★2026年5月29日WEBでオンライン開講。産業技術総合研究所 神徳氏が、【カーボンナノチューブの分散技術および機械学習・自動実験の活用における研究開発動向】について解説する講座です。
■注目ポイント
★CNTを「分散液」という中間状態から体系的に整理し、調製・評価の勘所に加えて、機械学習と自動実験で分散設計を高速化する最新事例までを体系的に紹介!
セミナー趣旨
■本セミナーの主題および状況
★カーボンナノチューブ(CNT)は炭素原子のみで構成された筒状の物質で、鋼の20倍の強度、銅の10倍の熱伝導性、アルミの半分の密度、シリコンの10倍の電子移動度を持つと言われています。
★カーボンナノチューブ(CNT)は優れた機械的・電気的特性を有し、エレクトロニクス、エネルギー、複合材料など幅広い分野での応用が期待されています。(講師より)
★本講演では、CNTの基本特性と利点を説明した上で、薄膜・繊維・複合材料などの部材化において重要な中間状態である「分散液」に焦点を当てます。(講師より)
■注目ポイント
★分散液の調製方法、求められる特性、評価手法を整理し、関連技術を解説!
★AI・機械学習やロボットを活用した実験自動化など近年の研究開発動向とCNT研究への適用事例を分散液を中心に紹介!
★CNT分散液を起点としてCNT利活用に向けた技術開発の着想をご提供!
【講演主旨】
カーボンナノチューブ(CNT)は優れた機械的・電気的特性を有し、エレクトロニクス、エネルギー、複合材料など幅広い分野での応用が期待されています。本講演では、CNTの基本特性と利点を説明した上で、薄膜・繊維・複合材料などの部材化において重要な中間状態である「分散液」に焦点を当てます。分散液の調製方法、求められる特性、評価手法を整理し、関連技術を解説します。さらに、AI・機械学習やロボットを活用した実験自動化など、近年の研究開発動向とCNT研究への適用事例を、分散液を中心に紹介します。本講演は、CNT分散液を起点として、CNT利活用に向けた技術開発の着想を提供することを目的とします。
習得できる知識
・カーボンナノチューブの基礎知識
・カーボンナノチューブ等の材料分野における機械学習活用の知識
・カーボンナノチューブ分散液の作製・評価に関する基礎・応用知識
・機械学習やロボット実験を活用したカーボンナノチューブの研究開発に関する最新動向
セミナープログラム
【プログラム】
1.カーボンナノチューブの基礎
1-1 CNTとは
1-2 構造・種類と代表物性
1-3 合成法とその特徴
1-4 応用事例
2.材料開発における機械学習の基礎
2-1 機械学習の基本概念(回帰・分類・特徴量など)
2-2 材料・プロセスデータの扱い
2-3 材料分野での活用事例紹介
3.CNT分散液(基礎から評価まで)
3-1 分散の基礎(凝集、相互作用、安定化メカニズム)
3-2 溶媒・分散剤の役割と設計指針
3-3 分散プロセス
3-4 評価法
4.CNT×機械学習・自動実験:分散液を中心とした研究開発事例
4-1 CNT分散液の予測・最適化
4-2 CNT分散以外の活用事例
4-3 自動実験・ロボティクス
【質疑応答】
【キーワード】
カーボンナノチューブ, 分散液・スラリー,機械学習,自動実験
【講演のポイント】
CNTを「分散液」という中間状態から体系的に整理し、調製・評価の勘所に加えて、機械学習と自動実験で分散設計を高速化する最新事例までを体系的に紹介します。
セミナー講師
産業技術総合研究所 ナノカーボン材料研究部門 神徳 啓邦 氏
セミナー受講料
【1名の場合】45,100円(税込、資料作成費用を含む)
2名以上は一人につき、16,500円が加算されます。
受講料
45,100円(税込)/人
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