粘着・剥離のメカニズム解明、粘着挙動の観察と粘着剤の設計技術

~狙った粘着性能を発現させるために~
タッキファイヤの効果
力学特性、タック試験、糸曳き、AFMフォースカーブ
各種因子が粘着性に与える影響とその制御


粘着強さは、界面の濡れ性と粘着剤自身の凝集力の2つの因子で決まる
粘着性がなぜ発現するのか、制御できるのか
力学特性やモルフォロジーの材料特性からのアプローチによる粘着剤設計のポイント

セミナー講師

大阪工業大学 工学部 応用化学科 教授 学術博士 中村 吉伸 氏
略歴

1980年 神戸大学大学院工学研究科修士課程修了
1983年 神戸大学大学院自然科学研究科博士課程修了.学術博士
1980年より1997年まで 日東電工株式会社勤務
1997年 大阪工業大学助教授
2002年より現職
専門
高分子化学、高分子物性、高分子系複合材料
学会活動
高分子学会,日本接着学会,日本ゴム協会他
日本接着学会理事,学会誌編集委員長等を務めた
受賞
2006年 日本接着学会 学会賞
2005年 科学技術分野の文部科学大臣表彰 他

セミナー受講料

44,000円( S&T会員受講料41,800円 )
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※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
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※他の割引は併用できません。

セミナー趣旨

 粘着強さは、界面の濡れ性と粘着剤自身の凝集力の2つの因子で決まる。ピール強度やタックの測定だけでなく、剥離挙動や糸曳の観察を行い、粘着剤自身の動的粘弾性や力学特性、パルスNMRによる分子運動性、AFMによるフォースカーブから2つの因子の寄与を読み取り、設計に活かすことが重要である。ゴムにタッキファイヤを加えるとなぜ粘着性が発現するのか?等、演者らの上記の研究成果を多く紹介し、粘着剤設計のポイントを解説する。

習得できる知識

・粘着剤設計への粘着剤自身の動的粘弾性や力学特性、パルスNMRによる分子運動性、AFMによるフォースカーブ等の活用法
・タックの剥離挙動やピール試験の糸曳の観察手法と考察の基礎

セミナープログラム

1.粘着剤とは
2.タッキファイヤの効果
 2.1 なぜ粘着性が発現するのか
 2.2 タッキファイヤのモルフォロジー
 2.3 モルフォロジーの効果とパルスNMRによる評価法

3.力学特性からの粘着剤の設計
 3.1 ローリングタック試験
 3.2 ダルキスト基準
 3.3 速度依存性の発現メカニズム
 3.4 粘着剤とMooney-Rivlin式
 3.5 粘着特性と粘着剤の速度依存性

4.タック試験からの粘着剤の設計
 4.1 プローブタック試験
 4.2 プローブタック試験で濡れ性が評価できるか
 4.3 接触時間依存性から見えること
 4.4 温度依存性から見えること
 4.5 剥離挙動の観察法
 4.6 タック試験からの粘着剤の設計

5.糸曳きからの粘着剤の設計
 5.1 糸曳きの観察手法
 5.2 ピール試験時の糸曳きの観察手法
 5.3 糸曳きのモルフォロジーから見えること
 5.4 糸曳きからの粘着剤の設計

6.AFMフォースカーブからの粘着剤の設計
 6.1 フォースカーブから見えること
 6.2 フォースカーブの活用

7.まとめ

  □質疑応答□