★≪こちらは終了講座したとなりますが、アーカイブ(録画)講座を受け付けておりますので、アーカイブのお申し込みURLになります。お申込み後、視聴URLと配布した資料をお送りいたします。開催日は仮で12月31日となっていますが、随時視聴可能です。不正防止のため、視聴回数に限りがありますので、この点ご了承ください≫
★2025年9月29日WEBでオンライン開講。産業技術総合研究所 神徳氏が、【カーボンナノチューブの分散・加工技術と最新の研究開発動向】について解説する講座です。
■注目ポイント
★カーボンナノチューブを応用展開する鍵となる「分散液」に焦点を当て分散液の調製方法から薄膜や繊維、複合材などへの加工技術、最新の研究開発動向までを体系的に紹介!
セミナー趣旨
■本セミナーの主題および状況
★カーボンナノチューブ(CNT)は炭素原子のみで構成された筒状の物質で、鋼の20倍の強度、銅の10倍の熱伝導性、アルミの半分の密度、シリコンの10倍の電子移動度を持つと言われています。
★CNTは、その優れた機械的・電気的特性から、エレクトロニクスやエネルギー、複合材料など多岐にわたる分野で活用が期待されています。(講師より)
■注目ポイント
★CNTの基本特性とその利点を紹介!
★CNTを薄膜や繊維、複合材料などの部材へと加工する際に重要な中間状態である「分散液」に要求される特性やその調製方法と分散液から作製される様々な部材の製造方法や特性について解説!
★電子デバイスやエネルギー貯蔵デバイスなどの応用例を踏まえたAIや自動実験を活用した国内外の最新の研究開発動向を紹介!
【講演主旨】
カーボンナノチューブ(CNT)は、その優れた機械的・電気的特性から、エレクトロニクスやエネルギー、複合材料など多岐にわたる分野で活用が期待されています。本講演では、CNTの基本特性とその利点について簡単に説明した後、CNTを薄膜や繊維、複合材料などの部材へと加工する際に重要な中間状態である「分散液」に要求される特性やその調製方法と、分散液から作製される様々な部材の製造方法や特性について解説します。さらに、電子デバイスやエネルギー貯蔵デバイスなど具体的な応用例を取り上げ、AIや自動実験を活用した国内外の最新の研究開発動向にも触れます。本公演は、CNT分散液という重要な中間状態を通じ、CNTを利活用するための技術開発のヒントを提供することを目的としています。
習得できる知識
・カーボンナノチューブの基礎知識
・カーボンナノチューブ分散液の作製・評価に関する基礎・応用知識
・カーボンナノチューブの加工に関する基礎・応用知識
・カーボンナノチューブの研究開発に関する最新動向
セミナープログラム
【プログラム】
1.カーボンナノチューブ(CNT)
1-1 CNTとは
1-2 CNTの構造と種類
1-3 CNTの合成技術
1-4 CNTの応用事例
2.CNT加工技術
2-1 CNT加工技術の現状と課題
2-2 乾式プロセス
2-3 湿式プロセス
3.CNT分散液
3-1 分散液の基礎
3-2 分散剤の役割と種類
3-3 CNT分散液の作製法と特徴
3-4 CNT分散液の評価法
4.CNT薄膜
4-1 CNT薄膜の基礎
4-2 CNT薄膜の応用:透明導電膜
4-3 CNT薄膜の応用:電子デバイス
4-4 CNT薄膜の応用:その他
5.CNT研究の最新動向
5-1 CNTエネルギーデバイス
5-2 CNT繊維
5-3 様々なCNT膜
5-4 CNTとAI・自動実験
【質疑応答】
【キーワード】
カーボンナノチューブ, 分散液・スラリー,薄膜,加工技術,機械学習,自動実験,薄膜
【講演のポイント】
カーボンナノチューブを応用展開する鍵となる「分散液」に焦点を当て、分散液の調製方法から、薄膜や繊維、複合材などへの加工技術、最新の研究開発動向までを体系的に紹介します。
セミナー講師
産業技術総合研究所 ナノカーボン材料研究部門 神徳 啓邦 氏
セミナー受講料
【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
受講料
45,100円(税込)/人
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