニアリングの立場から実務エンジニアのために大変わかりやすく解説致します。


<受講対象者>


  ・周波数分析、固有振動数、回転次数比分析およびトラッキング分析などの測定・分析技術を根底から理解されたいかた ・FFT(高速フーリエ変換器)を技術的に正しく使いこなしているという自信が無いかた ・FFTを独学しようとして技術専門書を読んだが理解できなかったという方 ・FFTで測定したデータを技術的に正しく読みこなせるようになりたいというかた ・FFTの基礎理論になっているディジタル信号処理技術も実務に必要になるところは習得したいというかた ・FFTをいろいろな実務に即して臨機応変に使いこなせるようになりたいかた ・部下の管理監督上、FFTについての実務上のポイントを理解しておきたいかた


<予備知識>


特に予備知識は必要ありません。ただし、工業高校卒以上の方で、技術に関わる仕事をされておられる方。


<習得知識>


1)周波数分析、固有振動数、回転次数比分析およびトラッキング分析などの技術を根底から理解できるようになります。


2)FFTを技術的に正しく使いこなすことができるようになります。


3)FFTで測定したデータを技術的に正しく読みこなせるようになります。


4)FFTをいろいろな実務に即して臨機応変に使いこなせるようになりたいかた


5)FFTについての実務上のポイントを短時間で要領よく理解することができます。 


【講師】


(社)日本騒音制御工学会認定技士 (社)日本音響学会技術開発賞受賞 有限会社アイトップ  技術コンサルタント 通訳・翻訳 工学博士  小林英男 氏


【講師紹介】


 東京電機大学工学部卒業後、リオン㈱に入社し、騒音・振動の測定・分析・対策、および海外事業部でセールスエンジニアとして従事。学生時代にカリフォルニア大学バークレイ校に語学研修、および毎日新聞社後援英語弁論大会で3位入賞。企業からの派遣で東京農工大学大学院工学研究科にて5年間特別研究員(産学協同研究、文部省認定)。
  ㈱アマダに勤務し、工場で組立・製造・検査、海外事業部で技術サービスおよび技術コンサルタント、システム事業部で板金加工自動化ライン(FMS)の開発・設計、技術研究所でアマダ製品の低騒音・低振動化および快適音化などの研究開発に携わり大ヒット商品を世に送り出した。上記のように、製造、サービス、設計、開発、研究の実務経験を積んだ。
  その後、技術コンサルタントとして独立して20年が経過した。リオン㈱、㈱小野測器、サイバネットシステム㈱等をはじめとして1部上場企業の研究、開発、設計部署を中心に、200社以上の企業に対し技術指導およびコンサルティングを実施。この間に先進国を中心に25ヶ国以上に出張し、エンジニアとして英語で仕事をするだけでなく、通訳・翻訳なども行う。
 技術セミナーの講師歴は25年間。日刊工業新聞社など主催の多くのセミナーの講師を行ってきている。


【プログラム】



1.アナログフィルタとは?

 
 1-1 理想的なフィルタ    
 1-2 現実のフィルタ    
 1-3 バンドパスフィルタ(BPF)    
 1-4 ローパスフィルタ(LPF)    
 1-5 ハイパスフィルタ(HPF)    
 1-6 (1/1)リアルタイムオクターブ分析とは?    
 1-7 1/3リアルタイムオクターブ分析とは?    
 1-8 1/24リアルタイムオクターブ分析とは?    
 1-9 オールパスとは?    
 1-10 オーバーオールとは?


2.ディジタルフィルタとは?
 
 2-1 ディジタルフィルタとは?    
 2-2 ディジタルフィルタに必要になるZ変換とは?    
 2-3 サンプリング定理とは?    
 2-4 折り返しひずみとは?    
 2-5 FIRフィルタとは?    
 2-6 IIRフィルタとは?


3.フーリエ級数とは?

 
 3-1 フーリエ級数における直流成分とは?交流成分とは?


4.フーリエ変換とは?
 
 4-1 フーリエ変換の公式がやっていることを言葉で説明すると?
 4-2 離散フーリエ変換(DFT)とは?
 4-3 高速フーリエ変換(FFT)とは?


5.FFTアナライザを技術的に正しく使いこなすためのノウハウとは?

 
 5-1 なぜ窓関数(ウィンドウ)を使用するのか?
 5-2 窓関数(ウィンドウ)の種類   
 5-3 騒音解析によく使用するウィンドウとは?   
 5-4 振動解析によく使用するウィンドウとは?
 5-5 ウィンドウの役割を整理
 5-6 アベレージング回数の決め方とは?


6.フーリエスペクトルとパワースペクトルの違いは?
 


7.パワースペクトル密度(PSD)とは?

 


8.オクターブ分析やFFT分析による振動・騒音の測定・分析のしかたと多くの実例解説による技術ノウハウ
 
 8-1 周波数分析により何がわかるのか?
 8-2 FFT分析とオクターブ分析、どちらを使用すればよいのか?
 8-3 実例で振動の周波数分析のしかたと解析のしかたを考えてみよう!
    実例1、実例2、実例3、実例4、実例5
 8-4 実例で騒音の周波数分析のしかたと解析のしかたを考えてみよう!
    実例1、実例2


9.最後に:FFTについての入門参考資料
 
 9-1 FFTを技術的に正しく使用しないとどういうことになるのか?
 9-2 FFTを技術的に正しく使いこなすために必要となる技術とは?
 9-3 ところでFFTとは?
 9-4 このあたりから始まる!


10.LabVIEW(パソコン上での計測器・分析器作成ソフト)の活用によるメリット

 

  -希望者にLabVIew評価版を無料進呈致します-

  10-1 LabVIEW とは?
  10-2 LabVIEWを使用するメリット

  ・トータルコスト削減、時間短縮、カスタム測定器も製作できるなど。
  ・LabVIEWを活用した効果の出し方、効率的な習得法についても講師の経験を基に解説致します。


11.質疑応答


<受講料>


 ¥48,600/人

1社から2名様以上同時お申し込みの場合は、割引させて頂き2名様目から¥43,200になります。(税・テキスト含む、昼食代は含みません)

・希望者に後日無料技術コンサルティング(技術指導)を実施いたします。
 場所は小田原駅周辺、セミナー受講者に対して最大3時間実施いたします。日時は相談の上決定。

<テキストについて>


 テキストは1枚のA4に2スライド印刷なので文字が適度な大きさなので見やすく、片面印刷なので裏面をメモに使用できます。レーザープリンターで印刷しますので、カラーが鮮明で水に濡れてもみじみませんし、印刷面にボールペンやシャープペンシルで容易に追記できます。

 テキストは敢えて製本せずにA4のフラットファイルのとじていますので、取り外しが何回でも容易にできます。