電子機器, 回路基板における防錆, 防食, 防水防湿技術とその応用

結露や錆び,海水による塩害,絶縁不良,マイグレーション ・・・
電子機器の高精細化に伴う腐食や断線リスクへの対応

電気自動車 , 5G通信機器 ,ウェアラブルデバイス ・・・
新しい製品形態で「更に深刻化する」問題点とは?


講師


【第1部】
南保技術研究所 所長 工学博士 南保 幸男 氏
【第2部】 
布施真空(株) 代表取締役 三浦 高行 氏
【第3部】
(株)フロロテクノロジー 代表取締役 伊藤 隆彦 氏
【第4部】
(株)NTT東日本 ネットワーク事業推進本部 サービス運営部 技術協力センタ
材料技術担当 工学博士 竹内 淳 氏


受講料


1名につき55,000円(消費税抜,昼食・資料付)
〔1社2名以上同時申込の場合のみ1名につき50,000円〕


プログラム


【10:00〜12:30】 ※途中休憩を挟みます 
第1部 電子機器,回路基板における腐食,錆びトラブルの傾向と対策
講師 南保技術研究所 所長 工学博士 南保 幸男 氏 


【セミナープログラム】 
1.電子機器,基板材料で発生する腐食,錆,問題について
 1.1 プリント基板へのウィスカー発生
 1.2 電子機器,基板材料でのチャージアップ
 1.3 鋼材,塗装面への腐食,剥がれ,劣化

2.防食,防錆コーティングによる電子基板表面への腐食防止法について
 2.1 防食,防錆コーティング加工について
 2.2 維持したい機能性と試験目的のマッチング
 2.3 防錆効果の評価方法
 2.4 耐久性/耐候性試験の評価技術の確立
 2.5 実際の暴露試験と相関性

3.現場想定での加速・促進試験の実施
 3.1 色差計を用いた測色方法 
 3.2 気候,環境での再現性とズレの発生要因
 3.3 地域差事例
 3.4 保証体制

4.防食,防錆,絶縁塗膜での性能劣化と保証
 4.1 サンシャインウエザ・オ・メーターによる耐候性試験
 4.2 キセノンカーボンアークによる耐光性試験
 4.3 屋外暴露による耐光性試験
 4.4 凍結-過熱サイクル試験による耐久性試験 

5.防食,防錆,絶縁コーティングのまとめと今後の展開について
 5.1 疎水性ナノシリカ系コーティング剤による加工法の提案
 5.2 今後の機能性の劣化防止への対策と保証について

【質疑応答】



【13:10〜14:30】 
第2部 TOM工法を用いた防水・防塵・防錆処理
講師 布施真空(株) 代表取締役 三浦 高行 氏 


【講座の趣旨】
 
「真空・圧空成形法から派生した3次元表面処理のコア技術である「TOM工法」を理解願って,加飾のみならず今後発展してゆくであろう防水・防塵・防錆処理について述べる。併せて,自動車関連業界への今後の進展状況を付加する。 
 
【セミナープログラム】 
1.「TOM工法」の原理・プロセス
 1.1 プロセス
 1.2 特徴

2.「TOM工法」のアプリケーション
 2.1 加飾
  (1) さまざまな採用例
 2.2 被覆・防水・防塵・防錆
  (1) 他の工法との比較
  (2) 表皮材・接着剤の選択
  (3) ソリューション

3.今後の用途展開と可能性
 3.1「Neo-TOM」の進展
 3.2「Neo-TOMⅡ」の開発

【質疑応答】



【14:40〜16:00】 
第3部 フッ素系コーティング剤による回路基板,電子機器における
防湿,防錆,耐酸性技術とその応用 

講師 (株)フロロテクノロジー 代表取締役 伊藤 隆彦 氏 


【講座の趣旨】 
 フッ素系防湿コーティング剤は,従来のウレタンやアクリル系のコーティング剤に比べて4倍の防湿性を発揮し,電気特性も高い。さらにリチウム電池の電解液にも耐性を持つため,電池由来の発火防止対策にも多用されている。加えて引 火性がなく,低臭性,低毒性なため使用現場の設備が簡易なモノですむメリットがある。
 本講座ではこのフッ素系コーティング剤の基礎から応用までをわかりやすく解説する。 
 
【セミナープログラム】
1.撥水撥油・フッ素系コーティング剤の基礎知識
 1-1 表面張力の基礎と撥水撥油のメカニズム
 1-2 フッ素系コーティング剤の種類と特性
 1-3 フッ素系コーティング剤に用いられる溶剤
   
2. 実装基板・電子部品の防湿防水コーティング剤
 2-1 実装基板防湿コーティングの意義
 2-2 フッ素コーティングの優位性(他系統の樹脂と特性比較)
 2-3 耐酸性
 2-4 プリント配線板への超撥水の応用

【質疑応答】



【16:10〜17:00】 
第4部 回路基板,電子機器における腐食事例と腐食対策について 
講師 (株)NTT東日本 ネットワーク事業推進本部 サービス運営部 技術協力センタ
材料技術担当 工学博士 竹内 淳 氏


【講座の趣旨】
 NTTの通信設備は全国津々浦々で稼働しており、特に硫黄泉が湧き出る温泉地域などでは腐食性ガス(硫化水素)の影響を受けて回路基板が腐食し、故障が頻発する事例が報告されている。今回、腐食事例と対策方法について紹介する。

【セミナープログラム】
1.回路基板の腐食原因と腐食事例
 1.1 腐食性ガス(硫化水素)に伴う腐食の概略
 1.2 腐食事例の紹介
 1.3 環境調査結果の一例

2.腐食対策の検討
 2.1 プリント基板コーティングによる防食法
 2.2 装置全体を高気密性BOXへ収納する防食法

3.対策前後の検証について
 3.1 実暴露試験の概要
 3.2 試験結果

4.今後の展開

【質疑応答】


 

受講料

59,400円(税込)/人

※セミナーに申し込むにはものづくりドットコム会員登録が必要です

開催日時


10:00

受講料

59,400円(税込)/人

※本文中に提示された主催者の割引は申込後に適用されます

※銀行振込、会場での支払い

開催場所

東京都

MAP

【品川区】技術情報協会セミナールーム

【JR・地下鉄】五反田駅 【東急】大崎広小路駅

主催者

キーワード

電子デバイス・部品

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